14【討伐クエスト】
人類みなニート~働いたら負けかなと思う~
主人公「葉月博、26歳」
女神「ターニャ、17歳」
異世界転生を余儀なくされ転生するも何故か女神ターニャも一緒に転生
仕方なく一緒に旅をする事になったのだが転生時に初心者パックを渡すのを忘れたりと
長く旅をするにつれ女神ターニャのポンコツぷりが露呈し始めるのであった
そんな到底女神の行動とは似ても似つかないポンコツ女神ターニャとの異世界のんびり?転生珍道中物語です
「ただいま」
「あらお帰り遅かったわね」
「まぁー色々有ってな」
「晩御飯は食べたの?」
「まだだけど疲れたからシャワー浴びて寝るよ」
「あらそう?私は食堂に行ってくるわね」
「ああ、エールも程々にな明日はクエストを受けるんだから」
「わかってるわよ」
そう言い残しターニャは食堂へ向かった
「シャワー浴びないと....」
俺は疲れが出たのだろうかシャワーも浴びずに寝てしまった
【次の日】
「んーよく寝た」
ぐっすり睡眠を取れたのか身体が軽い
俺は軽く身体を動かしながらもう一人の同居人を眺める
「何て格好で寝てるんだ」
ターニャはパンツ一丁というあられもない姿で寝ていた
「こいつ本当に女神なのか?気品のか欠片もないぞ?おい!ターニャ朝だぞ!起きろ!」
「んーん?もう朝?」
「ああっおはよう」
「おはよう」
「とりあえず何か着てくれないか」
「??」
ターニャはその場でしゃがみ込んだ
「イヤー!変態!とうとう正体を表したわね!この変態!」
「おいおい俺は何もしていないぞ!」
「嘘よ!」
「あのなーそもそも俺はお前がいつ帰って来たかすら知らないんだぞ」
「ううーん確か....」
「昨日相当飲んだだろ?」
タ「ベ、別にそこまで飲んで無いわよ」
「本当にか?何なら下で聞いてきてやろうか?」
「あっ!うん!そうよ!私が脱いだんだわ多分!」
「多分って何だよ多分って」
「もう分かったから後ろ向いててよ着替えるから」
「へいへい」
ターニャよお前は一つ過ちを犯している!
そう俺の目の前の壁にはお前を映し出している鏡が有るんだよ!
フハハハハ!思う存分堪能させてもらうぜお前の裸体をな!
「博~その鏡で私の事覗いたら殺すからね~♪」
「はい目を瞑っておきます」
【食堂】
「で、これからどうするの?」
「いや昨日言ったじゃんクエストだよクエスト」
「そうだったわね、ほらさっさと行きましょ」
【ギルド】
「こんにちはー」
「いらっしゃいませニャお二人とも」
「討伐依頼何だけど最近スライムが悪さをしてるらしいって住民から聞いたんだけど」
「あーちょっとまってニャたしかここに」
「どーしたのあなたが率先して討伐依頼をするなんて?」
「いやースライムなら初心者モンスターだし丁度良いかなと思ってさ」
「そうねスライムなら殺される心配は無いものね」
「有ったニャこれニャ」
「えーとなになに南西の畑を荒らすスライム討伐、20匹、銀貨五枚」
「さすが討伐依頼、Eランククエストでも報酬は高いわね」
「何でも畑近くの洞窟に巣が有るかもしれないニャ」
「洞窟?階層は?」
「一回層しかないニャ」
「この依頼受けるよ」
「了解ニャ」
「よし行こう!」
【畑周辺】
「居ないわねスライム」
「だな、南西の洞窟に向かうか」
【洞窟】
「ここが洞窟か案外綺麗に整備されてるな」
「何でも昔使っていた坑道跡らしいわよ」
「へぇーおっ!スライム発見!確か核を攻撃すれば良かったんだな、えい!」
剣がスライムの核を貫く、プシュー!チャリン!
「討伐出来たのだろうか?」
「出来てるわよ、ほらコインと討伐部位が落ちてるでしょ?」
「おっ!ほんとだ!経験値も3ポイント入ってる」
「ね、簡単でしょ?」
「よしこのままスライム狩りながら奥を目指そう」
彼等を追う黒い陰の存在に二人は気付いていなかった
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