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夏生詩集

おかあさんと子ども

作者: 夏生

悠々と飛び回るこどもたち

笑顔だったり、真剣だったり

くるくる花咲く万華鏡


嫌なものは嫌

好きなものは大好き

見てきたものを伝えたい気持ち

表情からこぼれ落ちて


ねぇ、ねぇ、おかあさん

聞いて、聞いて


こどもを見て笑顔でいられないのは

おかあさん


ああ、心配

うちの子大丈夫かしら?

もっと勉強させないと

あれもこれもやらせないと


後悔を知っていればいるほど

眉間に皺寄せて

何とかしようとする


急いた言葉は優しさで

包む前に放ってしまうから

子どもは受けとれず、よろけて

倒れてしまった



ごめんね、ごめんね

泣きながら子どもを抱き締める

おかあさんと


なにやってんのよ!と

子どもをひっぱたくおかあさんが

いた






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― 新着の感想 ―
[良い点] なぜか涙が。 私、お母さんじゃないけれど。子供だけど。 親しかわからない気持ちを疑似体験できるようで。 お母さんの気持ちがわかるようで。 全国のやんちゃな子供が読むべき詩。 お母さんに…
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