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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に  作者: SUGISHITA Shinya
第四部

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441/499

441 ダンス、宮廷マナー等の講習会

 講習会合宿の朝が来た。

 参加者は、僕とアカ、ジェナ。お狐さん、マリアさん、ステファニーさん、オリメさん、アヤメさん、エスポーサ、ブランコ、ドラちゃん、ドラニちゃん、観察ちゃん、ティランママ、ティランサン、プリシラさん。プリメーロ、プリメーラ、フロランスちゃん、リオンちゃん、チルドレンは食事マナーと言ったら食いついて来たので一応参加。

 それにエレーネ女王、ナニー侍女長、ヒバさん、コマチさんだな。

 合宿棟はいらないか。スパ棟で十分だな。


 ティランママとティランサンが来た。ではスパエチゼンヤに転移。前にスパ棟があったところにスパ棟を出す。

 観察ちゃんが参加者を次々転移で連れてくる。お狐さん、フロランスちゃん、リオンちゃん、エレーネ女王、ナニー侍女長、ヒバさん、コマチさんだ。

 揃ったね。さて行こう。その前に全員人化。


 総領事館、通称迎賓館に行く。

 すぐ舞踏場に行く。背の高い重厚なドアを開けるとシャンデリアがいくつもキラキラ輝いている部屋だ。床も磨かれていて、シャンデリアの輝きを反映している。壁一面に巨樹の絵がまるでそこに生えているかのように描かれている。床もピカピカ。壁は金をふんだんに使っている。天井にはさらに大きな樹が描かれていて、樹の根元に僕らが描かれている。


 「では、皆さん、今日から二週間よろしくお願いします。まずはダンスから始めましょう」

 楽団付きだ。


 エリザベスさんが仕切る。

 「では見本を」

 ローコーを見ると二、三歩下がっている。

 両親を見るとあらぬ方向を向いている。

 「アングレアに送り返すわよ」

 諦めて元国王夫妻が踊り始めた。なかなか年季が入っていて上手だ。

 つぎ、元宰相夫妻。

 まずまず上手だ。


 「次はシン様とアカ様」

 踊るの?しょうがない。踊りました。

 一曲踊ったが止めてくれない。楽団も次々違う曲を演奏する。いいですけど。

 そのうち楽団員の息が切れて来た。楽団員がエリザベス様休ませてくださいと音を上げた。


 「シン様。アカ様は師匠です。ありがとうございました」

 では皆さん師匠の踊りに近づくよう頑張りましょう。


 マリアさんと踊り、ステファニーさんと踊り、オリメさんと踊り、アヤメさんと踊り、ティランママと踊った。ティランサンはアヤメさんが踊ってくれた。


 「はい、皆さん合格です。どこに出しても恥ずかしくありません。ティランママ、ティランサンも今度の夜会では最上の踊り手と思います。ではブランコ様、エスポーサ様、お願いします」

 二人で踊る。どうもブランコが。

 「はい、ブランコ様は発展途上です。頑張りましょう」


 「次はエレーネさん、うちの旦那とお願いします」

 踊る。

 「はい。ブランコ様より良いですが、まだ少し発展の余地があります。頑張りましょう」


 次はナニー侍女長、ヒバさん、コマチさん、プリシラさんだ。

 ローコーさんがお相手して踊る。ローコーさんもなかなかだ。

 「はい、プリシラさんを除き皆さん発展途上です。頑張りましょう」


 「お狐さんとジェナ、チルドレンの皆さんは今の踊りを見ましたね。二人づつ組んで踊ってみてください」

 パートナーを次々と変えて踊る。

 「はい、合格です。言うことはありません」


 結局発展途上は、ブランコ、エレーネ女王、ナニー侍女長、ヒバさん、コマチさんだ。

 観察ちゃん?何人かで全方向から僕とアカの踊りを最初から最後までじっと見ていたからいいんだろう。きっと指導ができるぞ。


 「合格の方は、朝昼晩と来ていただいて食事しましょう。発展途上の方は頑張りましょう。それと合格者が大量に出ましたので、二百人衆のまだ研修が終わっていない人の研修を行いましょう。ステファニーさん、人選をお願いします。一応、スパエチゼンヤで研修した人はマナーもダンスも合格していますから、それ以外の未研修の奥さん、若い人など、お願いします。ダンスは多分半日もあれば十分です。あとは若い方の侍女コース、執事コースも開講しましょう。2週間我々も予定を空けましたのでびっしりと爺さん、婆さんには働いてもらいます」


 合格が多くて喜んでいた元国王、元宰相。ガックリである。


 「宮廷マナーは、馬車で着いたところ、国王夫妻との謁見をやってみましょう。シン様、アカ様が国王夫妻。その他は重臣、貴族でやってみましょう。また下のものから挨拶を受けるところもやっておきましょう。それを習得すればあとは食事のマナー、そのほかは臨機応変です」

 重臣、貴族にされてしまったと元国王夫妻と、元宰相夫妻。

 みんな一回で合格。


 「それではダンスが発展途上の方は、残ってください。合格するまでやります。合格の方は朝昼晩と食事においでください。ステファニーさん、午後からの二百人衆の人選もお願いします。二百人衆はまずはダンスとマナーを全員合格するまでやりましょう。それから侍女コース、執事コースです。侍女、執事にならなくても必ず役に立ちますのでぜひ受講を勧めてください」


 「夜会の前日は忙しいか。前々日に二百人衆、関係者で大舞踏会を開催しましょう。それまで全員合格しましょう」


 合格者は仕事に行った。ステファニーさんは午後からの研修者の人選。ジェナ、チルドレンは見回りに行った。見回りはみんなで環状の森へ行ったらしいよ。ブランコがうらめしそうである。エスポーサは残った。付ききりでブランコに教えるらしい。お狐さんはイヅル国に戻って行った。ダンスが踊れたからいいらしい。


 あれ、発展途上の女性にエリザベスさんが囁いている。途端にやる気が満ちて来たのがわかる。魔の言葉だな。なんと言ったかわからないけど。

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