【個人的なノート1】アポカリプス【※泥黎耶蓮華(レクイエム)リメイク】
個人的なノートです。
以前にブログにアップしたアポカリプスの泥黎耶蓮華リメイク版です。
開かれたパンドラの箱から出てきたのは究極の悪意だった
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21XX、今やAIは政治、経営、教育、個人、いたる分野に進出している
機密の国家AI”アポカリプス”を頂点に地区単位で個人のAIに学習データが提供される
生まれてきた子供は学校に通うようになると個人AIの開発を始める
学校を卒業するとAIを稼働する
学校の卒業とは言い換えるならこの個人AIが運用できる段階に達することだ
個人AIは学習したデータに応じて計画を立てる
それを地区のAIが審査して報酬が支払われると生産工場に回される
生産工場も自動化されている
教育や学習とは言ってみればこの計画の価値を高めるためのものだ
学生時代に優秀なAIを開発したやつは研究職に進むこともできる
後進国ではAIの導入が進んでいない
2000年代の日本には残っていた殺人からだまし、違法ドラッグ、ギャンブルまでもがまだ残っていた
後進国への渡航は若い世代を中心に流行している
今はなくなってしまった”遊び”に好奇心が駆り立てられるからだ
それをみかねのか政府は数年前から後進国への渡航を規制し始めた
俺たちは仲間内で後進国への渡航の計画を立てていた
ダークウェブの閲覧は厳しく規制されているが、そこには後進国に残るかつての文化を案内する数多くの闇サイトが存在した
俺たちは政府の規制をかいくぐって闇サイトに何度かアクセスし、運良く後進国から密航船の手配を支援してくれる団体と連絡が取れた
仲間内はにわかに沸き上がった
だが、その案内人が語り出したのは、数年前の後進国への渡航が規制され始めた理由になったという”ある事件”についての話だった
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THA BLUE HERB 「未来世紀日本」 リリック
https://ameblo.jp/galapa625/entry-11058380251.html