終わっていく。
また、今年の祭りも終わっていく。
いつか始まり、いつか終わる。
ただ、いつものように繰り返しているだけなのに、なぜか、どこか寂しさや、郷愁といったものを思い、感じる。
そしてまた、日常へと戻る。いつもの日常に。
なのに、毎度のように終わるということに対する感情が変わらず出てくる。
しかし、終わることは次の始まりを呼ぶこととほぼ同意であるといえる。
行事であったり、仕事であったり。
しかし、祭りはそうはいかなくもある。楽しく、愉快で、喧騒でまみれた場所で、空気に酔える場所の1つである。出店、見世物、客。それぞれが世界や視界や空気を作る。
しかし、祭りは終わる。その寂しさはなんとも言えず、また、その空気に浸り続けたくもあり、そして、泣けるものでもある。
だが、そんな感情、空気は長くは続かないし、引っ張ってもいられない。
だから、祭りを通して、何かが変わったかも知れないと思いながら、何も変わらない自分で、何も変わらないであろう日常へと戻ろうと思う。
そう思いながら、後に残った小さな祭りを楽しむ。片付けという祭りが終わった後の、後の祭りを。
今年の学祭も盛況でした。そのおかげで、屋台も完売しました