01【始まり】
人類みなニート~働いたら負けかなと思う~
主人公「葉月博、26歳」
女神「ターニャ、17歳」
異世界転生を余儀なくされ転生するも何故か女神ターニャも一緒に転生
仕方なく一緒に旅をする事になったのだが転生時に初心者パックを渡すのを忘れたりと
長く旅をするにつれ女神ターニャのポンコツぷりが露呈し始めるのであった
そんな到底女神の行動とは似ても似つかないポンコツ女神ターニャとの異世界のんびり?転生珍道中物語です
葉月博、享年26歳
俺はある日、突発性心不全でこの世を去った
呆気ない物だな人の死なんて
幽体離脱状態になって自分の体を見つめながらそう呟いた
普通なら慌てふためくこの状況なのに何故が俺は妙に落ち着いていた
そんな時、一対の光が現れ瞬く間に全体を光で覆い被さった
光が引くと其処には、美少女が立っていた
「初めまして葉月博様、私は女神タニーニャ、あなたを導く為に現れました」
「え?導く?いや俺は死んだはずでは?」
「はい、あなたは先ほどお亡くなりになりました
ですが神があなたを生き返らすとおっしゃているのです」
「そんな事ができるのですか?」
「はい、ですが現世では御座いません
あなたには異世界に転生してもらいます」
「異世界?」
「はいそうです、あなたには選択肢が2つあります、このまま生まれ変わるか異世界に転生するかの二択です
あっ!
因みに生まれ変わりは人間とは限りませんからね」
「え?てことは猫とかになる可能性もあると言う事ですか?」
「いえいえ、猫なんてまだよい方ですよ、虫ましてやGに生まれ変わる可能性もあるんですから」
「G!?Gってあの茶色い奴ですよね?」
「ええそうです」
女神様は満面の笑みで返事を返してきた
「生まれ変わる場合は此方をどうぞ」
そう言うと女神様はどこからともなくダーツとルーレットを持ってきた
「どうしますか?生まれ変わりますか?
それとも異世界に転生しますか?」
「いや、ちょっと待ってください」
「時間はありますからしっかり考えて下さい」
ん~と考えている時にふとルーレットの方をふと見ると有り得ない事が起きていた
「ちょっと!!女神様!!このルーレットの割合おかしくないですか?!」
女神様は満面の笑みで仕様です!と言い返してきた
ルーレットの割合は90%がG5%が人間そして残りの5%は何とパジ○ロ
「いやいやほとんどGじゃないですか!それにパジ○ロってあのパジ○ロですか?」
「はい、あのパジ○ロです
ルーレットと言えばパジ○ロ、パジ○ロと言えばルーレット、それぐらい常識ですよ!」
「そんな常識無いですよ!てか若者は何のことだかわかりませんよ!」
「えっ?あなたの世界では常識とアリーニャが言ってましたが?違うのですか?」
「違いますよ、てかアリーニャって誰なんですか?」
「私の姉です、そんな事は置いといてどうしますか?転生しますか?ルーレットしますか?」
早くしないとパジ○ロパジ○ロと音頭を取りそうな眼差しで女神様が博を見つめている
「わかりました、転生でお願いします」
「えっ?転生ですか?」
「はいお願いします」
「本当良いのですか?」
「いやいやあのルーレット見たら転生一択でしょ?
てか最初から生まれ変わらせる気が無いでしょこれ!」
「......転生の準備が整いました」
この女神様は、都合の悪い事は聞こえない仕様なのだろうか?
「転生特典として一つ力を授けましょう」
「えっ!?本当ですか?どんな力ですか?」
「フフフッそれは向こうに行ってからのお楽しみです♪
では転生者、葉月博様あなたに幸あれ」
そう言うと俺の体は光に包まれた
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