表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン攻略物語  作者: ノジー・マッケンジー
52/52

ダンジョン 最終話

本日4話連続投稿です。

こちらは4話目になります。前の話からご覧ください。

あれから数日が経った。


俺とリコは変わらずダンジョンの探索を続けている。

今は11階層の攻略中で、10階層までとの違いに戸惑いながらもなんとか2人で進んでいる。


10階のボスを倒したことによって俺は新たにスキルを得た。

10階層攻略ボーナスみたいなことを言っていたので、おそらくボスを倒すと報酬的な感じで貰えるものなんだろう。

今はそのスキルの練習をしたり、11階層からの探索に必要そうなスキルや戦い方等を考えてみたりしている。

ちなみにリコと確認し合ったところ、ボス討伐後に聞こえたメッセージは二人で微妙に違う内容が聞こえていたようで、リコにはボーナスのスキルは無かった。



そして、あれから一番変わったのが、俺とリコの関係だ。


「ん?どうしたの?」


視線を感じたのかリコが話しかけてくる。

その容姿は相変わらず綺麗である。そして胸も大きい。

現在は拠点内にいるのでワンピース1枚といった格好だが、非常に目が幸せである。そして胸が大きい。



何故リコが服を着ているかというと……、と言うと、普段リコが服を着ていない痴女みたいに聞こえてしまうが…、まぁつまりは服を着る必要が出てきたという訳だ。



結論から言うと、リコは進化した。

話によると、どうやら10階のボスを倒した時に特別な条件を達成していた為経験値にボーナスが付いたらしい。それで一気にレベルがMAXまで上がり進化できるようになったとの事。

気になる進化先だが、これまた特殊条件を満たし『獣人(鳥族)』という扱いになったらしい。


進化可能時に人化のレベルが一定レベル以上の場合のみ出現するようで、強く願う者に人間の姿を与えるといったような説明文が書いてあった。


つまり今までは、「ベースはニワトリ」→「人化で人間の姿に」だったのが、「獣人(ほぼ人間)」→「獣化(ニワトリの姿に変化できる)」となった。


獣人と言っても、リコの思いが反映されている為かその体は普通の人間とほとんど変わらない。

ただ一か所、頭の上に赤みがかった『アホ毛』がぴょこんと自己主張をしているぐらいだ。

リコ曰く、この『アホ毛』はニワトリで言うトサカの部分にあたるらしく、触られたらきちんと感覚があるらしい。


まあそういったことで、今までは都合よくあちこちを隠してくれていた白いモコモコの毛が無くなってしまった為、服を着ないと大変、となった訳だ。




一番大変だったのは進化した直後で、まさか進化したら服が必要になるなんて二人とも思っていなかった為、その後しばらくは拠点内を気まずい空気が占領していた。

俺としてはそのご立派な物を包み隠さず見れてしまったので、しばらくは脳内がその二つの大きなものでお……いっぱいだったが。



そして二人の関係を変えるきっかけとなった最大の原因が、この空気に耐え切れなくなったリコが振ってきた話の内容によるものだった。



最初は当たり障りなくボスの話やメッセージの話から始まったんだが、話しているうちに少しづつ空気も和らぎ何となくいつもの空気に戻ってきたころ、ここらでリコも冗談を言って俺をからかおうとしたのだろう。


「そういえば守さん、あの時言ってた事って本当?」


「?あの時って?」


「ほら、あれ。…私の事…いやらしい目で見てるって…。」


「ん?ああ、あれか。ああ、本当だぞ。」

「なーんてねっ…って?あ、あれ?」


リコとしては否定されるか、俺が慌てると思ってたのだろう。

ごく普通にそう返すと逆にリコの方が慌て出す。


「あ、そ、そーなんだ。じゃ、じゃあさ、妄想してるって言ったのも…本当?」


「ああ、色んなこと妄想してるぞ?」


開き直ったかのような俺の態度に最初は焦ってた様子のリコだったが、このままじゃ自分の負けだと思ったのか、次第に後に引けなくなった様子で


「へ、へー、じゃあどんな事考えてたか教えてよ。」


そんなことをのたまってくる。


この時俺もどうかしてたんだろう。

最初は俺も少しからかうだけのつもりだったんだが、顔を赤らめながらも引かないリコについついあれやこれやと自分の妄想の一部を話してしまった。

…当然オブラートに包んで、あくまでソフトなレベルでだが。


…本当だよ?



話すたびに可愛い反応を見せるリコだったが、一通り話が終った後とんでもない発言をしてくれた。


「じゃあ…、本当に…して、みる…?」


熱に浮かされたような顔でこちらを見つめるリコ。





………ここまで来たらもう後には引けない。






こうして二人は大人の階段を上った…

















「あ、もしかしてまたエッチな事考えてるんでしょ?」


リコの声で意識が現実に引き戻される。


「ダメだよー、昼間からなんて。今日は11階層クリアするんでしょ?」


「あ、ああ、すまん。リコに見とれてた…。」


思わずそう言うと、リコは少し顔を赤らめ嬉しそうな表情をしながらも、子どもをいさめるような口調で言う。


「そう言ってくれるのは嬉しいけどね。でも今はダンジョンでしょ?さ、早く準備して行こ!」



頭を休憩からダンジョンに切り替え、手早く準備をして転送機を作動させる。


「じゃ、今日も頑張ろ―!!」


そう言って手を絡めながらくっついてくるリコと一緒に俺はダンジョンの中へと転移した。


















このダンジョンにやって来てまだ数ヶ月。

しかしとても長い時間ここで生活しているようにも感じる。

今までも色んなことがあったが、これからもっともっと色んなことがあるんだろう。


自殺から始まったこの第二の人生。

もし、あの時見た夢が向こうの世界の現実だとしたら、自殺して良かったとはとてもじゃないが思えない。

もし同じような考えの人間がいたとしたら、俺の全力を以てして止めるところだ。

俺はたまたま、本当に運良くこの世界に連れてこられただけなんだから。


この運の良さがどこまで続くかは分からないが、せっかく拾った命。

たとえ今、俺をここに連れてきた奴の掌の上で踊っているとしても、今度は簡単にあきらめずに最後まで死に抗ってやろうと思う。



そして、このダンジョンをクリアした時何が起こるのか。

今はまだ何もわからないが、だが何が起こったとしても、今俺の横で手を握り、花のような笑顔を見せる可愛い彼女だけは絶対に守って見せる。

改めてそう決意した。






さあ、俺たちのダンジョン攻略はこれからだ!

仕事や家の用事などで中々執筆の時間が取れない為、一旦ここで完結とさせていただきます。

詳細という名の独り言を活動報告に上げさせていただきます。

中途半端で終わってしまうことをお詫び申し上げるとともに、ここまでお読みいただきました皆様に、

心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


ノジー・マッケンジー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ