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異世界転生した俺は、「使命」から逃げて死に戻りを繰り返す。  作者: きゃらめる
第一章 異世界転生で勇者になった俺は、特権階級でニートになる。
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EP2 謁見

「まずは王に謁見して頂きます。」

使用人と思われし人物の案内で俺は玉座の間へと歩みを進める。

「勇者様のおなーりー!!」

直後、2m近くある大きな扉が開き、王の姿が露わになる。

「王、勇者様を連れて参りました。」

「うむ。ご苦労。しかし…」

等と言いながら王は俺を一瞥する。

「とても勇者とは思えぬ格好だが…貴様、名は?」

勇者と思えぬ格好…まぁ、無理もない。何故なら俺は今、上下ジャージにメガネをつけている。異世界では珍しく思われても不思議じゃない…が

「そういう時は其方から名乗るのが礼儀じゃないんですか?それとも…異世界だから文化が違うのか…王がただ単に無礼なだけか…」

少し嫌味と皮肉を込めて王を睨みつける。

「おぉ、それはすまない。我が名はオルガクレイ・バリシエル。ここらを治める王だ。…これでよろしいか?」

「あぁ。俺の名前は内藤光希。よろしく。」

こうして自己紹介(?)が終わり、王がこの世界の事を色々教えてくれた。どうやら、異世界転生モノではお馴染みのlvとステータスが存在するらしい。モンスターを討伐する事で経験値を獲得することができ、lvが上がる。lvが上がるごとにステータスも上昇し、スキルポイントと言うスキル解放に必要なポイントも付与される。スキルによって必要なスキルポイントが変動する。

「あんまり俺の知るゲームやラノベと変わりない…か。」

「おや、勇者様はこの世界のことをご存知なのか。」

「ん…まぁ、仮想現実…的な感じで体験とかはしてた…かな。」

この世界にゲームやラノベがあるとは思えないので、仮想現実で体験した。と言うことにしておく。

「ふむ…やはり、勇者様の世界ではかなり技術が進歩しているご様子。勇者様の世界の事を少し私共に教えて頂けないだろうか?」

そして、俺は自分の世界の事を話し始めた…とは言え、一般的な現代日本の話なので割愛する。

「なるほど…勇者様の世界はそこまで技術が進歩しているとは…。…と、勇者様の世界の話はこれくらいにして。勇者様もお疲れのはずだ。今日は一旦休んでもらって、明日には旅に出て貰いたい。」

「明日!?」

幾ら何でも早すぎないか?俺は今日異世界に転生したばっかなのに。それに冒険なんか行きたくない。異世界転生とかいうオタクとしては燃える展開だが、あまり動くのが好きではない。どちらかというと家でゴロゴロしていたい…

そんな事を思いながら、異世界転生初日を終えた。

今後も毎週日曜午後8時投稿の予定です。引き続きよろしくお願いします。

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