概要
潜水空母。
大日本帝国海軍のみが建造した浪漫溢れる素敵な潜水艦。
潜特型と呼ばれるそれは、伊400、401、402の3艦が建造された。
その特徴は折りたたみ式の高性能特殊攻撃機『晴嵐』を搭載していることにある。
攻撃機、つまり飛行機。
偵察機を積んだ潜水艦は、各国にあれど攻撃機を積んだ潜水艦は今にいたるまで伊四百型潜水艦のみ。
攻撃機を積むことによって巨大化する必要のあった船体は近年まで通常動力型の潜水艦としては世界最大であった。
そんな伊四百型は当時の海軍では軍事機密。
山本五十六が直々に建造を指揮したと言われるこの潜水艦はアメリカ本土を爆撃することを目的に建造された。
潜水艦に攻撃機を積むなど前代未聞、それも3機だ。
当然建造にあたっては課題が山積みだった。
この小説では、そんな伊四百型潜水艦にスポットをあててみた。
この小説での主役は400でも401でも402でもない。
試製潜水空母伊号403という船が主役になる。
伊四百型という今まで世界の何処にも前例がない潜水艦。それらの船のために試製潜水空母が作られた世界で、終戦を迎えた伊403と晴嵐を描く小説となる。
注意!
この小説では史実を参考として書きますが、内容はフォンタジーになります。
船の資料も乏しく妄想で書く部分が多々あります。
晴嵐に至っては実戦のデータが無いため全て妄想になります。
にわかミリオタが執筆するため間違いが多々あると思われますがご容赦下さい。