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30【天国へのカウントダウン】

人類みなニート~働いたら負けかなと思う~


主人公「葉月博(はづきはく)、26歳」


女神「ターニャ、17歳」


孤児院の子供「カンナ、15歳」


異世界転生を余儀なくされ転生するも何故か女神ターニャも一緒に転生


仕方なく一緒に旅をする事になったのだが転生時に初心者パックを渡すのを忘れたりと


長く旅をするにつれ女神ターニャのポンコツぷりが露呈し始めるのであった


そんな到底女神の行動とは似ても似つかないポンコツ女神ターニャとの異世界のんびり?転生珍道中物語です

「ゴクリ!ここが世界一の繁華街」


そこはまさしく異世界桃源郷であった


「そこのお兄さんどうですか?かわいい子いますよ!」


「ん?本当か?」


「はい!サクセスで一位二位を争う大きさの子ばかりですよ」


「それは一体何がおおきいのかな?」


「そりゃー言わずともわかるでしょ?男なら」


「ふむ確かに」


「一名さまご案内~!」


俺は薄暗い部屋に案内された


ドキドキドキ!否応にも心臓が高鳴る


コンコン!


「ひゃい!」


しまった緊張のあまり噛んでしまった


失礼します、本日お相手をさせていただきます、ダイソンと申します


声の可愛さとは違い何ちゅー名前だ


「はい、よろしくお願いします、、、」


振り返るとそこにはサキュバスにはにてもにつかない程の大きなオークが立っていた


「ば、ばけものー!」


「誰が化け物じゃー!」


「いやすまない同様してしまった」


「ならいいのよ!ではお相手をさせていただきます」


「チェンジで」


「はい、チェンジですねー!ってふざけんな」


「ふざけてなんかいないわ!誰がおまえみたいな化け物と」


「誰が化け物よ誰が!」


「あんただよあんた!俺は綺麗なサキュバスお姉さんと一夜を共にしたいんだよ!だからチェンジだチェンジ!」


「数年振りの人の子をそう易々と手放す訳にはいかないのよ!」


ダイソンの目がギン!と光るとその瞬間背筋が凍り動けなくなった


「クソッ!何をした?」


「フフフ安心て下さい!穿いてませんよ!」


「ギャー!嫌だー!おうち帰るー!」


「さぁーて久々の人間の味を堪能しましょうかね、ククククッ!」


「イヤー!誰かー!」


「当店ナンバーワンiカップ女神の私がお相手してさしあげますわ!一緒に天国へ行きましょう!」


「天国いや女神ならもう間に合ってるー!」


「いただきま~す!」


「ギャーーー!アッ!」


俺は抵抗むなしく天国へ


【数時間後】


「ありがとうございましたー」


「うむ、モンスターハウスの店名に偽りなしだな」


【次の日】


「すいませんでした」


俺はカンナちゃんの前で正座していた、昨日繁華街に行ったのをターニャがカンナちゃんに話していたのだ


「お兄ちゃん!カンナというものが有りながら、いかがわしい店に行くなんてどういう事ですか?」


「申し訳ございません」


「謝罪じゃなくて理由を聞いてるんです理由!」


「いやー何だか自分も分からないうちに行ってました」


「そんなの理由になりません!」


「そうだ!アレのせいだアレの!スッポンの血と食後のアイス!店員が色々混ぜていたって言ってたし」


「それが原因でもカンナは行ってほしくなかったです!」


「すみません」


「もう!知りません!」


カンナちゃんは腕を組み頬をプクーと膨らませて怒りをあらわにしている


「カンナ様どうしたら許して貰えるでしょうか?」


「.....キスして下さい」


「え?」


「キスしてくれてら許してあげます」


「いや、それはちょっとどうかな」


「何でですか!たった一回キスするだけですよお兄ちゃん!」


「そうよそうよ、さっさとキスしてご飯食べに行きましょう」


何故にお前は他人事なんだ?お前が話さなければこんな事にはならなかったんだがな


カンナちゃんは目を閉じてスタンバっている


「はい、キース!キース!キース!」


ウゼー!この女神チョーウゼー!


「わかりましたよ」


俺はカンナちゃんの唇に軽くキスをした


チュッ!


「これでいいかな?」


「はい!」


先程までとは違い凄く嬉しそうな笑顔を向けてくれた、俺はそのままカンナちゃんの手を取り食堂までエスコートする


「カンナちゃんどうぞ!」


「ありがとうお兄ちゃん!」


皆が着席した所に昨日の店員がやってくる


「あらお兄さん?昨日はどうでしたかあっちの方は?」


話を聞くとやはりと言うべきかスッポンの血には色々なサキュバス特性作用のある物が混ぜられていた


「そんな事があったの?私のせいでごめんなさいね」


「過ぎた事ですから気にしてませんよ」


「そう言って頂けるとありがたいわ」


カンナに店員が耳打ちしている


「えっ?いいんですか?こんな物貰って?」


「迷惑かけたお詫びよ、大事に使ってね」


二人はニヤニヤと笑っていた


一体何を貰ったのだろうか?俺には聞く勇気がなかった


因みにドラグマ行きの馬車は四日後


「うーん暇だな」


「暇だからといってあの店に行くのはダメですよお兄ちゃん!」


「いやいや、二度と行かないよ」


「本当ですか?」


カンナちゃんがジト目で見つめてくる


「どうしようか?クエストでもこなすか?」


「私は構わないわよ」


「お兄ちゃんに任せます」


【ギルド】


「うーん見事に薬草採集クエストしかないな」


「申し訳ありません、土地柄世界中の高ランク冒険者さんが集まるのでどうしてもお金になる討伐クエストは品薄になってしまうんです」


なる程それなら仕方ないな、俺達は三日間薬草採集に汗を流した


そしてようやくキーの故郷だと思われるドラゴンの巣、帝都ドラグマへの馬車に乗り込む事が出来た

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