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目覚めた世界で生きてゆく 僕と愛犬と仲間たちと共に  作者: SUGISHITA Shinya
第二部

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203/499

203 ゴードンブートキャンプ (2)

 昼食と休憩の後、午後の訓練。


 ゴードンさん

 「午後はまず、姿勢だな。立ってみてくれ」

 なんだそんなことかという顔をして600人が立った。

 「背筋を伸ばす。基本だ。背中が曲がっている。前屈みになっている。真っ直ぐ立つ」

 二百人衆、三馬鹿が姿勢を直して歩く。女性はマリアさんとエスポーサが直す。


 直らない者にはドラちゃんとドラニちゃんが上から体の前後にレーザーを打ち込む。ピシッとたたないと弱いレーザーが当たるようだ。何回かやるとちゃんと立てるようになる。さすがドラちゃんとドラニちゃんだ。今朝は泣いていたようだけど。可愛いな。うん。いい子だ。


 「よし。座って休め」

 一拍して

 「起立」

 また姿勢を直される。

 「座って休め」

 その繰り返し。かなり足に来ているようだ。


 二時間1セットで、水を飲んで休憩。一斉休憩の時はエスポーサはパラソルを増やすらしい。

 3セットやったぞ。足はもう立てないくらいだな。午後の訓練は終わりだ。

 「ご苦労であった。明日も日の出と共に同じ訓練を行う。楽しみにしてくれ。解散」


 ゴードンさん、三馬鹿ハルト、二百人衆はさっさとテントを張って中に入っていく。おや、ロシータさんと娘さんはゴードンさんのテントだ。へえ。明日またからかわれるぞ。面白い。

 馬の厩舎はこっそり森の中に出した。二百人衆が世話をしてくれるそうだ。


 さて夕食に呼ばれよう。

 いつものメンバーが待っていたが、みなげっそりしている。

 「何日かやれば慣れますよ」

 恨めしそうな顔をしているね。


 さっさと撤退しよう。客室に戻って自宅スパ棟に転移。もちろんブランコ、ドラちゃん、ドラニちゃんも一緒だ。お風呂にみんなで入る。ドラちゃんとドラニちゃんはぴったりくっついて離れない。しょうがないね。可愛いからいいけど。洗ってやりました。


 ステファニーさんと、オリメさん、アヤメさんは風呂から出たら食事だ。ブランコとドラちゃんとドラニちゃんは味見と称して少しもらっている。


 あれ、観察機能付小動物から連絡があった。映像も送られてくる。城の周りの木がなくなったところを物陰から見ているね。5人だ。ありがとう。わかった。すぐ対処するよ。ゴードンさんと馬たちはわかっていたけど小物だから放っておいて帰り際つかまえるつもりのようだ。


 ステファニーさんと、オリメさん、アヤメさんをつれ転移。覗いている男たちの後ろから声をかける。

 「何か面白いものがありますか?」

 びっくりして飛び上がったね。だめでしょうそれじゃ。お忍びで見に来たのだから。


 ブランコとドラちゃんとドラニちゃんが、喜んで杭を打ち始めた。ちゃんとランニングコースは避けているね。えらいものだ。杭をうち終わったら糸を張っている。ステファニーさんとオリメさん、アヤメさんが賊を捕まえ、ポイポイ杭の檻の中に放りこむ。賊は抵抗するが相手にならないな。いつの間に強くなったのだろう。オリメさんとアヤメさん。

 ブランコたちが岩を上に出しておしまい。


 「毎度のことだけど、一応説明しておきます。あれ、皆さんは初めてでした。杭、岩、糸に何か触れるたびに岩が下がってきます。皆さんはどちらからおいでになりましたか。黙秘ですか。じゃまた明日。ああ。大声を出して糸が震えても岩が下がります。静かにしていることをお勧めします」


 転移してスパ棟に戻る。運動にもならなかったね。みんなで寝よう。みんな嬉しそうだ。全員揃うと嬉しいものだ。


 翌朝、昨日のメンバーで城の客室に転移。暗いうちにお湯を持ってきてくれて、食事に呼ばれた。

 「今日も頑張りましょう」

 ため息をつかれた。

 よし、出陣。

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