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【深夜・未来都市「I」 路地裏】

リビングの笑い声が遠ざかるように、画面は静まり返った街の一角へと切り替わる。


蒸気を吹き上げるパイプ。

メタルの壁面に映るのは、ひとつの黒い影。


路地裏を静かに歩く男の姿。

目深にフードを被り、顔は見えない。

ただ、その歩調は確かな目的を持っていた。


遠くで未来都市のアナウンスが流れている。

「——明日も、清らかなエネルギーを。MEがあなたの未来を支えます——」


男は、壁に取り付けられたMEの配電パネルの前で立ち止まる。

何かを取り出し、パネルに接続。

その目が、かすかに光を反射していた。


黒崎「ここが始まりだった。いや、ここからすべてが“終わる”」


背中に刻まれた傷跡が、闇の中で疼いていた。

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