第六話
朝、私は脂っこい匂いで目を覚ました。隣の部屋で、ムシャムシャと仕事で、朝帰りしてきた。お母さんが、マックのビックマックを食べていた。どうやら、今の時間は、朝マックが終わった後の時間らしい、まだメイクを落としていてなくて、ケバケバと香水の嫌な臭いが鼻につく‥
お母さんと目が合うと、うんっと一言だけ、マックの持ち帰り用の茶色い紙袋を指差した‥私にも買ってきたらしい‥朝からクドイ‥お母さんとは、ほとんど、会話してない、お母さんの役目はもう、私に大金のお小遣いと、生活費だけ、を入れるだけになっていた。私が外で暴れようが喧嘩しよーが、男とセックスしよーが、関係ないみたいだ、今も家の中で子供が私のベッドで寝てようが、気にしてないみたいだ、
もしかしたら、知らない間に私に子供が出来たと思われてるかもしれない。それか、どこかの彼氏の連れ子を面倒みてるか‥
カチッ
お母さんが紙タバコに火をつけた‥
私も起きてから吸ってないから、お母さんのタバコを黙って拝借をする。
中1の頃から吸っている紙タバコはもう私の肺に馴染んでいて‥咳なんか起きない‥そろそろ歯のメンテナンスに歯医者に行かないと‥ほおっとくと、歯がヤニで黄色くなる‥タバコを吸いながら口内環境に気を配るのは、せめて女としてのマナーだ‥
「ゴホゴホ‥」
ぅっしまった‥タクミ君がいる事を、少し忘れてた‥肺に悪かったかもしれない。私は急いで窓を開けた‥何かお母さんも察したのか、タバコを消した。
お母さんがタクミ君を‥うん‥って指を刺した。股間部分にだ、、まさか、、
またか‥いや‥しかたない‥オムツを買おう
私はタクミ君を起こして、シーツを剥がして、洗濯機の中に入れた‥ついでに私のパジャマもオシッコがかかってた‥掛け布団は‥新しいの買うしかないか、
テーブルに戻ると‥タクミ君がお母さんとマックを食べてた‥ポテトフライをチビチビつまんでる。朝から不健康になるやん、、てか、変な光景‥あれ?お母さん‥ちょっと微笑んでる?
だが、無言で食べ終わると‥シャワーを浴びに風呂場に行った。