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鈴木くんは知らない子達と行動を共にします。

一定間隔で投稿します。どうか身離さないで下さいお願いします。たまにちょこっと見てください。まだまだ誤字脱字が多いので見つけたらご報告とご不満な点をお教え下さい

 鈴木は状況を整理して良く考えてみた。

 だが、いやだからこそ鈴木は

(もしかしたら、これって…夢? ウンウン夢だな! こんなファンタジーな所ゲームでしか見た事ないし何よりこんなファンタジーな頭した奴らが現実にいるわけ無いし)

 鈴木はそう考えていると、湖の方からくる少し湿った風に優しく頬を撫でられ程よい暖かさの日差しの所為で、眠くなってしまい、酔って見ている夢だろと思いこんだ。

 目の前の三匹をいない者とし鈴木はそのまま瞳をゆっくりと閉じてしまった。







「○い! お☆□よ! うぉい!」


 鈴木はいきなり怒鳴られた所為で飛び起きたすると目の前には夢でみた赤髪の男がいた。

 鈴木はその事実に驚き目の前の赤色(仮)を突き飛ばし距離を取った。

 周りを見回すと青色の髪の男と黄色の髪の男まで起きていた。

 鈴木は近くに何かないか探していると


「おい! 俺だ玄! 朱羽だ!」


 鈴木はその言葉を無視し直ぐさま逃げようと後ろへ振り返った。

 だが青色(仮)に肩を掴まれた、鈴木はその手を引き剥がそうとしたら青色が大声で


「玄! 俺はイマイチ良く分かってないんだけど信じてくれ! 俺は龍平だ!」


 そう叫ぶ青色に鈴木はバカバカしいと思い拳を青色の顔へ振るった。

 だがその拳は受け止められそのまま握り潰す勢いで握ってきた。

 鈴木は「痛い痛い痛い」と連呼するがそのまま鈴木の拳は手首を軸にドンドンと手は上へ向き鈴木は自分の手が折れないために片膝をついた。


「すまない玄、だが今は落ち着いて話を聞いて欲しい」


 鈴木は「この状況で何をどうして落ち着いて聞けばいいんだ?」と悪態を付きつつ彼等の言葉に耳を傾けた。


「あー詳しい内容は俺から話す、その前に玄! 俺の服を見てくれて! 見覚えはないか! あるだろ、なぁ玄!」


 目の前の赤色にそう言われ鈴木は赤色の服装をじっと見つめた。

 その服装は自分の中の真新しい記憶の中である人物と同じ、服装だという事に気がついた。

 そして鈴木はある考えが頭をよぎる、まさか、そんなのありえないと思い鈴木は他の全員の服装を見た。

 そして、鈴木は恐怖した。

 他の全員の、つまり青色と黄色の服装にも見覚えがあったのだ。

 鈴木はその見覚えのある服装を見て意を決して赤色に言った。


「この追い剥ぎ野郎! 朱羽達を何処えやった! 答えろ!」


 鈴木がそう叫ぶと黄色が急に便乗し「そうだよ、お前ら朱羽達を何処にやった!」と言う

 黄色が朱羽という名前を出したのに若干驚く鈴木。

(この黄色頭、何で朱羽の名前を? そうか、さっき俺が言ったのに便乗して取り入ろうってか)

 そう判断して、黄色に文句を言おうとしたその時、赤色が叫んだ。


「俺が朱羽だって言ってんだろうが! てかお前こそさっきっから聞いてりゃ何だよ、虎鉄と同じ服装しやがって! 虎鉄何処にやった、答えろ!」


「おい、あんた等の方こそ誰だよ、さっきっから虎鉄とか朱羽だとか名乗っているが、本物の虎鉄も朱羽もそんな頭の色をしてはいない!」


「知らないよ、僕だって起きたらこんな髪の色になってたんだもん! てかさっきっから二人とも朱羽と龍平を何で名乗ってるのさ!」


 赤色青色黄色と順々にギャーギャーと喚く中、鈴木はこの三人の正体をやっと断定した。

(そうか! こいつら朱羽達に成りすまして俺から金をたかろうとしてんだな、てかこいつら何、どんだけ俺間抜けに見えんだよ)

 鈴木は少し強引すぎるか? と悩むもののそうとでも思い込まないと今の状況に鈴木は押しつぶされてしまうから鈴木は疑問をかき消した。


「だーかーらー、俺は朱羽だって何回言ったら分かるんだよ、確かに髪の色は違うけども、俺は朱羽なの! てか、そう言うお前らの方こそ誰だよ、勝手に龍平と虎鉄名乗んな!」


「だがら、俺もあんた等と同じで髪のい………あれ?」


「そうだよ、僕もお前達と同じ………で、あれ?」


 三人のそんなやり取りに、鈴木は心底どうでも良さそうにしていた。

(あーあ、ここどこだろうなぁー、朱羽達を何処にいっかなぁーやっぱこいつらに捕まってんのかなぁ、てか何でこいつら俺の名前を知ってんだろうなぁーやっぱ彼奴らから聞いたのか?んー)

 鈴木は湖の方から来る湿った風を浴びながら、晴天の空を眺めそんな事を考えていた。


「お前ら、まさか本当に龍平と虎鉄か?」


「ああ、もしかしてあんた等も朱羽と虎鉄か?」


「うん、て事はお前ら本当に朱羽と龍平なんだな!」


 そんな同じ様な内容を繰り返し言っている三人を見て、鈴木はある事を思い付く。

(そうだ、途中どっかでこの信号機達から逃げよ、そしてこいつらが朱羽達の所に行った時に隙を見計らって救おう)

 そう鈴木は木々の生い茂る樹海と言っても良い程の濃い森を見つめながら密かに決意するのであった。


「んじゃぁー最終確認なもしサンタが本当に居たら何を貰う?」


「「「せーの」」」


「彼女」

「刀」

「奴隷」


「「「……………」」」


 流石に今まで興味を示さなかった鈴木もこれには如何かと思った。

 暫くの静寂が続くと青色がそれを打ち破った。


「ま、まぁ良いんじゃないか? お前らの願い、き、きっとサンタさんも叶えてくれる筈だ」


「うるせー、何自分は格上ですアピールサラッとしてんだよ! 同じってかそれ以下だから! 事あるごとに刀刀刀、この殺人鬼めが! どんだけ刀欲しいんだよ!」


「そうだそうだ! 全く昔っから本当にr「お前もサラッと便乗してんじゃねぇよ! お前がこの中で一番下だよバカタレ!」えぇ!」


「おい、あんたらは、何故日本の伝統的な文化をそうやって銃刀法違反だとか刃物は危ないだとかそんなどうでも良いことで否定するんだ!」


「どうでもは良くないよ、ダメだよしっかり守ってよ、守んないと日本めちゃめちゃ物騒な国になっちゃうから!」


「だから、何であんた等はそうやって頭から否定して、だからあんな願い事願うんだ!」


「そうだ! この変態!「うるさい、あんな中学生見たいな願い事考える奴に言われたくはないな!」んだと」


 三人が黙り暫くの静寂が再び四人を包む、鈴木は太陽の位置からして今の時刻は午後3時頃だろうと考える。

 そうして、目の前の三人からどうやって逃げるのかを再び考え始めた。

(うーん、今逃げるのも良いけど絶対追いかけてくるし、逃げてから捕まったんじゃ何されるか分かったもんじゃ無いしな、夜頃にみんなが寝付いたら逃げるか)


「ハァーハァー、やはり虎鉄と朱羽だな」


「よし、これで全員確認できたな、おーい玄ちょっと来てくれ!」


「はーい、分かりました。」


「いや何で敬語!」


「いえ、他意はないです。それでシュウさん、なんか用ですか?」


 赤色が鈴木を呼ぶと全員で会議が始まった。


「あ、ああいやこれからどうするかと思って、取り敢えず此処が何処だか分かる奴いっか?」


「俺は知らない」


「俺も知らないです。」


「僕も分かんないけど、あのデッカい湖、琵琶湖じゃないの?」


 会議の結果全滅かと思われたや否や黄色がそんな事を口ずさんだ。


「え、あれ琵琶湖なの? 琵琶湖ってもっと、大きくなかったか?」


「そうか、俺の憶えではもっと小さいような気がするが?」


「僕的には、こんな感じだと思ったけど?」


 今度こそ正しく全滅である。

 鈴木は何だ、こいつ等は日本の事を知っているのか? と悩むが突然赤色に「玄はどう思う?」と聞かれ考えが纏まらずに思考を一時破棄し問いに答えた。


「んー、俺は琵琶湖見た事ないからよく分からないんですけど」


「え、何言ってんだよ、高校の時にバスの中で見たろ?」


 その言葉に鈴木は目の前の朱羽を名乗る男が自分の事をかなり知っている事に恐怖した。


「あ、あぁ、俺はあの時寝ちゃってまして外を見ていなかったんです。」


「あぁ、そういや、俺も寝てたな」


「俺も」


「僕も」


((((あれ、じゃあどうやって此処が琵琶湖じゃないって判別するんだ))))


 四人がそんな事を悩んでいると赤色が何かを決心した様に立ち上がり三人に言いました。


「あーもう! 悩んでてもしょうがないしあの湖の向こうまで行ってみっか!」


「そうだね、水の近くに集落ありってよく言うし行ってみよっか!」


「水の近くに集落ありってよく言うのか?聞いたことがないが?」


 そして、鈴木と信号機色の人達は湖の向こう側を目指すのでした。










「おい!集落どころか未だに人の気配すらしてないぞ!てか動物にすらあってないぞ!どういう事だ!」


 鈴木達はアレから2時間歩いていたが未だに現状は変わらないでいる。

 そして湖が思った以上に大きく気がついたら森が出てきてそれの中に入っても生き物に会えていない。

 そうして今ここで鈴木達は焚き火を起こしキャンプを作って周りを囲っているのだ。

 上を見上げれば青紫色で隅っこにまだ太陽の光が届いておりなんとも魅惑的な空か、そしてここら辺に都市がないのを裏付ける様にして浮かぶ満天の星たち、そしてそれに飾られているかの様にそびえ立つ月


「月が綺麗だなぁ〜」


 鈴木が青色にそう言うと青色は突然顔を赤くさせ「いや、あの…その」とゴニョゴニョと言っていて何を言っているのかイマイチ鈴木には聞き取れなかった。

 すると黄色がニマニマしながら近づいて来て


「ヘェ〜玄ってそういうタイプだったんだ、前々から彼女が全然出来ないと思って聞いても俺は出来ないんじゃない作らないんだって言ってたけどそういう意味だったんだ」


 鈴木は黄色の発言にダメージを受けるが未だ自分の発言を理解しておらず最終的に赤色が指をくいくいっと動かし鈴木が赤色に近づくと朱羽は「月が綺麗だなぁ〜」の意味を鈴木に教えてあげた所鈴木は焦り出し急いで謝った。


「変な勘違いさせてすいません、お詫びに俺の奥義をお見せします!」


「お!久々にアレ見れるの!」


 鈴木はこの技までも知っているのかと驚きを隠せないでいた。

(こんなくだらない事ばかりこの黄色に教えるのは虎鉄しかいない! あの野郎ーボコボコにしてやる)

と内心思いつつ土下座をして奥義の準備が終わった。

 具体的に何か説明すると技名は土下座scroll

 名前の通り土下座体制から手首と脚の力で体を持ち上げそのまま体制を崩さずに一回転し元の土下座の体制に戻るかなり難易度の高い技だ。


「リュウヘイさん!すみませんでしたぁ〜!」


 見事に鈴木はその技を決め皆が爆笑している中、青色はそっと手を差し伸べて


「玄、別にそこまで怒ってn「おい! 逃げろ! 玄! 龍平!」


 青色が発した言葉を掻き消して叫ぶ赤色、鈴木達がそちらを向くと……………








「山猫って嘘だろ………」


はい!因みに僕は犬派です。

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