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私の戦闘記録  作者:
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本当に皆さんお久しぶりです。はたして、待っていて下さっていた方はいるのか。そこは触れない方針でお願いしますね。


今回はシメオン視点でお送り致します〜。

 んで、こっちが常に怖い顔した偉い人その2!ユーリー宰相の部屋でぇ。あ、宰相はめっちゃ細かァイことをちまちまちまちま、ネチネチネチネチ。納豆かっ!って感じの人でなぁ。こないだも、うちがちょぉっとだけ…、って、まりちゃん?聞いとる?




 全く、私の腕の中に大人しく収まっている神の愛娘は長い廊下を歩いている間に寝てしまったというのに、この女は何を先程から話しているというのだ。



 私は呆れ、溜息をつく。ズレてきた愛娘を抱きなおしながら。



 おい、仮にも愛娘の護り刀だというのならば、きちんと愛娘の様子にも気を配れ。




 護り刀であるリンに向かい、私は小言をこぼす。確かにそうも思ってはいるが、心の何処かで、この女が話し続けることを不快に思っているのがそんな理由だけではないと感じていた。だが、それが何故なのか、分からない。まぁいい。今はそんなことよりも。





 前を歩くリンが、はいはい分かってますよーシオメンサマー、ふざけた返事をする。


 本当にわかっているのだろうか。自分がいなければ愛娘はこの世界にたった独りになってしまうことに。そして、愛娘が独りになってしまう、その重大さに。世界の終わりの戦いが始まろうとしている、まさにこんな時代に。いやしかし、彼女らは望んできたわけではないのだが。我々が、我々の都合のみで、彼女らに救いを求め、喚んだのだが。このような黒の時代に喚び、世界を背負わせるなどなど無責任にも程があるな。いやだがしかし…。


 そっと目を閉じ、息を吸う。落ち着け。無数の考えるべきことを振り払い、今早急にすべきことを考える。



 とりあえず、この愛娘を早く寝台へ寝かせてやらねば。こんな不安定な広いとは言えないところで眠るなど、身体に悪いだろう。



 リンの、神の愛娘の護り刀、異世界から喚ばれしまだ幼き少女の部屋まであと少し。

何故シメオン視点にしたのか。それは話か進まないからではありま、ありま…、ありま…。





あります!

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