表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『ありきたりだと思ってた水魔法、実は文明破壊兵器でした〜』  作者: nekorovin2501


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/33

【第12話 王族パーティー、湖で溺れかける】

天空水城は、魔王撃破のニュースが大陸中に広がった翌朝、

異常な賑わいを見せていた。

城の下——地上の湖畔に、豪華な馬車と旗の列がずらりと並ぶ。

大陸中の王族、貴族、使節団が「同盟を!」と押し寄せてきたのだ。

リシアは城のバルコニーから下を覗き、ため息をついた。

「……みんな来すぎ。

同盟って、何? 私ただのんびりしてるだけなのに」

エリシアが横で紅茶を注ぎながら。

「ご主人様、チャンスです。

これで大陸の半分を味方につけられます。

世界征服の第一歩ですよ♡」

アーテリアとミレーヌが即座に睨む。

「征服って……ご主人様を巻き込まないで」

「ご主人様はのんびりしたいだけです♡」

塔の声が報告。

『来訪者総数:十五カ国。

総勢五百名。

目的:同盟締結、婚姻提案、水資源共有など。

推奨:歓迎パーティー開催♡ 会場は湖上特設ステージ準備中』

リシアは頭を抱えた。

「……パーティー? めんどくさい……

ちょっと津波で流す?」

エリシアの目が輝く。

「いいアイデアです!

津波で弱い国をふるい落として、強い国だけ残せば……」

「違うよ!! 流すって、帰らせる意味で!!」

結局、パーティーは開催された。

湖上に水のプラットフォームを張り、

王族たちが船で集まる。

リシアは渋々、城から降りて(水のエレベーターで)挨拶。

「えー、みんな来てくれてありがとう。

同盟とかよくわかんないけど、水はみんなでシェアしようね」

王族たちが拍手。

しかし、すぐに本題。

ドライア王国の王女(前からいる)がまず。

「聖女様! ぜひわが国と永遠の同盟を!」

インプライア帝国の王子が割り込み。

「いや、わが帝国と婚姻を! あなたを皇后に!」

びしょ濡れ皇帝まだいるが叫ぶ。

「待て! この湖は朕の……ぐぼっ!」

誰かが押して湖に落ちる。

カオスが始まった。

王族同士の言い争い、

贈り物の競り合い、

ついには魔法で威嚇し合う。

リシアは耐えかねて手を振った。

「もう、うるさい! ちょっと静かにして!」

その瞬間——

湖全体が揺れた。

ゴゴゴゴゴ……

小さな津波が湖面をうねり、

プラットフォームを揺らす。

王族たちが悲鳴を上げる。

「わぁぁぁ!!」

「溺れるぅぅ!!」

波が高くなり、

馬車ごと湖に落ちる使節団、

ドレスが濡れてパニックの王女、

王冠を落として泳ぐ王子。

びしょ濡れ皇帝は二度目の水没で、

「もう朕は帰る……」と諦めモード。

リシアは慌てて波を止めた。

「……ごめん、ちょっと強くしすぎた」

エリシアが笑いながら。

「完璧です、ご主人様。

これで弱い心の者は去り、残った者だけが本物の同盟者です♡」

残ったのは、ドライア王女と数カ国のタフな王族だけ。

彼らはびしょ濡れながらも、

「同盟、結びましょう!」と土下座。

リシアはため息。

「……まあ、いいよ。

でも、パーティーはもうなしね。

みんな、温泉入って帰って」

こうして、アクアリシア連邦は

大陸の半分と同盟を結んだ。

もちろん、リシアはすぐに城に戻って温泉タイム。

第12話 終わり。

【次回予告】

同盟の余波で、連邦の人口が爆増!

リシア「街が大きくなりすぎ……」

そんな中、古代の水の神が目覚め、

「私の後継者よ、力を貸せ!」と迫る!?

第13話『水の神「私を崇めよ!」って言い出した』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ