23/26
「桐生の兄」
桐生の兄(桐生 隼人)は、MEの研究初期メンバーだった。
しかしMEの危険性(エネルギーの暴走)を知りながら、
軍事利用しようと極秘でプロジェクトを進めていた。
陽介はそれに気づき、止めようとしたが間に合わず、
隼人自身が事故を引き起こして死亡した。
隼人の死は軍の圧力により「開発事故」として公式には隠蔽された。
本当のことを暴露すれば、陽介も巻き添えにされ、
MEそのものが闇に葬られる恐れがあった。
だから陽介は、すべての責任を自分がかぶり、
未来のために黙って背負い続けた。
「剛……。
お前の兄貴は……MEを武器に変えようとしてたんだ。
俺は……止められなかった。
……全部、俺の責任だ。」
「嘘だろ……そんな、そんなの、兄貴が……!!」
「信じなくていい。
俺は……お前に恨まれて当然だ。」
桐生は混乱の中、兄のこと、黒崎から聞いた未来のこと。
その2つの内容が絡まっていた。
脳のキャパシティーをはるかに超えていたのだ。
「何が何だか分からなくなる。。
俺はどうしたら、、、」




