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ダンジョン攻略物語  作者: ノジー・マッケンジー
32/52

ダンジョン31


「……て。」

「…きて、朝だよ。」


優しい声とともに体を揺さぶられ目を覚ます。

なんかデジャビュ…いや、そういえば昨日も…。

意識を覚醒させ目を開けると、やはりそこには…、


「あ、起きたね。おはよ!」


ドアップのリコ(人化)の顔があった。


「……昨日も思ったが、なんでそんなに顔近いんだ?」


とりあえず思ったことを聞いてみる。


「ん?その方がドキドキしない?」


至近距離でそんなことを聞いてくる。

はい、ドキドキしました。


「お礼だもん。ドキドキしてもらわないと意味ないからね~。でも明日からはちょっと違うことしてみよっかな?」


そう言いつつ離れていくリコ。最後の方は小声で良く聞こえなかったが。

そしてこちらを振り返り、


「じゃ、朝ごはん食べよ!」


笑顔でそういった。







二人で朝食を食べ、今日もダンジョンへ。


昨日話した通り今日はリコに回避盾、避けタンクをしてもらう予定なので、まずは2階で試してみることにした。



結果、2階のガイコツでは弱すぎて参考にならなかった。

今まで出会った端から倒していたが、一応奴らも攻撃はしてくる。

初めて俺がダンジョンで戦った時のように、その手を振り上げて殴ろうとしてくるが、ステータスの上がった二人にとっては全く脅威にならず、試した意味があまりなかった。


仕方がないのでそのまま4階まで下りて、武器持ち相手に実際に行ってみることにした。


まずは3体の内1体を倒し、俺とリコがそれぞれ武器持ちと1対1になるようにする。

そしてリコは回避盾の練習、俺も武器を持った敵の動きを見極めるためしばらくの間敵の攻撃を回避し続けた。


しばらくして、リコが「もうOK」のサインを出してきたので、まずは俺が対峙していたガイコツを倒し、続いてリコが相手していたガイコツを二人掛かりで倒す。


「問題なく行けそうだな。」


嬉しそうに頷くリコ。

これなら昨日よりはMPを節約していけそうだ。



そうして昨日と同じように、マップを見ながらリコの指示に従って探索を続ける。


昨日たどり着いた場所から少し進んだとこで、ガイコツが4体現れた。

やはり予想通り、数が増えるか。

パッと見、剣が2体、ナイフもしくは弱いのが2体だ。


まずは様子を見て弱いガイコツがいるか確認する。

4体のガイコツはこちらに気づき、一斉に向かってきた。


「魔法で2体倒すぞ!」


事前にリコと打ち合わせした通り、まず2体を魔法で倒し、残るガイコツは物理で仕留めた。




「おそらくこっからは今みたいな組み合わせが多いだろうな。」


戦闘終了後、リコにそう話しかける。

奥に進めば進むほど魔物は強くなるようなので、弱いガイコツの出現する確率は減っていくだろう。

となるとMPの消費も多くなるから、出来るだけ早く階段を見つけたいものである。









4体のガイコツとの戦闘後、引き続き探索を進める。

やはり出てくるガイコツは、弱いやつの出現率が減ったように思える。

大体2回に1回、1体いるぐらいのペースだ。


となるとそれに比例して減っていくのがMPである。

残りのMPもわずかになり、いったん拠点に戻った方が良いと思ったのだが、リコがもう少しだけ進もうと言う(人化できないのでおそらく)。

正直これ以上進んだら帰りのMPが持たないと思うんだが…。まあリコにも何か考えがあるのだろう。

もう少しだけな。と言い、リコとともに先に進む。





少し進むと分かれ道があった。

これまで分かれ道があると必ずリコの選んだ道へと進んでいたが、ここでは大分悩んでいる様子。

クルッとこちらへ向き直り、どっちがいい?といった感じで首をかしげる。


…珍しい。

とりあえず俺は左の道を選び指さす。

するとリコは一つ頷いて、右の道へと進み始めた。


「おいおい、俺は左って言ったんだが…。」


俺の言葉を聞いているのかいないのか、「はやくー」といった感じでこちらを手招きしている。


まったく、何だって言うんだ…。






俺が選んだ道の逆の道を進んでいくと、その先は行き止まりだった。

リコは「あちゃー」といったような顔をしてこちらに向き直り、「ゴメンね?」と言わんばかりに可愛く

首を動かした。



…まあしょうがない、可愛いから許してやろう。





結局その後は、一旦拠点に戻ることにしてもと来た道を進んだ。

MPも俺のとリコの、どちらも残り1というギリギリの状態ではあったが無事帰ってこれた。



時間もちょうどお昼なので食事の準備をする。

一緒に昼食を済まし、リコのMPが回復するまで待つ間にステータスの確認をする。


道中俺もリコもそれぞれ1つレベルが上がった。

そして現在所有DPは491p。



Lv 12

HP 58/64

MP 1/6(16)

STR 18

VIT 18

INT 17

MID 16

SPD 17

DEX 16

LUK 16



RACE  ニワ・トリ(亜種)

NAME  リコ

Lv 2/20

HP 50/55

MP 1/26


STR 14

VIT 15

INT 17

MID 15

SPD 17

DEX 14

LUK 15



俺は相変わらずの上昇量。リコはMPが6も増えている。

魔法をよく使ってるだけでなく、おそらく種族が変わってMPが伸びやすくなったんだろう。

人化の継続時間も長くなるし、戦闘でも余裕ができるし、MPが増えるのは有り難い。





しばらくして、リコのMPが回復したのでニワトリから人の姿となる。

ちょっと気まずそうな顔をしているところを見ると、さっきのを気にしているのだろう。


「さっき、もう少し探索しようって言ったのは何か理由があったのか?」


向こうからは話しにくいだろうから、こちらから会話を振る。


「えっと…、ごめんね。」


謝られたが、理由がわからないことにはどう対応していいかわからん。


「今までの感覚で行くと、もうすぐ階段だと思ったんだよね。で、そう思って進んだ先が分かれ道だったから、ついつい守さんの選んだ道と逆に行けばすぐに階段があるんじゃないかと思っちゃったの。」


ごめんね。とさらに謝ってくるが、俺的にもそろそろ階段が有りそうだと思っていたし、リコの考えが分からないでもない。


まあ、道を聞いておいて逆の道に行くのは何だ!とも思いはしたが、今までの俺の様子を見てその方が確率が高いと思ったんだろう。

消耗具合と残りの距離と考えて焦ったとも言い変えれるが。


非常に残念ながら、俺もリコの立場なら同じことをするかもしれない。…くそぅ。


俺からはまだ何も言ってないがリコは大分反省しているような顔をしているので、これ以上蒸し返すことも無いだろう。



「気にしなくていい。それより、今の調子なら昼から階段は見つかりそうだな。」


俺の言葉に、俺がもう気にしてないと感じとったのだろう。

きちんと変更した話題にのってくれる。


「うん、問題は5階にポータルがあったとしても、それが階の始めにあるか終わりにあるかで違ってくるよね。ま、こればっかりは確認してみないとわからないけど。」


出来れば5階に降りてすぐのところにあれば有り難いんだがな。



昼からの予定を打合せして、リコは一旦ニワトリに戻る。

ちなみに、今までは時間いっぱいまで人化して時間切れで元の姿に戻ることが多かったが、自分の意志で人化の解除をすることもできるようだ。


さらにリコのMP回復を待って、準備が整ったら再びダンジョンへ潜る。


マップを見ながらどんどん進み、ついに5階への階段を見つけた。

ちなみに先ほど通った分かれ道、俺が選んだ方の道にも行ってみたが、結局行き止まりだった。

正解の道は、その分かれ道よりもうひとつ前の分かれ道を逆方向に進んだ先だった。


「結局どっちに進んでも間違いだったな。」


軽口を言いつつリコと一緒に階段を降りる。





さて、5階が予想通りであればいいんだが…。


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