2Lv「自分だけ、はずれくじ」
「う・・」
冷たい風が自分の体に当たる、俺は眠たく、重い瞼を開けてあたりを見まわした。
そこには壊れた家があり、当たりには・・・
「ひ!・・・し・・死体!?」
「何でだよ・・・」
もう一度あたりを見まわした。俺の知ってる住宅地がなく、広い草原があり遠くには
街があった。
「ここどこだよ・・」
とりあえず立ち上がり、壊れた家をみた。
「よく見るとこれ!俺の家じゃないか、まだ使えたのにー・・・」
がっかりしつつも俺は今持ってる持ち物を確認した、スマホは使える、
袋にはCDやお菓子があった。まるで理解ができなかった。
「何でこんなもの持って死体の近くで倒れてんだ?もしかして・・・俺死んだ?」
いやいや、だったら何で生き返ってんだ?そもそも俺はここで何してたんだ??
俺は、気になりスマホをみた、もしもの事がないかと毎日メモなどを書いていた。
が何も書いてなかった。
「何もないか・・・・?」
俺は、ウェブサイトの検索履歴が気になりみた。
「何か・・ここが急に気になったが・・・・は!」
検索履歴には死んだ、と書いてあった。
「なんだよこれ・・・死んだ?じゃあやはり俺は」
一先ずここにいるとまずい、死体があるし見つかれば逮捕とかされるだろうと思い、
街の方に逃げた。
「ここなんかまるで異世界みたいだな・・・異世界?」
今更かと思うがよく考えれば俺は・・・異世界に!?
「異世界・・・じゃあ!」
俺は真っ先に向かった。ギルド館に、やはり最初の序盤は今の俺の状態確認だ。
ステータスとかあったりするもんだろう、念のため確認と思ったが・・・
「あのー昨日も言いましたよね?」
「え?俺はここ初めてですが?」
「はぁー、ふざけないでください!私は今それどころじゃ・・」
受付の人は俺の顔を見ながら怒りながら言った、何でだろう不思議でしかなかった。
「わ、分かりました。」
受付の人の顔を見て俺は怖くなり逃げた。少し疑問だが気にせず帰ろうとしたが
「ちょっと!またここにきてんの!?」
「は?」
振り向くと小さな女の子が俺の方を見てた。身長で小4ぐらいな感じだった。
「俺のこと知ってんの?」
「そりゃあー!あんた私の事馬鹿しにしたでしょの!」
「俺が??」
見たこともない女の子を馬鹿にするんなんて・・・
「そもそもどこで出会ったんだよ?」
「昨日ここに来たでしょ!」
「昨日?」
おかしい昨日はまだ俺はこの世界にいない・・・昨日!
俺は必死になってスマホの中を探した。
「あった・・・やはりな」
スマホのファイルには写真が入ってあった、しかもこの世界の。
「俺は昨日ここに来て、そして殺された・・・」
「こ、殺された!?あんたが!この街は安全な街そんなはずは・・」
「誰も街の中でとは言ってないぞ」
「確かにの・・・」
昔から見たことないものは写真に収めるという習慣があったからな・・助かった。
「俺の能力って所か」
さしずめ俺は生きかえる能力だろう、しかも記憶をなくしての・・・略して「消し死に」
か。
と思った時に俺の前に沢山の騎士と真ん中に白い服を着た体が細く剣が長い男がいた。
「あの・・・何でしょうか?」
「君はあそこの草原で倒れてた人だよね」
「まぁ、そうですが・・」
「いろいろ聞きたいことがある、同行してもらうよ」
俺は戸惑いながらも無理やり捕まって連行された。
ーー城ーー
「本当に!君は知らないんだね?」
「はい・・」
俺は何回もこのやりとりをしていた、さすがにもううんざりだ。
呆れた顔でいたら。
「一先ずは証拠がないから解放する」
俺は何とかこの場から逃げれた。くたくたな俺は一先ずはボロボロになった
家に帰った。
「まだ使えるだろ、しかし早いとこここから離れてどっか安全な場所に」
疲れた体が重く、肩とかがたまに痛くなる、何せ無理やり城に連れて来られて挙句の果てに
長い質問・・・
「あーーーー!寝よう」
まだ俺の部屋はぎりぎり使えた。ベットに横たわり瞼を閉じていく・・・
「明日のことは明日に・・」
投稿遅れてすみません!!
なるべく早くには投稿できたらいいと思って努力してるので!
頑張ります!