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『ありきたりだと思ってた水魔法、実は文明破壊兵器でした〜』  作者: nekorovin2501


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【第16話 美少女魔王「水の力で私を倒せ!」って言い出した】

天空水城のメインラウンジでは、リシアがソファに沈み込み、水でできたクッションを抱えてくつろいでいた。

「……召喚ポータル、乱発しちゃったかな。

でも、みんな帰っちゃったし、平和だよぉ」

エリシアが地図を広げながら。

「ご主人様、異世界の座標をいくつか記録しました。

いつか征服しに行きましょう♡」

アクアティスが水のグラスを浮かべて。

「我の力で、ポータルを安定させられるぞ。

冒険など、くだらんが……」

その言葉を待っていたかのように、空間が再び歪んだ。

今度のポータルは赤黒く、不気味な魔力が渦巻く。

中から現れたのは——

黒髪のロングヘアに、角を生やした美少女だった。

赤い瞳、黒いドレス、背中にコウモリの翼。

典型的な魔王ルックだが、顔立ちは絶世の美少女。

彼女は着地し、周囲を睨みつけて叫んだ。

「ふははは! この世界の水の支配者よ!

我こそは魔王エリス!

お前の水の力で、私を倒せ!!」

リシアはクッションを抱えたまま、

「……え? 倒せって……どういうこと?」

エリスが胸を張って説明。

「我の世界は、水の女神と戦争中だ!

だが、最近お前の噂を聞いた。

砂漠を湖に変え、魔王を沸騰させ、神すら従える力……

そんなお前に、私を倒してもらいたい!

倒されることで、私の力が解放され、世界を救えるのだ!!」

エリシアが興味津々。

「自ら倒されに来る魔王……珍しいですね。

ご主人様、やってみますか? 新しい征服ルートとして♡」

アーテリアとミレーヌが慌てて。

「ご主人様、そんな危ない人……」

「でも、美少女ですね♡」

アクアティスが鼻で笑う。

「魔王ごときが、我の後継者に挑むか。

愚かだな」

エリスがリシアを指差す。

「さあ、来い! 水の力で私を沸騰させろ!

津波で沈めろ! 圧縮レーザーで斬れ!!

倒せば、私の魔王の力をお前に譲るぞ!」

リシアはため息をつき、

軽く手を振った。

「……めんどくさいけど、ちょっとだけ」

次の瞬間、エリスの体が水に包まれる。

「うおおお! これか……! 水の圧力が……いいぞ!!」

だが、リシアはすぐに止めた。

「待って、倒すって死ぬの? 嫌だよ、そんなの」

エリスが目を丸くする。

「え? いや、魔王だから再生するけど……

お前、優しいのか?」

リシアはクッションを投げて。

「うん。倒すより、一緒に温泉入ろうよ。

異世界の話、聞きたいし」

エリスは戸惑いながらも、ポータルが閉じないのを見て、

「……ふん。仕方ないな。

倒すのは後回しで、温泉とやらに入るか」

塔の声が嬉しそうに。

『新メンバー候補確認。

魔王モード:オフ。

温泉準備中♡』

こうして、美少女魔王が加わり、

リシアのハーレム(?)はさらに増えた。

もちろん、本人は

「異世界の冒険、ちょっと面白そうかも……」と、

少しだけワクワクし始めていた。

第16話 終わり。

【次回予告】

エリスの加入で、ポータルが安定!

リシア、ついに異世界へ初冒険!?

干ばつの異世界で、水魔法大暴れ。

「津波一発で解決しちゃった……」

第17話『異世界干ばつ、湖一発でオアシス化する』

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