突 然 の 転 移
これは妄想を形にしただけの駄作以下のものです
決して過度の期待はしないでください
あ、初投稿です
皆は異世界と聞いてどう思う?
異世界という考えははるか昔…とは言わないが、数々の物理学者がパラレルワールドや多次元世界と言う名前で膨大な数の説が提唱されてきた
が、そんな難しい話には興味を示さないだろう。
異世界、それ即ち"オタクの憧れ"である!
チート、俺TUEEEE、ハーレム、最強系主人公、etc…
まぁ、俗に言う「なろう系小説」の題材になる異世界である。
まぁ、なろう系は賛否両論あるので詳しく語るのは避けておこう
だが、総じて言えることは、それはフィクションだ。
あくまで非現実で、浪漫で、皆の夢であり、だがしかしフィクションだ
だがそれでもオタクは愛してやまない異世界
一度は考えたことだあるだろう?
「自分も異世界へ行きたい」、と
これは、何の因果か異世界へ行き、その先で様々な波乱を巻き起こす一人の青年の物語である―
「いや、始まらなくていいから。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そろそろ異世界について詳しく考えるのはやめておこう。…なんか迷走し始めたし
俺の名前は斎藤暁斗。どこにでもいる一般陰キャA、とある高校の2-Cに所属する学生だ。
まぁ俺のことはどうでもいいんだ、重要なことじゃない
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ! と言ってもまぁ、いつも通り寝たフリして休み時間をすごしていたら急にクラスの陽キャが騒ぎ出して次の瞬間には皆の想像するような豪華絢爛な王の城!みたいなところに居たんだが…
まぁクラスのみんないるみたいだし、俺らが目覚めたら神官?みたいな人が急いで何かを伝えに行ったっきり変化がないので冒頭にあったアホみたいなこと考えていたんだが…
因みに俺はさっきから一人ブツブツと呟いているが他の奴らはパニクってて気づいてないみたいだな。まぁクラスではほとんど喋んない奴に興味はないだろうな…
「おい暁斗、これはどういう状況だ?」
こいつを除いては。
「おい、無視をするな」
このどこぞの兵長みたいなセリフを言ったイケメンは紫龍海斗
金髪、美形、イケボ(ドS)と言えば想像できるだろうか?
この見た目とは裏腹に彼はオタクである、それも結構ヘビィな。
まぁイケメンなだけあって年齢問わず告白が絶えないのだが、本人は迷惑だと思っているらしい…やはりイケメンは敵…?
「酷い言いがかりだな…」
おっとそろそろ答えねばキレそうだ
「すまんすまん、あと俺もよくわからんな」
「ニヤケ顔で何を言う」
「そんなお前も口角上がってんぞ」
ふっ…やはりオタク同士考えることは同じか
「「異世界召喚だコレ」」
そうしていると突如扉が開いた。てか何今の音、ドォォォォンて言ったぞこのドア、どんな質量してんだよ
「ようこそ勇者様!私はこの王国の王女エリナ・フォン・イグニスと申します!」
ふむ、金髪美少女、年齢は俺達より少し下の中学…3年生くらいだろうか?肩までかかる長髪に胸は…成長に期待、と
まぁ一通り観察したがThe王女様って感じだな。腹黒い素振りは無し
「あの、ここはどこなんですか?それに勇者って言うのはどういう?」
あ、イケメンが対応した。
今王女様に驚異的なコミュ力を見せるこのイケメンは神崎冬也
黒髪、美形、王子様ボイス、で想像して下さい(投げやり)
まぁ言うまでもなくこいつはモテる。こいつはモデルもやってる。あ、ダジャレじゃないよ?
ともかくコミュ力測る機械があれば53万位ありそうなやつと王女様の話によるとこうだ。
・この世界は俺たちのいた世界と異なる世界〈アルカディア〉である
・ここはイグニス王国である
・この国の他にも国がある(この国はその中でも大きいほう)
・この世界は俗に言う剣と魔法の世界で、魔物と呼ばれる生物も存在する
・この世界にいる人種は人族、獣人族、亜人族、妖精族、魔族がいる、また、亜人にも様々な種類がある(ドワーフやエルフは妖精族だが、ドラゴニュートやケンタウロスは亜人族)
・この世界に俺らを召喚した理由だが、ある一定の周期で他の個体を支配下に置く魔物が発生する。(その魔物を〘魔王〙と呼ぶが、魔族の王とは一切関係ない)
・魔王を倒すことが叶えば、ある程度の願いを叶え、元の世界へと帰還させることを約束する。元の世界では時が動いていないので帰還後は心配しなくてもいい
・約束に関しては誓約の神なるものに誓うとの事(後で知ったが誓約の神に誓うという行為は誓約の中でも最高位のものらしい)
・また、勇者への支援はイグニス王国が全面的に支援するとの事
これでもかなり端折ったんだが、この王女様は別の世界の人々に頼ることになって申し訳なく思っているらしいので、ちょくちょく謝罪を挟んだり民を救いたい思いが強いのか色々話が長くなってしまったのだ。つらみ。
まぁこの話を聞いた男子はテンションが上がり、女子の中には泣き出すものも居た、そりゃぁ戦うことを望まれている上にしばらく家には帰れないのだろうからそうなるわな。あと男子は単純かよ…どうせ願いの部分に反応したんだろうがな
「なのでどうかお願い致します!この世界をお救いください勇者様方!」
さてどうするイケメンよ、まぁ流石に即答なんてベタな真似するわk…
「わかりました、その話受けさせて頂きます。」
即答ですかそうですか
さっきのがフラグになったんだな、仕方ない
「おい!神崎!勝手に決めてんじゃねぇよ!」
あ、細田が絡んだ。
今神崎に噛み付いたチンピラは細田和樹
ツンツン頭、目つき悪い、声でかい、で想像して(ry)
しかしイケメンはこんなんじゃ怯まない
「でも僕達がやらなきゃきっとこの世界の人々が傷つくだろうし、僕はそれを知って平気でいられないんだ!」
うっわイケメン(今更)
だが、今の神崎の言葉でクラスの意見が肯定派に傾いたな
これは間違いなくやらなくちゃいけないな…
ほら、文句言ってたやつが「まぁ神崎がそう言うなら」って言ってるし
「本当ですか!?ありがとうございます!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なんでも、この国の国王に合わせるということで王女様に連れていかれている途中
「なぁ海斗」
「あん?どうした?」
「この国は黒?白?」
「まだなんとも言えないが…王女様は白だな。嘘をついていなかった。」
このイケメン、紫龍グループと呼ばれる大手企業の御曹司なのだが、交渉事にとても強く、ある程度の真偽を読むことが出来るのだ!
まぁこいつが言うなら基本間違いない。
なんて話しながら、異世界へ召喚された我々2-Cの面々は王女様に連いていき、そして大きな扉に着いた。
「ここが玉座の間です。特に礼儀作法等は気にしなくてもよろしいですよ」
無理です、一般陰キャは権力に弱いのです。
そして大きな扉が開き、その先へ進むと豪華な服をまとったおっさんが玉座に座っていた
「勇者殿、よくぞ参られた。」
想像通りの渋い声で話し出したこのおっさん…
まぁこの人が国王だな。
「私は、この国の国王、バルロス・フォン・イグニスだ。まずは、此方の都合で呼び出した事、大変申し訳ない。」
そう言って、深く頭を下げた
「国王様!?軽々しく頭を下げるなど…」
「黙れ!この方々を身勝手な理由で強制的に召喚したのだぞ!私が謝罪せずにどうする!」
この国王には共感が持てそうだな。
「頭をあげてください国王様。私たちはこの世界のために戦うと決めました。ですがただの高校生である私たちの力が通用するかどうか…」
そうじゃん、俺らまだ肝心なテンプレに遭遇してないじゃん
異世界召喚の衝撃で全部忘れてた…オタクともあろうものが…一生の不覚ッ…
「いえ、勇者様達には創造神様やその他の神から特殊な加護を授かるので、普通の兵士よりも遥かに早く成長するのです。」
はいきた、これは期待してたよろしいか?よろしいか?
「では勇者方のステータスを確認して頂こう。エリナ、皆様を訓練場へ案内しろ。そこで確認次第部屋へ案内するように。」
「はい!お父様!」
ということで俺たちは訓練場へと向かった
もし評価してくれたら部屋の中でめちゃくちゃきもい笑いを抑えながらモチベが上がった作者が投稿意欲を燃やすので暇だったら評価して頂きたい(オタク特有の早口)