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「壊れかけた絆」

夜、陽介の研究所の一角。

重苦しい空気が、部屋を支配していた。


剛が、陽介を睨みつけている。


「なあ、陽介。本当に……これが、お前の創りたかった未来か?」


陽介は目を伏せた。

答えられない。

自分自身にも、確信が持てないから。


「俺の兄貴も……お前のエネルギー開発の実験で死んだんだ。

それでも、未来のためだって、ずっと信じてた。お前なら、正しい世界を創ってくれるって……!」


剛の声は震えていた。

怒り、悲しみ、絶望——そのすべてが混じり合った声だった。


「けどな、陽介。目の前でこんな異常が起きてるのに、

まだ、自分の信じた未来にしがみつくつもりかよ!?」


陽介は拳を握りしめた。

それでも、言葉にならない。


「俺は……俺は、ただ……!」


そこへ、美沙が二人の間に割って入る。


「やめて!!」


涙をにじませながら、美沙は叫んだ。


「お願い……二人とも……」


しかし、亀裂はもう、簡単には塞げなかった。

静かな夜に、3人の心を切り裂くような沈黙だけが降りた。

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