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40【特産品】

人類みなニート~働いたら負けかなと思う~


・主人公「葉月博(はづきはく)26歳」

・女神「ターニャ17歳」

・猫人族「カンナ16歳」

・竜人族「ネーア13歳」

・バンパイア族「ドーラ19歳」


若干26歳で亡くなり異世界へと飛ばされた博は何故か一緒に飛ばされた女神ターニャと共に旅をする事となる

しかしこのターニャは無能と言うなの二文字が良く似合う女神であった

為すこと全てが最悪の方向へと進む中、博達は仲間を集めてこの目的の無い異世界を旅するのであった

「よし決めた!」


朝の散歩から帰ってきた博がいの一番で叫ぶ


「何を決めたのよ?」


「我が領地の今後の方針だよ方針!」


「ふーん」


「興味無さそうだな」


「お兄ちゃん、カンナは興味有ります!」

カンナちゃんはピコピコと耳を動かして笑顔を振りまいてくれる


「ありがとうカンナちゃん、よしとりあえず食べ物と娯楽!

この二つを充実させようと思う」


「食べ物って、ここは海産物が目玉何だから必要あるの?」


「これだからターニャは素人で困る

今朝、街を歩いていて思ったんだが、この街いやこの世界全体的に甘味が少ない!

サクセスで食べたアイスもただ牛乳を固めただけの本物とは程遠い出来だったからな」


「まぁー確かにあれをアイスと呼ぶには本物には失礼ね」


「だろ?と、言うわけで甘味をこの街の名産品に出来れば人が集まる、人が集まればその分だけお金を落としてくれる

そうすれば税収も上がって街が豊かになる

願ったり叶ったりになるわけよ!!」


「そんなにうまい事行くかしら?」


「そこはほら皆の力を合わせて何とかね」


「カンナはお兄ちゃんに賛成です!」


「はぁー分かったわよ私も協力するわよ」


こうして三人は立ち上がった

因みにネーアは朝が弱いのでまだ寝ている


「で甘味ってどうするのよ?何か案は有るの?」


「幸いこの街には、乳牛もいれば小麦もおるそれになんといってもこれが有るのが大きい!」


「なにこれ竹?」


「違う違うサトウキビだよサトウキビ」


「へぇー初めて見たかも」


「ほら口の中でちょっとかじってみな!」


「甘ーい!」


二人は嬉しそうに目を輝かせていた


「だろ?こんなのが裏山に自生してるんだぜ、なんでも昔は子供達のおやつ替わりになってたみたいなんだけど

今は安いクッキーとかが手に入るから、わざわざ取りに行く必要も無くなったみたいだけど」


「じゃあこのサトウキビを量産出来れば甘味作り放題じゃない」


「そういうことだよターニャくん!」


「じゃあ博、早速何か作ってよ!」


「そう言うと思ってもう作っておきました!

ジャーン!アイスクリームです!」


「あら!?博にしては気が利くじゃない!」


「お兄ちゃん、凄く美味しそうです!」


「いただきま~す」


「おいしーい!!!」


食べた皆が笑顔になった


「アイスクリーム良いですね、これなら間違い無く売れるよお兄ちゃん!」


カンナちゃんはそう言い放つとペロッと完食したのであった


「後は料理人達を雇って改良していこう

で次は娯楽なのだが読み書き出来る割合って大体四割程度ぐらいかな紅葉?」


「はいそうですね旦那様

我々の用に小さい時から読み書きを習うのは稀ですね」


「となるとここは無難に転生物に登場してくる娯楽リバーシか将棋を作ろう」


早速、職人に依頼を出し一週間程で完成した


「へぇーこれがリバーシですか?」


「そうそうこっちの白黒の奴がリバーシでこっちの文字が書いてある方が将棋

将棋はリバーシに比べて動かす駒を覚えないといけないからどちらかというと貴族向けに作ったかな

どっちもルールを覚えたら楽しい遊び何だけどね」


「とりあえずターニャとやって見せるから見といて」


.

..

...


「負けました」


「おいターニャまじかよ、マジでこんなに弱いのかよお前」


62対2で博の勝利


「ち、違うわよ!あんたが強すぎるのよ!」


「じゃあカンナちゃんと対戦してみなよ」


「ええっわかったわ」


.

..

...


50対14でカンナの勝利


「......」


「ネーア対戦して」


「あ、はいわかりましたターニャさん」


.

..

...


53対11でネーアの勝利


「......」


ターニャに対してかける言葉が見つからない


「そうだ!あの変人ドーラなら流石に勝てるだろ!ドーラ!」


「何ですか旦那様!」


「ウワッ!いきなり出てくるなよ!」


「いえいえ先程から旦那様の背後に居ましたよ」


「それはそれで怖ーよ!とりあえずターニャと対戦してくれないか?」


「タダでは嫌です!」


「は?」


「そうですね、旦那様が私にキスしてくれるなら対戦します」


「この変人が調子に乗りやがって!

...待てよ、よしわかったしてやるよ!

そのかわりターニャに勝つ事が出来たらな!」


「本当ですか?フフフッ!これに勝てば旦那様からの熱いキスが頂ける!グヘグヘヘッ!」


「何か嫌だな、ターニャ勝ってくれよ!」


「任せといて、流石にに四連敗は恥ずかしいもの」


.

..

...


32対32


「お兄ちゃんこういう場合はどうなるんですか?」


「基本的には引き分けだよ引き分け」


「......クッ!」


ターニャは恥ずかしさの余り部屋に引きこもった


「ブツブツ引き分けならキスを貰う権利は有りますね?ブツブツ」


「いや無いから、勝利が絶対条件だからな」


「そんな筈有りません!私にだって貰う権利ぐらい有るはず、そうか!

貰うのではなく奪えばよいのです奪えば!!

フハハハハッ!旦那様!御覚悟!!キシャー!」


「ライズ!」


アバババババババッ!


「数日前にもこの光景見たな」


「お嬢様ーっ!私に私にもっと痛みを下さい!!」


「カンナちゃんターニャを慰めにいこうか」


「はいお兄ちゃん!」


アギャギャギャギャーー!


こうしてリバーシと将棋は人々に気に入られ、この街の一つの産業となるのであった

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