ヤンデレ狼さん
狼に襲撃された子やぎたち。
家のあちこちに隠れた兄弟が次々と食べられていくなか、ふりこ時計の中に隠れた七匹目だけはなかなか見つからずにいた。
そんなシチュエーションです。
お嬢ちゃーん…どこ隠れてんだー…?
ここか?あー違う…じゃあここ…も違うか。
なぁ、素直に出てきてくれたら、おじさんお嬢ちゃんのこと食べないよー。
まぁ変な話、お嬢ちゃんの兄弟はみんな旨かったけどな、ははっ
あー、てかよぉお嬢ちゃん、俺一応狼さんだから、匂いで隠れてる場所、分かっちゃうんだぜ?
ほら、な。
あーあーほら、じたばたしないの。
おとなしくしないと、この柔らかそうな喉食いちぎっちゃうぜー?
…そうそう。そうしてればなーんにも怖いことしないから。
じゃあ、俺と一緒に行きますかね。
…え?お母さん?お嬢ちゃんの?そりゃあれだよ、俺が食べちゃった♪
ちょっと肉硬かったけどな…って、あー泣くなよ……これで分かったろ、お嬢ちゃんはもう一人ぼっちなの。
このまま生きてけないだろ?だから、俺と一緒に暮らそうな。
大丈夫、お嬢ちゃんは何にも心配しなくていい。
おじさんが一生守ってやるから。
どうも、脈絡のなさに定評がある梨本です。
夜中のテンションで作りました。反省はしていない。