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第四部 10

第四部 10


 たぶん両親に捕まったら詰問されるだろうし、教室に残っていても女子たちの冷たい視線に耐える気にどうしてもなれない。かといってこれから始まる他クラス合同のお別れ打ち上げ会に流れるのは絶対にいやだ。

 最後の三年D組ロングホームルーム。上総はこずえと南雲の間に座った。菱本先生が目を真っ赤にしながら卒業証書をひとりひとりの机に置いていく。とりたてて上総に対してだけ、という感情吐露はなかったのでほっとしつつ、同時に渡された卒業証書入れに丸めた。

「と、いうことでだ。三年間、みんな、ありがとう!」

 言葉を詰まらせ、感無量なのかまた目を拭いつつ、菱本先生は全員に視線を回した。

「語りたいことはたくさんあるし、かといってしゃべっているとたぶん延々と続くだろうしなあ。ほんと、このクラス、いろいろあった。個性が強すぎる連中ばかりで、最初はどうなるかと思ったが、本当にみな、よくまとまってくれた。ありがとう、ありがとう」

 ──まとまったわけじゃない。

 上総は時計の針を眺めた。

 菱本先生の感慨なんて無視していればいい。この先生はどこまでおめでたいのだろう。第一、このクラスが最後の最後でまとまったのは貴史と美里の功績であり、また個性が強い連中……南雲なり、水口なり、金沢なり……の突出したものもあったのだろうし。女子たちも結局のところ、美里とはあまりうまくいっていなかったようだが、そんなのもあまり気にする必要はなかったのだろう。菱本先生にとっては、大人の見た目でまとまっていればそれで大満足なのだろう。ひねくれているといわれようが、それが本音だ。

「みんな、本当に、いろいろあっただろう? 勉強もそうだし、部活もそうだし、委員会もそうだしな。時には暴走しちまうこともあっただろう。俺も若かったから感情ぶちまけて怒鳴ることもあった。手を出してしまうこともあった。けど、一瞬たりとて俺はお前たちのことを忘れたことはなかった。これは本当だぞ。三年間、一瞬一秒たりとも、三年D組の連中の顔を忘れたことはなかった」

 ──それが重たいっていうんだよ。

 自己陶酔もいいかげんにしてほしかった。上総にとっての担任とは、事務仕事をちゃっちゃか片付けてくれればそれでいい。きちんとテストの点数を間違いなくつけ、面倒な提出物をきっちり片付けてくれさえすればいい、それだけの存在だった。しつこく、自分たちの日常を見張るような奴には吐き気がする。

 ──とはいえ、もうこれで終わりだし。

 上総はもう、この場に残る気などなかった。話に一段落ついた段階で、荷物をまとめてさっさと外に飛び出すつもりでいた。できれば母に見つからぬように。もちろんそれが一番の難関であることは承知しているが。三年D組の廊下でさぞみな、待ちくたびれているであろう父母のみなさま。

 いきなり、貴史が口笛を吹いた。と同時に上総を覗いた全員が立ち上がった。露骨にひとりだけ座りっぱなしなのも目立つのであえて続いた。

「菱本先生、てなわけで、お説教は次回に続くってことで」

 ちらりと美里へ視線を流す。美里も足元をまさぐるようにして、巨大な袋をかかえてきた。だいたい美里の腰丈くらいはあるんじゃないかというほどの、まるっこい包みだった。

「これ、おちびちゃんに、プレゼントです。三年D組一同から!」

 真っ白い包みにこれ見よがしの赤いリボンがでかでかと張り付けられていた。どこに隠していたのだろう。「三年D組一同」とは言うけれども、上総にその手の集金は回ってきていない。

「なに?」

「先生、開けてみなよ」

 隣のこずえが掛け声をかけた。ということはこの人も知っていることになる。

「なんだよあれ」

 耳元で尋ねてみるが一切無視された。ついでに南雲にもちらと視線を送ってみたが、多数派に属しているらしく上総に返事をしてくれなかった。

 菱本先生は一度、びくっと身を引いた後、すぐに両手を伸ばし、教壇から降りてそれを受け取った。「ありがとうな、ありがとうな」言いながらまた涙ぐんでいる。気を利かせたつもりか奈良岡がハンカチを持って教卓の上に置いた。手がふさがっている菱本先生には、それを使うこともできなかったらしい。思いっきり顔の造作が崩れているような気がしたのは気のせいか。鼻をすすり上げ、まずは教卓にプレゼントを置いた。

「じゃあ、開けるな」

 ばりばり、それでも丁寧にシールのところを探しつつはがし、そこから出てきたものとは。

「カンガルーか!」

 隣の南雲が手を打った。指でピストル、ばんと鳴らした。

「ナイスアイデア! 一本取られた!」

「なんでカンガルーなんだ?」

 こずえとは違い、南雲はにやっと笑いすぐに答えてくれた。

「ほら、カンガルーのポケット見てみろって」

「ポケット……?」

 身長約八十センチほど、愛嬌のある大きな眼と、やたらとでかい三日月型の腹ポケットには、小さめのカンガルーの子どもが顔を出していた。さすが「できちゃった結婚」の象徴たる菱本先生への、強烈な皮肉だ。いや、提案した連中は純粋な気持ちと言い張るのだろうが。

 少しだけ、溜飲が下がったような気がした。

「うちの子が喜ぶなあ。ありがとう、ありがとよ」

「じゃあさ、先生、みんなで記念撮影しましょ!」

 すでに菱本先生のお涙頂戴劇場第一幕を終わらせる必要を感じたのか、美里が立ち上がるやいなや教壇の前に立った。勢いよく貴史も駆け寄った。

 ──もうとっくに、卒業アルバム用の写真、撮っただろ?

 疑問が湧くものの、余計なことは考えたくないので言うなりになるしかない。どうせあとわずかの時間だ。それさえ耐えればいい。それさえ。

 気が重くなりつつも、上総は他の男子女子に混じり、教壇の一番後ろに立った。絶対に菱本先生の隣なんぞには行きたくない。端、端を選んだ。美里は前列の中央に、その隣に貴史が、上総の隣にはなぜか南雲が、こずえは貴史の斜め後ろに、それぞれ位置どった。

「で、誰かにシャッター切ってもらいましょうか。外のお父さんお母さんの誰か」

 美里が後ろを振り返り、貴史の隣にカンガルーと鎮座ましてる菱本先生に尋ねた。

「そうだな、おい、立村、お前のご両親にお願いできないかな。さっきお会いしたぞ」


 ──こいつ、最後の最後の最後まで!

 すでに両親が菱本先生に挨拶したということか。あの両親、特に母親ならやりかねないとは思っていた。さぞ面倒をかけた馬鹿息子について白々しくお礼を述べたに違いない。卒業式典の英語答辞で、何を感極まったかいきなり茶々を入れるわ、こちらで望んでもいない説明までたらたらしまくり、最後は上総に対して「こんなにお前のこと、心配してるんだぞ」と押し付けがましいことをしでかそうとする。

 もちろん、素直に言うこと聞く気はなかった。もうここにいる三年D組の生徒たちとは疎遠になるのが……こずえを除いて……目に見えている。それならもう無視したっていいだろう。


 美里がいきなり上総に声をかけてきた。すっと、用意してきたインスタントカメラを取り出して、

「立村くん、悪いけど、シャッター押してくれないかな? 二枚撮って、それで終わりにしようよ。ね」

 一瞬だけ不協和音のようなものがひそひそ声に混じったけれども、すぐに止んだ。かわりに集まったのは、上総へ向けられた女子たちの吐息のみ。その意味はすでに、英語答辞の後から感じて知っている。

 ──清坂氏、先読みしたのか。

「そうする、貸して」

 上総は素早く美里からインスタントカメラを受け取り、壇から降りた。

「おい立村、別の奴にも頼めよ。お前入らないと」

「いいんです。立村くん、写真嫌いだから」

 きっぱり答えた美里の口調に、菱本先生も、貴史も、誰も逆らえなかった。

「それでは、二枚、連続で撮ります、いいですか」

 フィルムを巻きなおし、フラッシュを用意し、二回、適度な間を開けて連写した。

 最後の一枚、美里にピントが合ってしまったかもしれない。誰も気付いていないだろうが。


「そいじゃ、みなさん、三年間、どうもありがとうございました! 菱本先生も、がんばって子育てアンド子作りパート2に励んでくださいってことで!」

 みな一斉に「どうもありがとうございました!」と貴史の合図に合わせて、最後の礼をした。この場を締めるべき人間がきっちりと締めた。上総はその中で言葉を発することなく頭を下げた。感涙おさまらぬ菱本先生の下へ女子たちが集まり、男子連中が友だち同士語り合うのを尻目に、上総はすばやく教室奥のロッカーへ駆け寄った。さっきの卒業式で無断着用されたコートはやはり入っていなかった。それだけは返してもらわないと困る。寒くて外に出られやしない。まだ桜も咲かぬこの時期に、高熱出してぶっ倒れるのだけはごめんだ。

 しかたなく上総は、貴史を呼び止めた。珍しく、南雲に話し掛けている様子だった。上総が近寄るのに気付いてすぐに南雲の方が離れたのも不思議なことだ。

「あのさ、羽飛」

「今日、これから来るだろ」

「いや」

 短く答え、上総は用件をすぐに伝えた。

「さっきの俺のコート、どこやった?」

「ああ、あれな。おおい、美里、立村のコート返してやれよ」

 やっぱり美里とつるんだわけだ。予想通りとはいえ、溜息が出る。すぐに美里が、教卓の女子集団から分裂して駆け寄ってきた。手にはもちろん、ない。

「立村くん、ちょっと待ってて。今取ってくるから」

「今取ってくるって」

「難波くんに預けっぱなしなんだ。ごめんね」

 さらりと答え、美里は素早く教室を飛び出していった。

 そうだった。ホームズの衣装だったんだ。

 

 ──清坂氏とも、もうこれで最後だよな。

 実際もう、自分の方から振り捨てておいて、勝手な言い草だけども。

 ──もう俺の人生でこんな奇跡的なこと、もう起こらないよな。

 クラスで人気者の、ちょっとおせっかいだけど、にこにこ笑顔で上総のことを思ってくれた女子なんて、金輪際現れないに決まっている。ずっと演じつづけられればよかったのに。美里や貴史と同じ土壌から生まれてきたんだと、知らん顔できればよかったのに。

 でも、もうそうできない。

 繰り返し思う。

 ──俺は、この学校に入ってはいけない人間だったんだ。

 ──杉本と同じように。

 それでも、数日しないうちにオリエンテーションで顔をまた合わせるだろう。その時にはもう、暗黙の了解で三年D組の繋がりは途切れ、それぞれ新しい環境で友を作るだろう。こずえ経由で美里と交流することはあるかもしれないが、今までのように真剣に上総へつっかかってきたり、話し掛けてきたりすることはないだろう。

 それを望んでいたくせに、なぜ、背中が冷えてくるのだろう。

「じゃ、あとでな」

「うん、わかった」

 貴史は上総に、大して気を悪くしたとも思えない顔で頷き、すぐ菱本先生の下へ駆け寄っていった。ちらと聞いた話だが、上総以外にも打ち上げに出ずさっさと帰る奴はいるようだった。露骨に顔を合わせたくない、というわけではなくて、単に家庭のご事情とかで。南雲も確かそうではなかっただろうか。声を掛けようかと思いきや、扉側に見覚えある二人組を発見し、身構えた。

 ──なんで来るんだよ。

 父と母が、にっこり微笑んでいた。一番怖い、その表情。逃げるしかない。上総よりも先に、菱本先生に何度も礼をしていた。ああ、早く、コート戻ってこないかな。

「立村くん、はい、これ!」

 反対側の扉から美里が駆け寄り、小声で上総にコートを手渡してくれた。

「ありがとう」

「じゃあね、またね」

 忙しげに美里も、さっさと教室から出て行った。たぶん打ち上げ準備だろう。みな忙しい。父と母に追いかけられぬうちに上総は退散することにした。


 コートを持ったまま、三年D組の教室を抜け出し、それぞれの教室での喧騒を眺めた。廊下には父母の集団がだんご状態で移動していた。C組を覗き込むと、霧島さんを囲んで女子たちが泣きながらサインをもらっている様子が伺いしれた。片割れの更科の姿は見当たらない。とおもいきや、廊下で女子たちに囲まれている。こいつもまた女子受けがいいらしい。本命は都築先生だということを、どこまでみな知っているのかはわからないが。


 三年B組を見やった。父母が集うのはどこの教室も同じだけれども、打ち上げ会場として使われることもあり椅子と机がすべてコの字型に並べ替えられていた。轟さんと難波が手際よく指示を出しているようだった。が、いきなり轟さんに話し掛けられた難波が教室を飛び出していったのはなぜだろうか。上総が目で追うと、やはり思った通りだ。C組の前でそおっと扉ごしに覗き込んでいるではないか。


 三年A組。できれば狩野先生にはもう一度挨拶をしておきたかった。もちろん今は不可能だと承知している。天羽の姿を探すと、あいつはまだ若草色の和服ひとそろい脱いでいない。そのまま、げらげら笑いながら男子たちにギャグをかっとばしている様子だった。近江さんの姿はなかった。上総と同じく、この喧騒から抜け出したに違いない。

 狩野先生はいなかった。同じく、各クラスに必ずいたはずの、父母の集団も、いなかった。


 すれ違う見知らぬ父母から、「英語答辞、かっこよかったわよ」とか声をかけられたり、見知らぬ男性数名から「大鳩先生に評価されるとはたいしたもんだ。これからもがんばれよ」と褒められたり、全く上総の伺いしれぬところにおいて、あの英語答辞の評判を知ることができた。最後の数行センテンスに関しては、生徒以外それほど興味を持っていないというのが救いだった。何せ、三年D組の雰囲気といったら、「公開の場で清坂さんという公認の彼女を振るなんて!」といった非難の空気で一杯だった。覚悟はしていたけれども、誰一人ひきとめようとせず、写真撮影の際も上総を中に入れようという声がほとんどなかったことからしても、よくよく伝わって来ている。やはりいないほうが、いいのだと思う。

 ──しかし寒いな。

 上靴をビニール袋にしまいこみ、生徒玄関でコートを羽織った。難波の奴、ひとことくらい「借りたぜサンキュー」とかあったっていいのに。まあいいか。肩の部分がケープ風に二重に繕われていて、見た目よりもかなり暖かいコートだった。シャーロック・ホームズだと揶揄されてもこのぬくもりには敵わない。だったら着てみろ、と言いたかった。

 すれる音が、いつもの布っぽい感覚ではない。変だ。

 上総はすばやくポケットをまさぐった。右手には何も出てこず、左手の方から少し長めに折りたたんだ封書がひっかかりつつ出てきた。

 ──なんだよこれ。

 周囲の生徒・父母たちの視線から隠すようにして、上総はもうしまいこもうとして、やめた。持った感じがどうも、自分の読み上げた英語答辞と同じような分厚さでかつ、長すぎて下手したら落としそうだった。突っ込んだ主が誰かは大体見当がついているけれども、いろいろと繋がりのある人たちに読まれたら、どちらも恥ずかしい、そういうものだろう。

 ──とにかく、どこか一人になれるとこ、ないかな。

 いつもなら「おちうど」に避難するという方法を取るだろう。しかし、下手したら両親がそこで久々に食事をするかもしれない。最悪のパターンも考えられる。また茶室という手もあるが、おそらく卒業式、あちらこちらで別れの挨拶と告白なんぞかましている人たちとぶつかったら申し訳ない。どこか、いいところないだろうか。上総は数秒だけ考えた後、決めた。

 ──体育館裏の、体育準備室。あそこなら大丈夫だろう。

 コートと鞄と卒業証書を一式抱え、上総は体育館へと向かった。

 

 桜どころか、まだ雪が体育館裏にはたっぷり残っていた。溶けかけているせいか、古い落ち葉の腐りかけたものなども黒く浮かんでいる。まだ新しい煙草の吸殻が落ちているのはちょっとまずいんじゃないだろうか。上総はつま先で煙草の跡を雪で隠した。すぐに体育準備室の建物内に入ることにした。

 ほこりっぽくてむせそうで、しかもジュースの空き缶があちらこちらに放置されている。これもやっぱり、ばれたら学校側の締め付けがうるさくなりそうだ。気をつけろと言ってやりたい。まずは荷物をおき、壊れたベンチに腰掛けた。まだ身体が温まっている間に上総はポケットをまさぐりなおした。

 ──清坂氏だろうな。

 やはり二年前の秋だったか、美里と意見の食い違いで絶交寸前までいった時、こういう感じで「計画書」を手渡されたことがある。受け取って読んだ時、気の重さこそ感じたけれども、想われるゆえの義務のようなものも意識し、結局元の繋がりを保つことにしたはずだ。何を言っただろう? 

 ──俺と清坂氏にしかいえない秘密をひとつだけ持とうって、確かな。

 あの時、その秘密の対象となったのは、美里の場合だと幼なじみの藤野詩子のこと。

 上総の場合だと、本条先輩の進学先が公立だったということと。

 今思えば、他愛のないことばかりだった。結局その秘密がどれだけ大きく膨らんだかといえば、ごくごく小さなシャボン玉程度。あっさり割れて、消えてしまい思い出すこともなくなった。第一、そんな美里の「計画書」だったか「提案書」だったか、そのことすら忘れかけていた。この手紙さえ受け取らねば。

 ──ごめん。たぶん今の俺は、何が書いてあっても、受け取れない。

 英語答辞の場で、はっきりと杉本梨南への感謝を告げてしまった今では。

 そっと開き、少しぶあつめの折りたたまれたものを取り出した。

 表書きをちらと見て、もう一度見返した。

 ──嘘だろ? 

 何度もその名をなぞった。そこに直筆で……それこそ達筆なり……どでかく綴られた名前と、さっきまで話をしていたあいつの顔とが重なり合わなかった。

 ──羽飛、貴史って、羽飛がかよ? あいつが、手紙なんて、書くのか!

 年賀状すらも、「今年もヨロシク!」の一言で簡潔に終わらせるはずの貴史が。

 その文字は、今まで上総が見慣れていたいいかげんな筆遣いとは違っていた。

 力強く、跳ねるところは跳ね、ひっぱるところはひっぱり、落ち着いた筆圧で綴られていた。

 今まで一度も、貴史の文字をこうやって見たことは、かつてなかった。


 ──立村へ

 ではじまるその文面を、上総はじっと目で追った。

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