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私の戦闘記録  作者:
6/14

6

つぎこそは。

ここ。

どこ。



なまぬるい。


くらい。


やわらかい。





なんで。

私。

こんなところに。




あれ。私、体、痛くない。






なんで?体?

痛いって?なんで?





そ、だ。私、車と。ぶつかって。





腕も。足も。ある。動く。痛くない。



なんで?ここはどこ?今は何時?



ぐるぐる、ぐるぐる。

頭の中を回っている、疑問。





頭を使ったせいか、頭痛がしだした。


あぁ、もう、痛いなぁ。


起こしていた上体を、ゆっくり。横たえる。


あの事故の時のように。耐えられないほどの痛みが、絶えず襲ってくるような。

そんな感じではなくて。


ずきずき。やんで。また、ずきずき。


ありえない。わけがわからない。

呟いた。

私は小さくなり、胎児のポーズをとって、目を閉じた。目の前には暗闇のみ。


現実逃避。




ゆっくりおやすみ。


誰かの、きっとお母さんの、声が聞こえた。



おやすみ。



私は夢の中で答えた。

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