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06【ベッド争奪戦!】

人類みなニート~働いたら負けかなと思う~


主人公「葉月博はづきはく、26歳」


女神「ターニャ、17歳」


異世界転生を余儀なくされ転生するも何故か女神ターニャも一緒に転生


仕方なく一緒に旅をする事になったのだが転生時に初心者パックを渡すのを忘れたりと


長く旅をするにつれ女神ターニャのポンコツぷりが露呈し始めるのであった


そんな到底女神の行動とは似ても似つかないポンコツ女神ターニャとの異世界のんびり?転生珍道中物語です

「ウサメ、何か問題事か?」


「いえこちらのお客様さまがウサ」


そう聞くとギルマスは俺達の身分証を手に取った


「ほう、よしちょっと奥の部屋に来い」


俺達は奥の部屋に連れて行かれた


「まぁーゆっくりしてくれ、俺の名はラービこの町でギルドマスターをしているよろしくな」


「あっはい葉月ですよろしくお願いします」


ターニャは未だにニートを受け入れられないのか固まっている


「それにしても人間とは珍しいな」


「そうなんですか?」


「ああこの町は魔人領にかなり近いからな、それにこんな田舎町に人族は近寄らないさ」


「へぇーそうなんだ」


「それで職業がニートと」


「はいそうなってますね」


「ちょっと待ってくれ確かこの辺に」


そう言うとラービは本棚を漁った


「あったあった!フムフム」


「何かわかりましたか?」


「うむ、この書物によれば、職業ニートはやはり人族又はそれに近しい種族のみ就くことのできる職業みたいだな」


「てことは何か特別な職業何ですか?」


「まぁー待てそんなに焦るな、まず身分証の名前の所に触れて見ろ説明が表示されるはずだ」


葉月博/26歳/lv1/人族/ニート/光


「出たか?」


「はい」


「よしじゃあ職業欄に触れてみろ説明が出るはずだ」


職業ニート

働かざる者、怠け者、適性補助無し、補正補助無し


「んー適性、補正ともに補助無しか」


「書物には他に何か書いて無いのですか?」


「有益になる情報は載ってないな」


ハァーと溜め息がこぼれた


「おいおい、そう落ち込むな」


「いやいや、落ち込むでしょニートですよニート!なんで職業がニートなんですか!てかニート職業なんですか?」


「さぁな、わしも詳しくはわからんがもしかすると人間界の方に行けば詳しく載っている書物もあるやもしれんぞ」


「人間界?どうせ遠いんでしょ?」


「遠いな」


「補助も付かないニートがここから人間界に行ける思いますか?」


ラービは目をそらした


「ハァー!今日はもう宿屋に行って寝よ」


「おっ!宿屋か!なら俺がオススメの店を紹介してやる、ギルドを出て右手に進とラピッドファイアという宿屋がある」


「ラピッドファイア?」


「飯は旨い、清潔、そして安いの三拍子だぞ!そして俺の名を出せば更に割引してくれるはずだ」


「わかりました行ってみます」


「おおっそうだ!肝心な事を忘れていた職業は固定と言うわけでは無いんだぞ」


「えっ?そうなんですか?」


「直ぐに選択出来る奴もいればlv50ぐらいまで選択が出なかった奴もいるがな

まぁー一部固定の奴も居たがこればかしは完全に個体差だな」


それを聞いた途端今まで固まっていたターニャが立ち上がった


「それよそれ!レベルが上がれば職業を変更出来るもうそれしか無いわよ!レベル上げよレベル上げよ!!」


そう言うとターニャは俺の手を引っ張ってギルドを後にした


「ふーんここがラピッドファイアね、ふんまあまあね」


「おい!そう言うと事言うなよ、仮にも女神だろ!」


「何が女神よ!女神である前に私も人なのよ!それなのにこの私がなんでニートなのよ!」


「まぁまぁ女神様落ち着いて、ささ入りましょう」


「ふん!」


「いらっしゃいませウサ!」


「あれ?ウサメちゃん?」


「ウサ?」


「あれ?さっきギルドに居たよね?」


「ああーっあれは妹ウサ、私は双子の姉ウサミだウサよろしくウサ」


ウサミは可愛く笑って挨拶をしてきた


「かわえ~なんて可愛さなんだ!是非持ち帰ってそのフワフワの耳をモフモフしたいぜ!」


「死ねばいいのに」


「はぁー?お前にはこの可愛さがわからんのかー」


「ふん!わかりたくも無いわね、ところで部屋は空いてる?

私達ラービさんの紹介で来たんだけど」


「ラービさんの紹介ですかサービスさせて頂きますウサ一部屋銀貨二枚になりますウサ」


「サービス?なら割引よりもそのうさ耳をさわらせ、、」


言葉を言い切る前にターニャが俺を睨みつけた


「いや何でもないです」


「二部屋お願い」


「おい一部屋で十分だろ」


「はぁ?なんで私があなたみたいなゴミと一緒の部屋で寝たいといけないのかしら?なに罰ゲームか何か?」


「くっ!そこまで拒絶しなくても」


「申し訳御座いませんウサ団体のお客様が入っているので一部屋しか空いていないウサ」


「えっ?二部屋無いの?」


「申し訳ないウサ町にあるもう一軒の宿が工事中なのでお客さんが皆こっちに来てるウサ」


「なら仕方がないな!よし一部屋で!」


「嫌よ!あんたと一緒の部屋なんて身の危険を感じるわ!」


「そうか、なら野宿でもするんだな!よかったな満天の星空を眺めながら寝れるなんてゲハハハハ!」


「くっ!わかったわかったわよ!一緒の部屋でもいいわよ!その代わり私がベッドあなたはソファーで寝てよね!」


「そんなん知るかー俺はベッド寝るぞ」


「なんでよ!か弱い乙女をソファーで寝かせる気?」


「なーにがか弱い乙女じゃ、こっちはお前のおかげでクタクタ何だよ」


「そんなのお互い様でしょ!」


「あのー」


「なに?!」


「いえ、ジャンケンで決めたらどうですかウサか?」


「ジャンケンか、俺は構わないぜ!」


「ふん望むところよ!」


「言っておくが俺こう見えてジャンケンつぇーからな!」


「そう、なら私はパァーを出すわ!」


「何っ!?揺さぶりだと!この女出来る!」


「フフフ私は女神よ!民に愛されし女神なのよ!この女神パワーでジャンケンにも勝利してベッドは頂くわよ!」


「どっちだ?どっちなんだ?パーかそれとも裏をかいてグーかいやいや裏の裏をかいてパーかそれともチョキなのか?」


「ほら、いくわよ!」


ジャン、ケン、ポン!


博はグーをターニャはパーを出した


「ヨッシャー!信じる者は救われるのよ!」


「306号室になりますウサ」


こうしてベッド争奪戦は幕を閉じた

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