【第28話 干ばつ依頼、水路で農地蘇生する】
アクアリシア連邦のギルドホールは、リシアの帰還で活気づいていた。
リシアは依頼板を眺め、次なるものを選ぶ。
「……干ばつの農地? 水路作っちゃおうかな。
水で解決できる依頼、ぴったり!」
エリスが魔王の笑みを浮かべて。
「ふはは! 干ばつなど、水の力で蘇生だ!
農民たちが喜ぶぞ」
エリシアが地図を広げて。
「ご主人様、依頼場所は連邦の南端。
水路を引けば、農地が一気に復活します♡」
アクアティスが水の杖を振って。
「水脈を操るなど、容易い。
我の後継者よ、流せ」
アーテリアとミレーヌが灌漑道具(水で作った)を持って。
「ご主人様、水路設計を手伝います♡」
「農地が緑になるの、楽しみです♡」
リシアは一行を連れて、干ばつの村へ向かった。
——連邦南端の農村。
大地はひび割れ、作物は枯れ、農民たちが肩を落としている。
村長がリシアを見て涙目。
「聖女様! この干ばつを救ってください!
水路を引く依頼ですが、川が遠くて……」
リシアは大地に手を当て、首を傾げる。
「……うん、水脈感じる。
じゃあ、水路で農地蘇生しちゃおう」
彼女は両手を広げ、
魔力を大地に注ぐ。
「水よ、道を拓け。
そして、水路となって流れよ……」
ゴボゴボ……ザァァァァァァァ!!!
地下水脈が活性化し、水路が自動的に掘られ、水が流れ出す。
干ばつの大地を湿らせ、作物が息を吹き返す。
次の瞬間、水路網が村全体を覆い、
農地は一気に緑の蘇生を始める。
数分後、周囲は豊かな田園に変わり、
農民たちが水を汲んで喜ぶ。
農民たちが歓喜の声を上げる。
「水が……流れてきた!!」
「干ばつが終わった! 奇跡の水路!!」
「農地が蘇生した!!」
「聖女様!!」
エリスが大笑い。
「ふははは! 水路で農地を蘇生とは!
お前の水魔法、農業革命だな!!」
リシアは水路の流れを眺めながら。
「……よかった!
これでみんなご飯食べられるね。
お礼に、野菜もらっちゃおうかな」
エリシアがメモを取って。
「この村も連邦の農業拠点に♡
作物取引、増やしましょう」
村長が土下座。
「聖女様、ぜひこの村をあなたの直轄地に!
農民みんなで奉仕します!」
リシアは笑顔で手を振って。
「……みんなで豊作楽しんでね。
また収穫祭に来るかも」
ギルドに戻り、
リシアのギルド依頼は、
水魔法で日常を豊かにする形で続いた。
第28話 終わり。
【次回予告】
ギルド依頼続行!
次は鉱山の崩落? 水で支えて救出!?
リシア「水の壁で守っちゃおう……」
第29話『崩落依頼、水壁で鉱夫救出する』
乞うご期待!




