【第23話 ファンタジー異世界、水レーザーでドラゴン冷やす】
天空水城のポータルルームは、異世界小説のページをめくるような興奮に満ちていた。
リシアはポータルの前に立ち、目をキラキラさせながら。
「……次は剣と魔法のファンタジー世界!
前世で読んだ小説みたい……ドラゴンとかいるのかな?
ワクワクする!」
エリスが魔王の翼を羽ばたかせて。
「ふはは! この世界は勇者と魔王の戦いが続くクラシックファンタジーだ!
巨大ドラゴンが暴れて、王国が危機に陥っているぞ。
お前の水レーザーで、一気に冷やして退治しろ!!」
エリシアが座標をセットしながら。
「ご主人様、ポータル準備完了。
この世界の魔法体系は興味深い……連邦の魔術研究に役立ちます♡」
アクアティスが水の剣を浮かべて。
「ドラゴンなど、水の力で沈む。
我の後継者よ、斬れ」
アーテリアとミレーヌが魔法対策の水アミュレットを持って。
「ご主人様、ドラゴンの炎に水シールド張ります♡」
「ファンタジー世界、楽しみです♡」
リシアは飛び跳ねてポータルに飛び込んだ。
「……本当に行けちゃう!
あの小説みたいに、ドラゴン退治しちゃおう!」
——異世界:ソードアンドマジックリア。
中世風の城塞都市の近く、山岳地帯で巨大なドラゴンが咆哮を上げている。
炎を吐き、翼を広げ、空を覆う影。
勇者パーティーが剣と魔法で戦っているが、押され気味。
勇者らしき剣士が叫ぶ。
「異邦人か!? このドラゴンを止めてくれ!
伝説の水の英雄が現れると予言が……」
リシアはドラゴンを見て目を丸くする。
「……でっかい! 小説で見たドラゴンだ!
炎吐いてる……熱そう」
ドラゴンが炎を吐き、リシアたちを狙う。
ゴォォォ!!
リシアは軽く手を振った。
「……熱いのは苦手。
じゃあ、水レーザーで冷やしちゃおう」
彼女は指をドラゴンに向け、
魔力を集中。
「水よ、圧縮せよ。
そして、レーザーとなって……」
シュィィィィン!!!
超高圧の水レーザーが一直線にドラゴンを貫く。
炎が蒸発し、鱗が冷え固まり、
ドラゴンは凍ったように動きを止める。
次の瞬間、水レーザーがドラゴンを冷やし、
氷漬けのように固まらせる。
数分後、ドラゴンは無力化され、
都市は平和を取り戻す。
勇者たちが歓喜の声を上げる。
「ドラゴンが……冷えた!!」
「水のレーザーだ! 奇跡の魔法!!」
「王国が救われた!!」
「英雄様!!」
エリスが大笑い。
「ふははは! 水レーザーでドラゴンを冷やすとは!
お前の水魔法、ファンタジー級だな!!」
リシアはドラゴンを眺めながら。
「……よかった。
でも、冷たすぎちゃったかも……
帰ってホットチョコ飲も」
エリシアがメモを取って。
「この世界も同盟国に♡
ドラゴン素材の取引、始めましょう」
勇者が土下座。
「英雄様、ぜひこの王国をあなたの連邦に!
勇者として従います!」
リシアは笑顔で手を振って。
「……平和になったね。
また冒険に来るかも」
ポータルで帰還し、
リシアの異世界冒険は、
憧れのファンタジー世界で大成功を収めた。
第23話 終わり。
【次回予告】
ファンタジー世界から帰還したリシア。
今度は迷宮ダンジョンの異世界へ!?
「迷宮攻略? 水で洪水にすればいいよね?」
第24話『ダンジョン異世界、水洪水でクリアする』




