朝倉兄弟と秋花
お父さんとおじさんが長い間話をしていた。
「龍、帰ろう」
「あ、うん。じゃあ秋花ちゃん愁里また今度ね」
『ばいばい。』
龍さんと和解した愁里の顔は少し笑っていた気がした
「秋花、ありがとう」
「え?」
「秋花が居なかったら、ずっと仲悪いままだったかも。……いや、嫌ってたのは僕か」
「いいのよ!これから仲良くすれば!」
「……ありがとう 」
「秋花、愁里こっちへ来てくれ」
お父さんに呼ばれリビングへ向かった。
「愁里のお父さんと話した結果だが、まぁ、愁里はここに居ていい。」
「う、うん。」
「愁里、お前は何も気にしなくていいからな」
「……うん。」
お父さんは難しい顔をしていた。
****
次の日の朝、愁里と学校へ向かっていると中学生が歩いていた。
「ねぇ、あれって……」
「あ!秋花ちゃん愁里おはよう!」
「龍さん!おはようございます!」
「龍はなんでこんな所歩いてるの?」
「え、知らないの?小学校の裏に中学校あるんだよ?」
「え、そうなの!?秋花なんで教えてくれないの!!」
「教えたつもりだった(´・∀・`)」
「んもう!」
こうしてわたし達は一緒に学校経向かった。
愁里と龍さんは笑顔だった。
『ほんとうの兄弟』っていいな.......
わたしは、1人っ子だから。
.......そういうの、羨ましいな。