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世界最強の元一般人 ――神に選ばれた落ちこぼれ、最強の“使い方”で王となり世界を動かす  作者: ITIRiN
第6章:王の顔と、もう一つの顔

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おまけ:誰にも言えない“秘密の後片付け”(リアーヌ)

リアは朝からメイドの仕事がある。

それに合わせて早めに起きた俺は、彼女の髪の毛をゆるふわ系三つ編みにしてやった後、二度寝したいのを我慢して一緒に洗面所へと向かうことにした。


何をしに?

そんなの昨日のミナと同じで、血で汚れたバスタオルを洗うために決まってんだろ。しかもその時間を確保するために、更に早く起きてるから眠いのなんの。


……なんて文句を言うほど馬鹿ではないので、手を繋ぎながら洗面所へ向かい、俺が用意してやった重曹と水入りのバケツの中に、リアがバスタオルを入れようとしている姿を眺めながら、ふと考える。


さて、これから約15分間、なにをしましょうか。

……考えるのも面倒だし、今日はこっちがやりたいことをやろう。


そんな結論に至った俺は、後ろからリアに優しく抱き着く。


「きゃっ♡ いきなりどうしたんですかご主人様」


「ん~、ちょっと甘えたくなっちゃった。……リアは嫌?」


「全然そんなことはないですよ。それに昨日は、私がご主人様にいっぱい甘えさせてもらったのですから。その逆がダメなわけないじゃないですか」


リアはミナと違って、ベッドの上だろうと何だろうと、俺が甘えてる時や同等の立場の時はあまり恥ずかしがらない。

だが自分が甘える立場になると、途端に恥ずかしがって――それがまた滅茶苦茶可愛くなる。


しかも恥ずかしがりながらも、ちゃんと甘えてくるから結構面白い。

もっとも、今は俺が甘えている状態なので、嬉しそうな顔はしているものの余裕があって、ちょっとつまらない。


……が、その分まったく別の感情で満たされるので、結局どっちもアリ‼


ちなみに昨日は、メイドの性かベッドに行く前からリアがリードしてこようとしたので、それを阻止する為に、まずは俺が膝枕して頭を撫でてやった。

すると中々反応が良かったので、その後も頭を撫でながら時間を掛けて、軽いものから順番に色んなキスをしたり、どんなことをしてほしいのかを本人に聞きながら、長めの愛○をしていたら――


セッ――する頃には、すっかり甘えん坊になっていた。


『ああっ♡ ご主人様、もっと……もっと気持ちいいところ―――』


という感じで、普段は主優先で行動している“メイドの鏡”みたいな子が、今の自分の気持ちを素直に言うだけでなく、してほしいことを素直に求める形で甘えてくる。


……まあ、ここまでいくと恥ずかしさがなくなって、ただの甘えん坊になるんだけど。

それはそれで可愛い。


……こうやって思い出してみると、この子、めちゃくちゃ可愛いだけじゃなくて――めちゃくちゃエロいな。


まあメイドって仕事は、自分の気持ちを押し殺さなきゃいけない時もあるだろうし、その反動もあるんだろうけど。

スローセッ――もどきでこれだけの反応が得られたってことは、ちゃんとやったらどうなるんだろ。


などと昨日のことを思い出しながら、リアに抱き着いたりキスしたりしていると――

いつの間にか、丁度いい時間になっていた。


もう少しこうしていたい気持ちを押し殺して離れると、こっちの気持ちに気付いたのか、リアは嬉しそうで名残惜しそうな顔をして、


「ご主人様が私のことをそんなに求めてくださっているのはとても嬉しいですし、私も貴方様と同じ気持ちですが……子供達をエメ先輩だけに任せるわけにはいきませんので。

それに、私ばかりに構っておられると、セリア様が拗ねてしまいますよ」


ハーレムって、マジでメリットの方が少なくないか?

だって今みたいに一人の女の子といい感じになっても、頭の片隅では他の子のことも考えなきゃいけないんだぜ。


全員、自分が好きな子とはいえ……。


……いや、もうこれに関しては慣れるしかないか。


「それくらい分かってる。ほら、行くぞ」


半分自分に言い聞かせるようにそう言いながら、再びリアの手を握って洗面所を出ると――

扉の前で、馬鹿が突っ立っていた。


「おいゴラッ‼ リアーヌだろ、俺の足元を氷で凍らせたのは‼ 早くこれをなんとかしろ!」


「さあ? 私は何のことか分かりませんが……もしかしたら、ここに入ろうとしたタイミングがよろしくなかったのかもしれませんね。

ということで、アベルのことは放っておいて行きましょうか」


なるほど。

昨日は朝練の帰りだったのに対して、今日は朝練に行く前に洗面所に寄ろうとしたら、入る前にリアに気付かれて足元を凍らされたってわけか。


イチャイチャすることで頭がいっぱいだったから、全然気付かなかったわ。


アベルには悪いけど、ミナとセリアならまだしも、他の人達には絶対に見られたくなかったし――正直、助かった。


……つか、こんな姿をリアルで見せられたらさぁ……ねえ?


「こっちをじっと見てなんだよ。……あっ、もしかして助けてくれんのか? 流石だぜ坊主!」


「……Are You Ready?」


「ああっ゛⁉ 一言目が意味分かんねえ言葉とかマジで使えねえなクソ上司‼

昨日と言い今日と言い何なんだよマジで! 俺になんか恨みでもあんのか⁉」


異世界の奴が、元ネタは勿論のこと、英語なんて知るわけもないか……。

ちょっと期待してたんだけどな~。


「なあ、今日の朝ご飯はなに?」


「そうですね。エメ先輩と相談しながら、これから考える予定ですが……今日は和食でしょうか」


「えっ⁉ あっ、おい、マジでこのまま行く感じなの?

待て待て待て! 謝るから、ねっ、謝るから取り敢えず止まってくれよ! おい‼」


その後、アベルを助けられるのは俺達以外にはティアしかいなかったようで――

あいつが朝練から帰ってくるまで、ずっとあそこに氷漬けの状態で突っ立っていたらしい。

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