中国の古代王朝
そもそもGは西方のR1Aの移動についていった可能性がある。東方にはこれが薄いそれであまり取り上げられないが、西方だとR1Aの通った地域にGもちらほら見つかってる。そういった集団のホットスポット的な濃淡に過ぎない可能性も十分ある。Hほど特異なグループじゃない。
もう1つは地中海人のE系の可能性。実は中国にこれあるんだよな…。周恩来でE系が出て、古い名家らしい。名字からひょっとしたら周王朝に関わるかもしれない。といっても姫なので違うんだけど、日本と同じで国の名前地方の名前って後から変えるケースが度々有る。これだけならソースが不確かなので、眉唾物として無視していた。西方の甘粛省にEのハプロが出ている。ただこれ回族Jも同時に出てるから。
ただJよりEの方が結構多い。イスラムユダヤなら気になる高さだなって割合になる。古代血統の方が後から来たグループより残りやすい部分がある。中国人が急激に増えた時に増えたから。一度人口が10分の1になったとあるけど、それはちょっとどうだろうとは見てる。んまー気に成る程度で回族だからで終ってしまっても良いけど。
後R1Bも言われてるけど、時代がちと違う。欧州に移動したアナトリアの集団は、ヒッタイトの時の集団で、その前にもR1Bは移動している。これがややこしい。R1Bは謎の巨石文明の移動と、ヒッタイト末裔のアナトリア集団の移動と後はR1Aの移動の前に取りあえず拡散してる。この一派がヒッタイトととなる。巨石文明の移動とヒッタイトは別なのか?なら良く分からない。ドルメンの関係から分かるのかもしれないが詳しくない。
アナトリアからの農業民移動と、レバントの拡散って全く別物。中東全域にレバントの農業が拡散して、この担い手が一部にEが含まれていた可能性。ここでHも関わってくる。シュメールとHは何か関係があったのでは?と言われている。おそらくシュメールはJ2だと思われるけど、J1は後から入り込んだと見ている。後から北方から遊牧民がかかわりだしたのが書かれているから。だが欧州にHが残ってるのを見ると、もっと広い地域に住んでいた集団なのではないか?と想像できるから。Eはあの付近多くて、欧州全般に広がってるからに過ぎない。レバントのハプロがなんだったのか?はまで調査済みかもしれないけど私は知らない。
話がずれてしまった。もう一つは禹の問題になる。この神話を基にするなら、南方またはウイグルじゃなくてチベット方面の西方になる。そういえば歴史時代にウイグル方面にすんでいたグループはコーカソイドとD系のチベット族が居る。ただチベット族はいつO2系と混血したのか?が良く分からない。そのため新モンゴロイドと言うより混血前は縄文人に近いはずなんだ。
鮮卑の話しで故地が絞れない理由は、中国はM134と言う中国人に一番多いハプロの系統は周辺地域に広がってるから。古い時代のハプロなので、おそらく雑穀焼畑牧畜をそこら中に撒き散らした。大半の遊牧民はそこから環境悪化で遊牧民化したので、O2=漢民族ではない。東西南北に広がっているため、周辺地域のO2のハプロは似てくる。決定的に違うのはミャオ族ぐらい。系統がかなり遠い。遊牧ではないが、移動が多いらしい。
殷が首都の移動が多い理由に、遊牧民だからと言う説と、輪作障害で不作によって移動せざる得なくなったからって理由も考えられている。日本だとこれを、ローテションにして畑を移動する農業が縄文時代に既に確立してて、これが東南アジアも同じようなものになってる。これをイチイチ狭い地域で回すんじゃなくて、そのまま移動して生活するスタイルも合理的といえば合理的なので畑がおかしくなったら移動するって移動民になりやすかったと見ている。中国の周辺への移動って中国側は侵略だと思ってなくて、自画自賛なのかもしれないけど、農業を教えてやったとなっていて、右思想を持ち込まない私でも、自画自賛は鼻につくがこれがあながち外れてない。
混血前のチベット族はおそらくコーカソイドとも人骨ははっきり違うと思う。アイヌの話をした後では説得力が無いのだが、黒人と白人は肌の色以外でも骨格が大きく違う。どちからと言えば黒人に近い縄文人系が出ればすぐ分かると思う。ただアルビノの黒人を写真で見たけど、肌の白さの印象は凄い。黒人に見えない。骨格の特徴は明らかに白人とちがっているのに。専門的に知識があるわけじゃないので、なんとなく分かるだろ?って見てるのが大きい。
そういえば、ウイグルの混血グループは当時のバイカル湖の骨と似た部分があると言うのを見た事がある。中間じゃなくてモンゴロイドの形質が濃い集団も残っていて、それがバイカル湖の集団と近かったと。それならNなのじゃないか?は思う。骨から何が入ってるか?は分からないけど、古い時代ハプロを取ったものではNしか出てない。それが変わるのがスキタイ後になる。
アルタイ、タリム盆地へのコーカソイドとの侵入って中国にはデリケートな問題なので中々認めなかったけど白人が先に入ってる。もちろん以前にはあったらしいのだが、あそこ一度気候変動で無人化したらしい。みりゃ砂漠が多くなったの分かるから。このすぐ後に混血化する。東から来たんじゃなくて、南下してきたなら話しはまた別かと思う。この話しすっかり忘れていた。
当時はNとかCとか考えてなくて見ていたので。当然Cもいるだろうと適当に考えていた。初期のアルタイ地方の人骨のハプロは良く分かって無いんだ。形質がコーカソイドがベースになったモンゴロイドの混血だというだけで。