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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に  作者: SUGISHITA Shinya
第四部

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377 神国からコシまでの旅路

 僕は暇だから出発までぶらぶらですよ。ちょっと出かけてくると神国の生き物に告げて回ろう。何かあったら観察ちゃんを呼んでねと言っておく。大丈夫だろう。観察ちゃんも、うんうんと言っている。だいぶ観察ちゃんが増えたみたいだ。


 エチゼンヤさんの出発二日前が僕らの出発日だ。

 僕らの出発の前日になった。出発はこの世界の常識の日の出だ。朝が早いのでフロランスちゃんを迎えに行った。神国で一泊してもらう。プリメーロとプリメーラの家で泊めてくれるそうだ。ジェナもお泊りだ。うちより気楽だろう。お狐さんには明日から旅に出ると話をしておいた。


 出発の日。

 日の出に泉の広場から出発だ。僕ら一家とプリメーロ、プリメーラ、フロランスちゃん、バトルホース4頭だ。それに観察ちゃん。

 ドラちゃんに乗って出発。二百人衆、メーメー、モーモー、コッコ、ベーベーなどに手を振って環状の森の上を越して滅びの草原を飛び越えて街道脇に着地。

 街道に出した馬車にバトルホース4頭を繋いで、馬車に乗って出発。御者はエスポーサ。観察ちゃんは屋根の上。地図を作るのだろう。


 街道にはまだ誰も見えない。王都から日の出に出てもまだ王都の近くだろう。

 急ぐわけではないが快調に進む。何も出てこないね。王都に近いからね。出なくても不思議ではないか。休憩を挟んで昼食です。チルドレンは昼寝です。


 マリアさんとステファニーさんは剣を取り出して二人で振り始めました。準備運動だろうな。ステファニーさんは今日は剣の気分らしい。

 オリメさんとアヤメさんは拳を握って仮想相手を殴っています。時々ジャンプして殴ったりキックしたりしています。ドラちゃんとドラニちゃんが相手を始めました。4人で楽しそうだ。

 ブランコはもちろんジェナを寝かせています。エスポーサはバトルホースの世話をしています。平和でいいな。

 僕は大きくなったアカに寄りかかってブランコの隣だ。ジェナは来てくれないけどね。


 チェルドレンが起きた。では行きますかね。

 午後はマリアさんが御者だ。チェルドレンは馬車に飽きたようだ。馬車は馬2頭に引いてもらうことにして、一頭にエスポーサとジェナとプリメーラ、もう一頭にステファニーさんとプリメーロとフロランスちゃんが乗った。

 ブランコが先頭、次に馬二頭、最後に馬車だ。ドラちゃんとドラニちゃんは周りを飛び警戒だ。


 バトルホース並みに大きくなったブランコがウオンと合図して出発。これではよほど勇気のある強盗でなくては襲ってこないぞ。もっとも前にコシから王都まで来た時にも王都近くは何も出なかったから明後日くらいまでは何も出ないかもしれないな。


 休憩を挟んで夕食だ。

 街道から離れて厩舎と移動スパ棟を出して全体にバリアを張ってスパ棟の前にテーブルを出して夕食。野宿の雰囲気が出ないからね、外で食べる。美味しいね。

 お狐さんがやって来た。みんなでお狐さんの話を聞きながら一緒に夕飯。イヅル国は今日も平和なようだよ。エスポーサはバトルホースの世話をしてくれています。


 お風呂は僕とアカとお狐さん、ブランコ、ドラちゃん、ドラニちゃん、チルドレン。それに観察ちゃんだ。

 楽しくお湯を掛け合ったり潜ったりして遊ぶ。お風呂から出たらチルドレンを乾かしてやる。


 さて、寝るのは、野宿だからテントかなやっぱり。みんなそれでいいと言っています。では外に出て移動スパ棟は収納。大きいテントを出します。みんなで中に入りました。みんないつもの配置、チルドレンは大きくなったブランコのお腹でジェナと一緒に眠ってしまった。

 朝までぐっすりです。


 朝、テントから出てバトルホースを見に行きました。何もなかったようだ。

 朝食にして出発。何もありません。一日何もなかった。一泊しても何もなし。

 三泊目です。何もありません。次の日あたりから何か出そうだな。楽しみにして眠りについた。


 さてさて今日あたりから何か出そうだね。進むにつれて魔物の気配がちらほら出て来た。

 山道になる。この前はこの峠付近で盗賊団と遭遇したけど、今回はいないな。魔物も遠くから見ているだけで襲って来る気配がない。

 4頭立てにしてみんな馬車に乗ってもらって峠を越えたけど、襲ってこない。峠を降りてしまったよ。峠下に野宿地があるけど煩わしいから通り過ぎて少し行ってから野宿。


 それから何か出ないか期待しながら進むが何も出ず、4泊くらいしたら朝のうちにコシが見えて来てしまった。

 大人しくコシの東門に並んだが皆避ける。しょうがないから先に行く。先頭はブランコ、御者はエスポーサ。馬車の周りをドラちゃんとドラニちゃん。


 門番さんはブランコを一目見るなりまさかという顔になり、ドラちゃんとドラニちゃんを見て、「出たー」と声をあげて奥に引っ込んだ。誰も出てこない。

 手が見える。いけいけ、とっとといけ。というふうに動いている。鑑札などというものはもうどうでも良くなったらしい。捨ててはいないけど収納の肥やしだ。それじゃ行きましょう。門を通過した。

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