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第七話

 「タクミ君の住所おしえて?」


 「ママが教えちゃダメだって」


 「タクミ君‥お家帰った方がいいよ‥送ってく‥」


 こんな怖いを思いをした‥小6の男の子はトラウマになってこれから生きていけるんだろーか、、私はお母さんと会うかもしれないと思い‥ヤンキーみたいな全身ジャージはやめて‥普通の格好に着替えた‥まーこれも、ギャルみたいな感じで見た目はよろしくない。肩は出てるはヘソが出てるわ‥だが、夏の私服なんてこれしかない‥ヘソピも外したほうがいいか?唇と舌ピも外すか、、、


 だが‥結局‥いつものマスカラ強めの派手派手メイクで外に出た‥タクミ君と手を繋いで歩いてるが‥はたから見たらどんなふうに映ってんだろ?


弟?それとも‥子供?子供ならまだしっくりくる、こういうヤンキーママを見かけたことがある‥


 結局タクミ君は住所を教えてくれて、家を目指す‥実は近い所にあったみたいだ、今度から彼女を作らない方がいいかもしれない‥だってまた売りに出されたら今度こそ変なオバサンや千佳みたいなのに捕まって拷問みたいにされたら、本当に恐ろしいぞ、


 家に来た‥タクミ君の家は‥一軒家でオシャレな感じでウチのボロアパートと違う‥チャイムを鳴らす‥


 ピンポーン‥ピンポーン‥


 しばらくしてドアが開いた‥


 「どなたさま?」


 「ママぁー!!!」


 本当に子供みたいに‥目をキラキラさせていた‥そりゃー怖い思いを少ししたんだ、お母さんが恋しいだろ、これで良かったんだ、セックスはしないまんまでいい‥てか、日本の法律を変えたい‥こんなの間違ってる‥


 「どなたさま?何この子?」


 「え?」


 「ママ?」


 「何か用ですか?今!忙しくて‥」


 「あの‥タクミ君をお返しに来ました‥すみませんでした‥購入してしまい‥」


 これまで私はどんな事をしても、人に頭なんか下げてきて来なかった‥夜間外出で補導されたときも、喧嘩で人を半殺しにしたときも、仲間と一緒に万引きして!捕まった時もいつだって相手が悪いと思ってたから‥世間が悪いと思ってた、でも今回は、ちゃんと謝罪をしないと、人として、やっちゃいけない事をしたと思った。


 「何の事かサッパリわかりませんけど、」


 このお母さんはきっとルール通りに生きてるんだ‥一度、男を購入したら、返品はできない‥返品されたら自分達が罪にとわれる。購入された時点で、その人の人権はなくなり、市役所の手続きにより、抹消される、もう道具と同じ扱い‥


 ガチャャッ


 「お母さん!おやつまだ?お腹すいたぁ」


 「あら!優君‥ちょっと待っててねぇ」


 なんてことだ‥別の子供が後ろのドアから出てきた。タクミ君のかわりはもういるみたいだ、


 「それでは!失礼しますね、、」


 「てめえーー!それでも親かよ!!!自分の子供が可愛くねーーーのかよーー!!!」


 私の叫びは虚しく、響き‥お母さんはドアの中に消えていった。。。。


 「ママぁぁ‥ぁあ゛ぅうわーーーーん」


 そらあ泣きなくなるよ、、私はまた、タクミ君を抱っこして‥その場から‥去った‥

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