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ダンジョン攻略物語  作者: ノジー・マッケンジー
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ダンジョン2

暫くしてようやく意識を戻すことができた。

色々と疑問は尽きないが、とりあえず冷静に…。今の内容をまとめてみようと思う。


先ずは光の文字の内容。



『あなたわしにました

ですがわたしのちからでこのばしょえつれてきました

あなたわこれからだんじょんのこうりゃくをしてもらいます

きょひけんわありません

くわしくわじぶんでしらべてください

でわよいだんじょんせいかつお』



全部ひらがなで読みにくいので読みやすく直すと、



『あなたは死にました

ですが私の力でこの場所へ連れてきました

あなたはこれからダンジョンの攻略をしてもらいます

拒否権はありません

詳しくは自分で調べて下さい

では良いダンジョン生活を』


となる。



確かに俺は死んだ。そしてこの光の文字を書いた者の力でこの場所に連れてこられた。

理由はおそらく文章に合った『ダンジョン』これを攻略させるためだろう。

何故自分が選ばれたのかは分からないが、拒否権は無いと有る。おそらくここで喚いたところで何も変わらないだろう。

そして詳しくは自分で調べろと。

普通なら何も手がかりも無いのに自分で調べたところで無理だろうと思うが、先ほど聞こえた声に、スキル『メニュー』を得た。とあった。このメニューが俺の想像してるような物ならば、ある程度調べることは可能だろう。



では次に頭の中に響いた声について考える。

「スキル」「メニュー」「称号」等の言葉が出てきたことから、ゲームに近いものを感じる。

そう考えるなら先ほどの声はゲームで言うシステムメッセージか。

又は俺をここに連れてきた本人の声かもしれない。

俺が一度死んだことは確かなので、今現在ここに自分が存在している以上どんなに不思議な事が起きても驚かないつもりだし、非現実的な事も信じることはできる。

一応仮に、ゲームの中の世界というイメージでいこう。当然これはゲームではないのだが、諸々分かり易くするため、頭の中で整理しやすくする為のものである。決して100%ゲームの世界と信じ切って問題を起こすわけにはいかないからな。



改めて、メッセージを一つづつ見ていこう。



【 ※※※からのメッセージを読んだことを確認 】

この「※※※」はおそらく俺をここに連れてきた者の名前だろう。メッセージは光の文字の事のはずだからこれは間違いないだろう。

ちなみに声が聞こえた時この名前の部分は、今まで聞いたことのない発音の言葉だった。英語を知らない人間が初めて英語を聞いた感じか?とにかく理解することができるようなものではなかった。



【 ※◎◇▼スキル『メニュー』を得た 】

スキルの前にまたしても理解不能な言葉があったが、おそらく今は気にしなくていいだろう。

ゲームで考えるならユニークスキルとかそう言った類のものではないだろうか。

どうやったら使えるかは教えてもらえなかったが、試しに「メニューオープン」と言ったらメニューが開いた。

ゲームのメニュー画面そのままの表示が目の前に半透明で浮かんでおり、試しに触れてみようと思ったらスマホの画面のように触れた。流石にすり抜けたりはしないかと思いながら触っていたら急に指から感触が消え、画面の向こう側へとすり抜けてしまった。

どうやら触りたいと思えば触れ、触れたくないと思えばすり抜けるみたいだ。

メニューの中身は後にして、先に他のものを見てみよう。

ちなみにメニューは、消えろと思ったら消えた。



【 称号『※※※の●△』を得た 】

これはまったく意味が分からないので今は気にしないことにする。



【 称号によりスキル『不老不死』を得た 】

問題はこれだ。

これは言葉通りの意味なのか…。先ほどメニューを開いた時に【 スキル 】の枠があったので後でそっちを見てみよう。



【 称号によりスキル『メニュー』に効果追加 】

これも何が追加されたかまでは無かったが、メニューを見ればわかるか?




とりあえずこんなところか。

じゃあ次はメニューを詳しく見ていくことにしよう。

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