表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

最初に

 コーカソイドとモンゴロイド。これは正直良くない。古代人骨調査時代の名残だと思う。今ならハプロの方が良い。だが、これ万能ではない。すべての骨からDNAが取れるわけじゃない。統括的に扱うならコーカソイドとモンゴロイドはまだまだ使える。そもそもクラスターによる分類に即してる。


 もっと言うと言葉が悪いと思う。N系統がモンゴロイドで多分すごく重要。でもN系じゃなくてモンゴロイドの中心ハプロはC系になる。言葉が悪いんだ。イーストアジアノイド。多分言葉的にはこれが適切。はっきりと分かっている話では、1万前付近シベリアは無人に近い。何せ遺跡が無いんだから。新モンゴロイドバイカル湖起源説がかなりおかしいんだ。


 時期がずれてるんだ。今では新モンゴロイドは1万年前後に別の場所で生まれたのでは?と言われている。人骨にその特徴が現れるのが、1万年以後ばかりになるからである。そうなると北方まで進んでいたのは大半東アジアに固まっていて西方にモンゴロイドなんて行って無い。


 C系はウラル方面に頻度が高い。それゆえC系がアルタイ山脈辺りに起源があると見る見方が多いが、これ私疑ってる。何がおかしいのか?で古代は大半コーカソイドが中央アジアを仕切ってる。多分現代の状況から判断しすぎてる。


 でも新モンゴロイド形質の人骨が出てるぞ?そこだ、おそらく中央アジア西シベリアのモンゴロイドの人骨の大半はN系だと見ている。今の分布は後から移動したものだと見てる。


 アルタイ語もバイカル湖起源も順序が逆だと思ってる。要するに東アジアで固まっていた北方集団がそこで共通の遺伝子、言語を作り上げたと見ている。それがアルタイ語の正体だと見ている。コーカソイドの論理をそのままモンゴロイドに持ち込んで失敗した。これが結論だと思う。コーカソイドは確かに後から四方から集合したコーカソイド要素の混血の結果生まれた人種だ。コーカソイドのすべてが青い目を持つわけじゃないが、青い目はバイキングのI系が持っていて、白色は大体皆共通。そして、金髪は青い目族と混血したスラブ系から生まれたもの。


 コーカソイドと言うより原欧州系の原型がコーカサスで生まれたと言うのが正しい見方だと思う。言語もそこ。これ見れば分かるがアルタイ語族と全く同じ発想。実際は違う。原型となるものがばらまかれて後でアルタイ方面で終結したってのがその答えかと思う。そもそも元々細かく分かれていた言語がツングース、モンゴル、トルコに集約されたのがあとから集まった結果になる。


 これは素人考えじゃない。アルタイ語って発想に無理があると言う専門家もかなりの数生まれている。だが共通性があるのは確かで捨てきれないのが大きい。だから共通性は多分本当なんだ。順序がコーカソイドと多分違う。じゃコーカソイドみたいに東アジアを起源に組みなおせば?無理。あれたかが4000年前の拡散に過ぎない。万年単位の昔から拡散して今がある。だから多分比較言語学の常識に全く当てはまらないんだと思う。


 そこから考えると、縄文語も多分微妙にアルタイ祖語的なものがあると見ている。ただ私は縄文土台説はあまり好まない。私は遼河あたりの系統だと見てる。後はそこら中の語彙がまぜこぜになったと見てる。縄文語がおそらく古い東アジア祖語の原型に近かったんだと見てる。ただ近いけど遠いこういった関係性が話をややこしくしてるかと。


 まず遊牧を離れないといけない。初期は冷涼で乾燥したモンゴル高原と内モンゴル当たりまで今とは違う森林地帯だったといわれている。ここでは、狩猟採取で大きく広がったN系がその伝播の中心だと見てる。これ証拠もある。遼河と共通した証しとして、櫛目文土器がモンゴル高原からも出るらしい。


 私達が古代人骨で新モンゴロイドの活動範囲としているのは、おそらくNが広がった地域だと見ている。どこまで行ったのか?分からないが、バイカル湖まで取りあえず、Nが広がっていると見ている。その後紀元前2000年にはもうロシアに到達している。ウラル山脈はその途中になる。ロシア到着よりかなり前になるだろう。


 このウラル山脈でコーカソイドと混血する。過去にはウラル山脈からコーカソイドとモンゴロイドが北方ルートで分岐したと思われていたが、これは多分全くの真逆だと思う。逆でこっちで東西の人種がぶつかって混血しただけで別れた場所じゃない。それは北方ルートをベタに信じて描かれた過去の分布図によるものだと見ている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ