出会い 二
多少方向性が決まったかなーと思います。
それではどうぞ。
チンピラを倒したあと家につくと旦那さんが迎えてくれた。身長の高い人だった。奥さんも自分より高い。最初は険悪な表情だったが、奥さんが事情を説明すると有難うございます。有難うございます。と、何度も言われた。
「とりあえず食べていってください。」
旦那さんもそういったのでもちろんと、快く承諾した。
「改めて妻を助けていただいて、ありがとうございました。」
「私はブルーノ・プレディガー。妻の名前はエーリカ・プレディガーです。」
「私は西住小次郎と言います。」
自己紹介も終えしばらく座っていると良い臭いがしてきた。
「献立は何ですか?」
小次郎が聞く。
「パンとスープです。」
少し待っていると、具がほとんど無いスープが来た。
「やけに貧相ですね。」
小次郎が聞く。
「...あなたは旅のものですか?ここの事情を知らないなんて。でも...それにしては装備が少ないですし、教えて下さい。」
小次郎は少し悩んだ。
(転生して来たと知って驚かれないか。)
と、すると奥さんが先に言った。
「...もしかして、転生してきた人ですか?」
小次郎は驚いて、そのあと首を縦にふった。
「この世界ではそれは珍しくないことなんでしょうか?」
「う~ん、たまに転生してきた人がいるという話を聞きますよ。私も隣の町に行った時に見たことがありますから。」
小次郎は驚いた。この世界に転生することは、それほど珍しいことではないことに。
「その人はどんな人だったんですか?」
「そうですね~...雪国出身らしくて白い服を着ていました。それに、あなたより20センチぐらい、身長が低かったと思います。あっ、あと銃を持っていました。その人の身長ぐらいの。」
「狙撃兵ですか。」
狙撃兵?と二人には不思議な顔をされたが、質問されたんだから次は質問させてくれ、と言われた。まず奥さんが、
「歳は?」
「死んだときの年齢は24歳です。」
「何で死んだの?」
「私は軍人だったですが、足を撃たれてそのまま出血死してしまいました。」
その後も質問攻めにされながら答えていると、小次郎も1つ疑問に思っていることを語った。
「そういえばその事情とは何ですか?」
二人が苦い顔をすると、質問に答えた。
「実はこの街は商業の町として成り立っているのですが、となり町と繋がる道路が1つしかないんです。そこにドラゴンが住み着いてしまって...」
(ドラゴン...竜のような物か。)
「誰も倒せないんですか?」
「...はい。」
小次郎は、少し考えたあとに言った。
「もしかしたら、私ならそれを倒せるかもしれません。」
二人は驚いた顔をしていた。
この前、西住小次郎さんの石像を見に行きました。かっこ良かったです。
身長設定を修正しました。