7.下界は面白い
毎週月曜日に更新予定で進めていきます。どうぞ、ゆっくりご覧になっていってください。
〜前回のあらすじ〜
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神様界隈はチラ見すらさせてもらえない、気になるぜ….
もう一度地球へ行くのはまぁいいとしてね
いくら気分を切り替えたところで、当然疑問は生じるものだ。まず気になるのは脳。脳はどんな変化を遂げるのか気になってきた。神様に聞いてみる
「ちなみにさ、今の脳の力をキープできるとはいえ、赤ちゃんの脳みその成長ってすごいじゃん?それはオレ体感できないの?ずっと今の脳のまま?」
「いや、記憶や回転はそのまま付与して、それが0地点にする。だからその先はどんどん成長させられるようにする。だから単純にステータスが底上げされているようなもんだね」
それならいい、プラスになるだけだからだ。それに、子どもの成長は凄まじいからな。はっきり意識がある中で体験してみたかった。ある意味貴重な経験だからね、となると面白みも湧くもんだから、だんだん断る理由もなくなってきてしまった
「さて、そろそろ再誕の準備だ。よろしく頼むよ。」
「はいよ。やれるだけやってみるさ。そうだそうだ、もうちょっと下界を見させてよ。」
実に面白いもので、例えば下町なんかを見るとね、そりゃぁすごいわけ。ナンパだけが生きがいと思い込んでいる人とか、反対にナンパ待ちな人もいるしね。趣味の一つでももちゃいいのに。(この人意識飛んでない?!)と見える人もいるし、努力一辺倒になって肩に力はいりまくりな人もいる
なるほど、憑依されているというか、乗っ取られかけている人もいるな。たぶん除霊しても思考の癖を変えない限りまた憑依されるんだろうな、とかここから見てるとよくわかる。というか丸見え(笑)
改めて、いかに多くの人が「心地良さ」に焦点が向いていないかを知ることになった。それも無理はない。「お金・仕事・養育費・趣味・贅沢なんて無理!」なんてことが頭の中でグルグルしている人ばかりだからだ。そりゃぁ好きなことして楽しく生きている人を羨ましくなって避難もしたくなるわな
でもこの惑星はだんだん変わってきている。ひと昔前なら定年退職までしがみつくことが良かっただろうが、流石に現代にもなれば、そのことに違和感を覚えている人が増えてきているのが、ここからもわかる。とはいえ、まだその「芽が生まれかけている」人でほとんどだ。水を与え、日の光を浴びるといった、自分に合う行動をしなければ咲かないだろう
生前の自分の予想通りといえばそれまでだが、まるで呪われたかのように自分を追い込みすぎている人もけっこういて、いい気はしないのだ
時間はかかるだろうけど、今よりもっと居心地の良い世界にはなるだろうし、そうしたい
、ここで見るポイントを変えてっと
もう少し母親になる人の特徴を見て見ると、
穏やかで優しそうな人。三つ編みの髪型が似合う、卵焼きをふわふわに作るのが得意なようだ。子どもが心底欲しくて、たくさん愛したいと言う気持ちでいっぱい。若干教育ママになる未来もあるが、そこはこちらの振る舞い次第でなんとでもなるだろう
お父さんも優しそうなサラリーマンタイプ。奥様をとても大切にしていて、温かい穏やかな家庭を築きたいと願っている。子どもには大きなプレッシャーをかけまいと、できるだけ安心できるレールを敷いてあげたいようだ。まさか変わり者の子どもが生まれてくるなんて、これっぽっちも考えちゃいない
自分に甘んじない、謙遜しすぎるくらい謙虚な人だ。そこがちょっとネックだ。僕がやろうとしていることは、とても従来の安心レールじゃないからだ。ただまぁ、理路整然と説得すればなんとかなりそうだ。子どもの頃からはっきり意識があるなら、じっくり観察して上手くことを運べるようにすればいいだろう
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