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ダンジョン攻略物語  作者: ノジー・マッケンジー
43/52

ダンジョン42

さて、拠点に帰ってきたところで現在の所有DPは853p。


全然増えてない様に見えるが、これは今までと比べて食生活を改善したことによって使用DPが増えた為だ。

今迄は主食が3pのパンだったが、最近はできるだけお米を食べるようにしている。

やはり元が日本人だけあって、お米を食べるのと食べないのでは一日の元気に違いがある気がする。

流石に毎回ホカホカご飯なんて食べれないから、冷やご飯が主になっているが。

だがそれだけで食生活が大分改善されたように感じるし、何よりモチベーションが違う。


ダンジョン内の昼食は手早く済ませれるようにパンを食べているが、朝食と夕食でそれなりにポイントを使ってしまう。

だが、今日ぐらいの稼ぎならギリギリ黒字になるので、無理に質素な食事にしたりDP稼ぎをしたりする必要はないだろう。


あえて言うならば、どうしても必要なスキル等があった場合に、1日だけ食事を質素にするとかならいいか。

まあ、ダンジョンをクリアする気持ちは強くなったが、その為に無茶も無理もするつもりはないからな。



リコと夕食を食べ、シャワーを浴びて、明日についての話をしてからそれぞれ寝室に入る。

ちなみに罠について何かスキルを取るかも2人で考えたが、今のところは危険察知で発見できるため保留と言うことになった。



さて、昨日は中々寝付けなかったが今日はゆっくり眠れそうな気がする。

では、おやすみなさい…。


















次の日。

リコに起こされること無く目が覚めた俺は、ベットから降りて軽く伸びをする。

そして寝室のドアを開けたその先で、


ゴンっ!


「あ痛っっ!!」


今まさに扉を開けようとしたリコのおでこに扉がぶつかってしまう。


「だ、大丈夫か?」


おでこを抑えつつその場に崩れ落ちるリコ。


「ううぅ…、守さんに傷物にされたよぅ…。これは責任を取ってもらわないと…。」


………。


「それだけ冗談が言えるなら大丈夫だな。さ、食事にするぞ。」


なんだが大丈夫そうなので放っておいて朝食の準備をする。


「あー!ひっどーい!!」


ガバッと立ち上がって抗議を始める。

軽くあしらいつつ準備をし、一緒に朝食を食べる。





さて、今日も昨日の続きで6階だ。

と言っても、特に変わったことは無いので昨日と同じようにどんどん進む。

そしてお昼前に遂に7階への階段を発見した。



とりあえず階段のそばで座って昼食がてら休憩をする。

6階では罠が増えた訳だが、7階では何が起こるかをリコと話しながらパンを食べる。

と言ってもダンジョン内ではリコはニワトリの姿なので、喋るのは俺だけだが。



休憩を終わり、いざ7階へと進む。

内装は変わらず洞窟だ。リコと2人、警戒しながら歩を進める。


少し歩くと通路の先に魔物を発見した。

剣のガイコツとおそらくナイフのガイコツ、そしてゴブリンが1体と3階で出てきた玉が1体だ。


こうやって見ると一つのパーティにも見えるな。

前衛に剣ガイコツとゴブリン、遊撃にナイフガイコツ、そして後衛で魔法職の玉。

…もしかしたら7階のコンセプトはそれかもしれない。


ま、何にしても魔法に耐性のある相手はいないから、先制で2体倒せれば変わりないんだけどな。

そう思いつつリコと同時に魔法を発動し、玉とゴブリンを倒す。

接近してくるガイコツたちを1対1で倒して戦闘は終了だ。


今回は何も問題なく倒せたが、もしこちらが先制出来なかったら後方から玉の魔法が飛んでくることになるので、多少戦闘難易度は上がるだろう。

出来るだけ奇襲をかけたいところだな。




色々と戦闘方法を変えて試しつつ先へ進む。

道中当然のごとく罠も設置されていたが、危険察知のおかげで脅威にはなっていない。



しばらく進み、そろそろいい時間となったので拠点に帰ることにした。

マップで見る限りでは中盤のちょっと手前辺りだろうか。


今日の感じなら明日も午前中で階段を発見できるかもしれない。

元々慎重を期して進んできたし、周回も何度もしている。

その為、俺たちのレベルはこの階層の適正レベルより高いのではないかと考えている。


ステータスでごり押ししているつもりはないが、どの魔物も1~2発で倒せてしまう。

効率や安全を考えると良いだろうが、その内技術も磨かないとな…。





拠点に帰り、時間を見るとすでに7時。

所有DPは1219pになっていた。


いつもと同じように夕食とシャワーを済ませ、作戦会議兼雑談をして過ごす。

とりあえず明日には8階にたどり着けそうなのと、食事分抜いたDPが1000pを越したので、ようやく俺にMP自動回復を取ることができた。


これでさらに少しでも探索が楽になるはず。

と言うより、これで二人ともダンジョン内でMPが回復できるようになったので、拠点に帰ってこなくても長時間の探索ができるようになったわけだ。

とは言っても、流石にダンジョン内で一夜を過ごすのは勇気がいるので、きちんと夜には帰ってくるつもりだが。





さて、では今日はもう休むとしよう。リコと挨拶をして寝室入る。


ベットに寝転がりながら今日の事を思い返してみると、今日の探索は今迄と比べると特に変わったことが無いというか、普通の一日だった気がする。

ここまでの階層は階が変わるごとに何かしら変化があり、それに対応する為に色々考えたりしてきたが…。


別に7階で変化が無かったわけではないのだが、その変化が『魔物が連携を取ってくる』というものなので、今の俺たちからしたら変化に乏しいと思ってしまっても仕方がないと思う。

何故なら連携を取らせる前に倒してしまうからだ。

本来は後方から玉の支援があって、ガイコツとゴブリンも互いに連携してくるのだろうが、先制で玉を含め2体減らされて、残りは1対1の状況に持ち込まれるので向こうからしたら連携も何もあったものではない。


出来るだけ安全マージンを取って戦っているので戦い方を変えるつもりはないが、それでも1回ぐらいは先制せずに戦うのも体験しといた方が良いかもな。


後気になるのは、中盤過ぎてまた何か変化が加わるかだどうかだ。

ま、こればかりは明日試してみないと分からないな。



色々と頭の中で整理をしているとだんだん眠くなってきた。

では今日はこれで、おやすみなさい。














次の日


目が覚めると何だか違和感を感じた。

意識を覚醒させつつ首を回して辺りを見回すと、違和感の原因がおれのすぐ近くで寝ていた。


ベットのふちに両腕を置きその上に頭を乗せた状態、所謂机で居眠りする格好でリコが寝ていた。

違和感の正体は、リコに掛布団を少し引っ張られていることが原因のようだ。

道理で体半分が微妙に寒いと思ったよ。


おそらく昨日俺が起きるより早く来れなかったから、今日は気合入れて早起きしたんだろう。

で、早く起きすぎてここで我慢できずに寝てしまったとか。



…何となくだがリコの考えが分かってきた気がする。

ま、今は二人でずっと一緒に生活しているし、リコと出会ってからもそこそこ経ってるからな。

そう考えると何かくすぐったい感じもするが、どちらかと言うとにぎやかな妹って感じか?

女性として意識しない訳でもないが…まあ今は考えないようにしよう。

リコだってからかったら面白い兄ぐらいにしか思ってないかもしれないし。


っと、そんなことを考えていたら、どうやら目が覚めたようだ。


「…んっ……あれ…?」


寝ぼけた瞳が俺の顔に焦点を合わせる。


「お、起きたか?」


俺の言葉に今の現状を理解したらしい。

ガバッと布団から飛び起きる。

一瞬焦った顔をしていたがすぐにいつもの顔に戻る。


「あ、守さんもう起きてたんだ。じゃあ私外で待ってるね。」


ごく自然に話をして、部屋から出ていく。



…なるほど、今のは無かったことにするつもりだな。



部屋を出ると、とてもナチュラルに床に座ってメニュー画面を見ているリコの姿があった。


「あ、出てきたね。じゃあご飯にしよっか。」


自然過ぎて逆に不自然に感じる。

…ま、今回は見逃してやるか。




2人向かい合って朝食を取り、今日もダンジョンへ向かう。


ポータルを使用し5階に降りそこからさらに先の7階を目指すが、ポータルは5階の入り口側にあるので、7階まで行くと往復するだけで500p近く手に入る。

まあ、魔物の居場所がランダムなので、多いときはもっと稼げるし、少ないときは半分近くにもなるが、今はできるだけ先に進みたいので少ない方が都合は良い。

だが平均して400~500pは手に入るので、最初のころと比べていい生活になったとしみじみ感じるところである。



では、マップを見つつ昨日の場所まで進む。

そしてそこからマップを埋めつつ階段を探してダンジョン内を探索する。

心配していた中盤以降の変化は無く、魔物の種類が増えたり数が増えたりも無かった。


途中昼食をはさみさらに奥まで進んで、今日中に8階への階段を発見することができた。


感覚的にはもう拠点に帰った方が良い時間ではあるが、一度だけ8階で戦闘をしようと思う。

7階で俺たち的には大きな違いは無かったので、8階は最初から何か変化があるかもしれない。



リコと一緒に階段を下り、8階へ進む。

内装は相変わらずの洞窟。



警戒しつつ魔物を探して通路を進み5~6分たった頃だろうか。

俺たちの視界の先には、今迄に見たことのない生物が歩いていた。


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