第二話
夜の繁華街は‥酔っ払いや‥家出してきた‥女の子達で賑わっていた、もちろんここも私達の縄張りだ、何か問題を起こそうもんなら、仲間の男の子達や女の子達が、粛清する。
そんな繁華街の片隅で男の子はチョコンと立っていた。服装は本当にどこにでもいるような男の子だった、マジで本当に誘拐とかにならないの?
「君が‥中古彼氏のタクミ君‥?」
「え?あ‥はい‥‥ぅ」
あきらかに怯えてる‥そらあ、そうだよな、こんな繁華街で待ち合わせして、来たのが、全身黒ジャージに身をつつんだ、黒マスクの金髪の派手なネェちゃんなら怖いよな‥
「私‥真由‥うちいこ?」
タクミ君の足が震えている‥ほんの数日前まで、平和に暮らしていた、はずなのに、こんな怖いお姉さんに連れられて、ウチに行くんだ、怖いよな‥しかもニュースでは、売りに出された男は死んだり‥痛い目にあったり、連日のように流れている。
「ずみません‥ごわいことはしないでください」
そういうと同時に‥オシッコを漏らしたのか‥股間から水が溢れてきていた。
「痛い事と怖い事はしない」
前途多難だ‥本当に私はこの子とやっていけるんだろーか、、、