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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に  作者: SUGISHITA Shinya
第四部

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319 環状の森にいたミツバチさんを助けお花畑と果樹園を作る

 僕はやることないな。お飾り神だからな。

 ベーベーをかまっていないな。宿に転移。ベーベーと出て来ますと言って宿を出て、すぐ神国の泉の広場に転移。

 ベーベーマンに僕とアカ、ベーベーにエスポーサが乗って散歩だ。

 ベーベーマンとベーベーに明日のことを話しておく。怪しい男が二人、さっき宿の客になったと教えてくれる。明日、中から宿の扉を開ける役目の男達だろう。ベーベー達もよくみているね。

 「明日は頼むよ」

 ベーベー返事をしてくれる。


 あれ、3人組が来た。ジェナが指先にミツバチを止まらせている。

 ドラちゃんが教えてくれる。

 『ミツバチさんが困ってることがあって、シン様のところに行く途中に会ったから連れてきた。とっても遠いので飛んでいけない、死んでしまうと言っていたよ』

 「そうか。きてくれたのかい。元気になあれ。それでどうしたの?何々女王様が病気だって。そうか、何処だい?」


 『ミツバチさんと会ったところまで行くね』

 みんなで転移。

 『あっちだって』

 環状の森の方らしい。環状の森の中なの?よく飛んでこられたね。環状の森のそばに転移。

 蜂は二回続け様に転移してびっくりしたみたいだけどすぐ飛んで案内を始めた。


 森の一番手前の木に巣があった。巣が壊れかかっている。女王蜂は?壊れた巣から女王蜂が見える。人間で言えばあばら屋状態だね。

 ああ、卵が産めなくなって働いてくれる蜂が少なくなったのか。治してやろう。ほら治った。


 ミツバチのしっかりした巣箱を作ってやろう。作った。こっちに入る?うんと言っている。可愛いね。場所はベーベーの砂場の先にお花畑を作ってやろう。あれ、果樹園がないな。アカが作るつもりだったけど忘れていたと申しています。僕らは困らなかったからね。


 それじゃ女王蜂さん、お花畑と果樹園をすぐ作るからそしたら巣箱に引っ越ししてくれる?

 うん。と言っています。

 まずはみんなに元気になってもらおう。スーパー栄養蜜だ。縁のある浅い容器に入れてやる。女王蜂さんにはスーパーロイヤルゼリーだ。みんな夢中で飲んでいる。その間にミツバチさんも含めて転移。


 僕はミツバチさんの世話。

 アカがベーベーマンに乗って花の種子を撒いていきます。ドラちゃんとドラニちゃんが穴を掘っていきます。アカが穴に種子を落とすとブランコが土を被せていきます。エスポーサは二百人衆を迎えに行きました。

 撒き終わったね。水をかけよう。お花畑はやさしくかける。果樹園は少し多めに。


 水をやり終わったから、芽出ろ、芽出ろ。あっという間にお花畑ができた。果樹もグングン育った。花が咲き始めた。

 いつも花があるように今は咲いてない花や果樹もある。かなり面積を広くとったから一斉に咲かなくてもミツバチさんには十分だろう。


 ミツバチさんは体が大きくなった。巣箱も体に合わせて大きくする。

 巣箱の周りに木を植えた。直射日光は嫌だろう。チラチラと日が当たるくらいかな。強風が当たるのも嫌だろうから低木も植えてやろう。そよそよと柔らかい風が吹くようにしよう。

 ミツバチの森になった。


 二百人衆がやって来た。

 お花畑と果樹園とミツバチの森にビックリしている。

 「今度仲間になったミツバチさんだ。ここに住んでくれるそうだから世話をお願いね。蜜が溜まったら貰えると思うよ」

 女王蜂さんがうん、うんと言っている。

 「世話の仕方は?」

 「エチゼンヤさんで習いました。こんなに立派な蜂ではなかったですが」


 蜂さん達は巣箱と花が咲き始めたお花畑、果樹と忙しく飛び回り始めた。

 女王蜂さんがペコっとお辞儀をして巣箱の中に入って行った。

 もう大丈夫だろう。巣箱の中も急速に充実するだろう。


 「果樹とお花畑もお願いね」

 「承知しました。しかし綺麗ですね」

 「ああ、花を摘んで家に飾っていいよ。種や株を掘り取って持って行って花壇を作ってもいいし。今まで形を作るのに忙しかったから花壇まで手が回らなかった。やっと形が出来てきたからこれからはみんなの気持ちを豊かにするようにしようね。気が付いたのはミツバチさんのおかげだな」

 ミツバチさんが嬉しそうに周りを飛んでいます。


 それからしばらくして家の周りに花壇ができ、あちこちに花が咲いているようになった。家の中にも花が活けられているようになった。うん。いいことだ。

 ミツバチさんも花壇にも来て大変忙しい。通年花があるから、家族もだいぶ増え、長生きさんになったようだ。神国の蜂さんらしい。ははは。


 蜂蜜も分けてもらえるようになった。女王蜂さんに言わせると名付けて神蜜だそうだ。確かに美味しい。今までの蜂蜜は味がついた水のようだね。女王蜂さんが嬉しそうだ。


 さて、話が飛んでしまったが、夕方になったので、僕とジェナと3人組とベーベーで宿に戻った。

 中庭にいるね。ブラックスパイダーさんだな。こっちを見ているから会釈をしてやった。なんだか慌てている。面白い。


 事務室に顔を出してベーベーを預けて、部屋に入ってすぐ神国に転移。お狐さんもきました。みんなでお風呂に入って食事をして、お狐さんの話を聞いて一緒に寝ます。だんだんお狐さんが来るのが早くなったのではないか。分身がいるからいいのだろう。


 さて朝です。今日はイベントです。忙しいのです。でも僕はやることありません。朝食後アカとジェナと散歩です。

 今日は二百人衆も忙しいのでプリメーロとプリメーラは遊びに来ません。

 お花畑を見に行こう。花が咲き誇っています。ベンチをいくつか設置しました。アカと座ります。アカは人化していますからジェナを抱っこです。


 「おかたん。お花きれい」

 「綺麗ね」

 「ミツバチさん、嬉しそう」

 「そうね。ほらお礼に来たわ」


 一番初めに迎えに来たミツバチさんみたいだ。ジェナの前でお礼を言っているらしい。

 アカと僕のところにも来ました。指に止めていい子いい子してやります。嬉しそうだ。

 あれあれ、みんな来ます。ずるいと言っています。しょうがない。手に止まらせていい子いい子してやります。みんな満足して花と果樹の花に飛んでいきます。

 畑の方から帰って来るミツバチもいます。人工授粉しなくても良さそうだね。


 「おかたん、プリメーロちゃんとプリメーラちゃんはねーーー」

 ジェナが一生懸命昨日遊んだ時のことを話しています。よほど楽しかったんだろうね。アカはうん、うんと聞いています。そのうちジェナは話疲れたのか、アカの腕の中で寝てしまいました。

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