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わたしの家族  作者: 明樂
わたしと男の子
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秋花の恋心②

「秋花、愁里くん知らない?」


「え、なんで?」


「見当たらないんだよね。先生から渡してほしいっていうプリントがあるんだけど」


「愁里ならさっき光森と図書室行ったぜー。」

よく愁里とサッカーして遊んでいた男の子も、光森さんが来てからは遊ばなくなったみたい。


「ありがと。あー、悪いけど秋花これ愁里くんに渡してもらえない?」


「うん、分かった! 」

図書室にいるのか……少し重い足取りで図書室に向かった。


****


「愁里あそこの本取って」


「ん?これ?」


「そう」


「ありがとう」


「いえいえ。愛って分厚い本ばかり好むね」


「そうかな。普通よ普通」

しばらく2人は無言だった。

わたしが図書室のドアを開けたことにも気付いていない


「ねぇ、愁里」


「どうしたの?」


「この間のドラマ見た?」


「秋花と見たよ。ラブシーンの時凄いニヤニヤしながら見てた。」


「どんなんなのか、気にならない?」


「気になるって?」


「……キスよ。」

そう言って光森さんは立ち上がり愁里にキスをしたんだと思う。

わたしが居る位置だとしてるのかどうか分からない。


「……」

わたしはそっとドアをしめ、教室に走って行った。




2人きりになると、いつもそんなことしてるの??

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