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「静かなる乱れ」

ここは陽介のME研究所。かつて世界を救った技術の心臓部。

ガラス張りの巨大なパネルに、青白く光るME出力のリアルタイムデータが映し出されている。


技術員A「主任、1系統のエネルギー流、今朝から微かに揺れがあります。平均値から0.003%程度ですが…」


陽介「誤差の範囲だ。気にしなくていいよ。」


(パネルを眺めながら微笑む陽介。だが、その目は一瞬だけ細められる)


陽介「……けど、ログは保存しといて。再演算かけてみる」


技術員A「了解です」


陽介が振り返ると、美沙がランチボックスを持って現れる。


美沙「まーた目の下クマできてるじゃん。ちゃんと寝てんの?」


陽介「寝てるよ。3時間は。」


美沙「それは寝てないって言うの。ハイ、強制補給。」


陽介「…ありがとう。でも大丈夫、全部順調に動いてる」


美沙「…“順調”ってさ、本当にそう? 最近、空の色、変じゃない?」


陽介「気のせいだよ。季節の変わり目さ。大丈夫、未来はちゃんと…俺が創る」



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