【第30話 洪水依頼、水ダムで村守る】
アクアリシア連邦のギルドホールは、リシアの依頼解決で評判が広がっていた。
リシアは依頼板を眺め、緊急のものを選ぶ。
「……洪水の村? 水を操って止めるよ。
水ダム作って、村守っちゃおう!」
エリスが魔王の咆哮を上げて。
「ふはは! 洪水など、水のダムで防げ!
村人たちが安堵するぞ」
エリシアが地図を投影して。
「ご主人様、依頼場所は連邦の西部河川地帯。
水ダムで洪水を制御すれば、村が守れます♡」
アクアティスが水の波を操って。
「洪水を操るなど、水の真髄。
我の後継者よ、堰き止めよ」
アーテリアとミレーヌが防災道具(水で作った)を持って。
「ご主人様、水ダムで村を保護します♡」
「みんな無事でよかったです♡」
リシアは一行を連れて、洪水の村へ急行した。
——連邦西部の河川村。
大雨で川が氾濫し、村が水没寸前。
村民たちが高台に避難し、祈っている。
村長がリシアを見て涙を流す。
「聖女様! この洪水を止めてください!
ダムを築く依頼ですが、水量が多すぎて……」
リシアは濁流の川を見て、首を傾げる。
「……すごい水量。
じゃあ、水ダムで村守っちゃおう」
彼女は両手を川に向け、
魔力を注ぎ込む。
「水よ、壁となれ。
そして、ダムとなって堰き止めよ……」
ゴゴゴゴ……バァァァァァァァ!!!
水が自ら集まり、巨大な水ダムを形成。
洪水の流れを堰き止め、村への浸水を防ぐ。
次の瞬間、水ダムが安定し、
余剰水を安全に排出、村は守られる。
数分後、周囲は穏やかな河川に戻り、
村民たちが家に戻り始める。
村民たちが歓喜の声を上げる。
「洪水が……止まった!!」
「水のダムだ! 奇跡の堰!!」
「村が守られた!!」
「聖女様!!」
エリスが大笑い。
「ふははは! 水ダムで洪水を防ぐとは!
お前の水魔法、防災の神だな!!」
リシアは村民に飲み水を配りながら。
「……よかった!
みんな無事で。
お礼に、村の特産物もらっちゃおうかな」
エリシアがメモを取って。
「この村も連邦の河川管理拠点に♡
特産物の取引、増やしましょう」
村長が土下座。
「聖女様、ぜひこの村をあなたの守護下に!
村民みんなで恩返しします!」
リシアは笑顔で手を振って。
「……みんなで雨を楽しんでね。
またダム点検に来るかも」
ギルドに戻り、
リシアのギルド依頼は、
水魔法で災厄を防ぐ形で続いた。
第30話 終わり。
【次回予告】
ギルド依頼が国家レベルに!




