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お友達

「え、えっと……私は桃瀬唯って言います…」

「唯ちゃん、ですね! 私は七色なぎさです!」

「な、なぎさちゃん……可愛い名前だね」

「えへへ、ありがとうございます!」

まるで本当の女子高校生みたいな会話…


「クラス、同じだといいですね!」

「そ、そうだね!」

彼女……唯は若干緊張しているようだった

無理もない。

この学校には全国学校から5人ずつしか選ばれないのだから

まぁ、それだけ名誉ってことだ

「唯ちゃんは、何が得意なんですか?」

気になったことをそのままぶつけてみる

「え、えっとね…私は文系が得意な方なんだ!」

「そうなんだ、凄いですね!」

得意な方と謙遜してはいるがかなり成績は高いだろう

「その……なぎさちゃんは何が得意なの?」

……ついに来た

その質問をされるだろうとこちらはとある策を用意してきたのだよ

「私はね、歴史が得意なんです!」

「そうなんだ…私歴史はそんなにだから尊敬するよぉ…」

…何故歴史という回答をしたのか

それは、歴史は暗記が多く暗記力の高い私に適しているからである

まぁ訓練の時に何事も平均以上はできるようにされましたけど


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「掲示板、見えないね…」

「それなら、スマホで確認できるらしいですよ?」

「えっ、そうなの?」

「そうですよ、公式ホームページにログインして…ほら」

スマホの画面を見せる

「ほんとだぁ! けどこれ、安全面は…?」

「顔認証があるので大丈夫かと」

「な、なるほど……凄いね、なぎさちゃん!」

「えへへ、ありがとうございます!」


「なぎさちゃんは何クラス?」

どこか緊張した面持ちで聞いてきた

「私は……えと…竜クラス、です」

「私も竜クラスだよ!!」

「良かった……というか変な名前ですね?」

「そうだね、他には…波クラス、桜クラス、芸クラス、雪クラスがあるみたい」

「なるほど…波は夏、桜は春、芸は秋、雪は冬でしょうか?」

「え、なんで秋が芸なの?」

「学芸会がある季節なので…」

「なるほど、文系の私より詳しいなんて流石だね!」

「いや、たまたま知ってただけですよ!」

「あはは、そっかぁ」

この子が天然で良かった…

ん? というか…

「というか、竜って…季節に当てはまりませんよね?」

「確かに…なんで竜なんだろ」

「まぁ取り敢えずクラスに向かいましょう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おはようございます〜、これからみんなの担任の教師になります、りんですぅ」

随分と緩そうな教師だな

「この学校は3年以内に他のクラスの生徒を半数以上を退学させられたら卒業となりまぁす

3年以内に無理だったら延長になりまーす」

……え?

「あ、あの…それじゃ他のクラスの子と仲良くできなくないですか?」

「まぁ、頑張ってぇ」

「ちょ……先生!」

先生は立ち去って行った

なんて教師だ…

まぁ1年、2年は取り敢えず様子見でいいか

だがもし私に退学の危機が迫った時の為にクラスの中心人物になっておいた方がいいだろう

その分リスクもあるが…

まぁいい

「あの、みんな! もう先生は教室から去ったようですし、自己紹介でもしませんか?」

さぁ、誰か賛成してくれるのか…

「いいね、やろう!」

ある男子から好感触を貰えた

……誰だ?

「僕は黄聖七波瑠きみな はる、バスケが得意だよ。 よろしくね」

「波瑠くん、ですね! よろしくお願いします!」

「ええと…私は七色なぎさです、歴史が得意です! よろしくお願いします!」

「……よろしくですの」

ですの…?

「……ワタクシは一条麻音ですわ〜! ピアノの全国大会優勝したことがありますの! まぁ? これぐらい突然ですけれど?」

…めんどくさい人だな

「すっ…凄いですね?! 麻音さん、よろしくお願いします!! 是非仲良くしてください!!」

ここは素直にこう言うのが正解だろう

「え、えっ?! まぁ? 仲良くしてあげてもいいですわよ?」

「ありがとうございます!!」

……次は

「えと、唯ちゃん、自己紹介を…」

知り合いに話を振ってみる

「う、うん! えっと…私は桃瀬唯です、文系です……! よろしくお願いします…」

「改めてよろしくお願いします、唯ちゃん」

「う、うん!」

「……もうお友達がいるんですのね」

「え? まぁ…いますけど……」

「ワ、ワタクシのことも忘れないようにしてくださるかしら?」

「わ、忘れてなんてないですよ?!」

「そ、そうですの……それならいいですわ」

変な人…

「えっと…他に自己紹介してくれる人いませんか?」

……静まり返ったか

「では、今日は一限しかないのでみなさんでどこか行きませんか?」

「ワ、ワタクシはいいですわよ?」

「あ、ありがとうございますっ!」

…他にはいないか

「じゃあ、僕も行こうかな」

「いいんですか? 波瑠くん」

「もちろん。 てか、名前覚えててくれたんだね、嬉しいな」

「まぁさっき教えてもらいましたから…」

「そっか」

「あの、唯ちゃん」

「えっ? 私?! ……何?」

「良かったら唯ちゃんも来ませんか?」

「い、いいの…?」

「はい、もちろんです!」

「よ、良かった…なぎさちゃん、もう他の友達つくってるみたいだったから私なんかが友達でいいのかなって…」

「そんな! 唯ちゃんもちゃんと友達ですよ」

「あ、ありがとう…!」

「他、誰か来ませんか?」

「はいはーい!」

……誰だ?

「えっと…名前は?」

「藍那花 凜々亜(あおなか りりあ)だよ!! 凜々亜って呼んでね!!」

「あ……凜々亜ちゃん…このクラスだったんだ…」

唯が呟いた

聞かれないと思っただろうが、私はそれを聞き、唯に質問をぶつけてみる

「……どうしたんです? 唯ちゃん…何かありましたか?」

聞かれたくないだろうから小声で聞く

「え、えっとね…凜々亜ちゃんは私の前の学校のクラスメイトで…かなり性格が…アレらしいの」

なるほど、性格が悪いと…

んー、どうしたものか

一応仲良くすべき?

いや、もしトラブルを犯した場合擦り付けりるか…

「凜々亜さんは何が得意なんですか?」

沈黙もあれなので話を振っておく

「あたし? あたしはねー理科得意だよ」

「そうなんですね! 苦手なので憧れます!!」

「そう褒めないでってぇ! てか凜々亜でいーよ! てか理科教えてあげよっか?」

「え? いいんですか? えっと……凜々亜ちゃん」

「うん、もちろーん!」

おかしいな…唯が言っていた感じではないぞ…?

「とりまカフェ行く? 波〜瑠くんっ」

凜々亜は波瑠の腕を取り、腕を組む形にした

なるほど、こういう感じのアレか…

私には不向きなタイプだな

ところで波瑠の顔が一瞬歪んだのは気のせいだろうか…

「そうですね、カフェがいいかと」

「が、学校が閉まっちゃう前に帰らないとだから…2時間も居れるね…!」

「えぇ…2時間しか居られないのー? つまんな〜い」

「あはは…まぁ仕方ないですよね」

さっきまで黙っていた麻音が口を開き

「よ、良かったらワタクシの部屋に入ってもいいですわよ?」

「確かに、寮の部屋ならいつでもいいらしいですからね」

「えー、けど男子が女子寮に長居してていーの?」

「た、確かに…」

「じゃあ僕は行かないことに…」

「いや、待って波瑠くん!」

「え?」

「あたしいいこと考えた!」

「えっと…何ですか?」

凜々亜からはろくな案が出なさそうだな

「ここの学校、温泉あるらしいじゃん? 部屋にも一応お風呂はついてるみたいだけど…」

「えぇ、そうホームページには書いてありましたね」

まさか…いや、まさかな

「もしかして混浴もあるんじゃない?!」

そのまさかだった…

「け、けど学校が混浴なんて作るとは…」

「分かんないじゃん! 少子化だし!」

「いやけどですね…」

「別にいーじゃん!! それとも…なぎさちゃんって自分に自信ない感じー?」

は?

「…うっざ」

誰にも聞こえないように呟いた

………良かった、聞こえてないようだ

「あはは…そりゃ自信なんてないですよ…」

「えー、謙遜しなくていーのにー、かわいーよ?」

「え?! あっ、ありがとうございます!!」

「よーし、決定! 早速準備して行こ!!」

凛々亜が足早に去っていった

一応波瑠に謝っておこう

「あの…すいません、波瑠くん……成り行きでこんなことに…嫌だったら来なくても全然良いですからね!!」

「ううん、大丈夫だよ」

「そ、そうですか…それならいいんですけど…」

「じゃあ、また後で」

「あ、はい!」

波瑠も去っていった

「麻音さん、みんなと仲良くなれるの、楽しみですね!」

「え…? えぇ…まぁ…そうですわね」

……沈黙が苦手とはいえこんなこと言うんじゃなかった…

「では、また後で、です!」

「えぇ…御機嫌よう」

竜クラス

七色 なぎさ(なないろ なぎさ)

主人公。

銀髪ツインテールが特徴

クラスの中心人物

天真爛漫だが、たまに狂気を感じる発言をする


竜クラス

黄聖七きみな 波瑠はる

なぎさに一目惚れ

顔がいい為モテる


竜クラス

桃瀬ももせ ゆい

なぎさの初めての友達

優しく天然

桃色の髪


竜クラス

一条いちじょう 麻音まね

お嬢様

ピアノ全国大会優勝

なぎさに強く当たってしまうがツンデレなだけ


竜クラス

藍那花 凜々あおなか りりあ

かなりのキラキラネームだが本人はあまり気にしていない

男子にばかり媚びを売る

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