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世界樹の下で

作者: 九十九夷月

今回は重苦しいテーマです

この世界は間違ってる

そうは思っても口にはせず

今日という日々を見てみぬふりして過ごすんだ

世界が平和だっていう幻想に

いつ気付くかな

見えない敵と今日も無駄に

戦ってるのかな


知識を付けすぎた愚かな僕らに罪と罰を

いつまでも気付けぬ愚かな僕らに生と死を


命がゆっくりと空へ消えていく

1つ、1つ、1つ

個人が死んでいく

一人、一人、一人、消えていく

いつになったら争いは

この世界からなくなるの?

ラジエルの樹よ、僕に滅びの力をください

大切と思えるものを守るために

戦いたいんだ


異常なのはどちらなのだろう

同じ物を持っていて

同じ格好で、着せ替えても同じ服を持っていて

知識を付けすぎたから戦争は生まれた

この世界はどこへ行っても

「争い」は消えない


みんなが1つになろうとする僕らに大きな災いを

同じになろうとする僕らに大きな天からの罰を


1日が過ぎていくよ

1日、1日、ゆっくりと

洗脳被害が増えていく

一人、一人、一人、と

いつになったら「僕」は「ぼく」でいられるの?

ラジエルの樹よ、僕に滅びの力をください

一度この世界は掃除しなくちゃだめなんだ


この世界を一発で破壊できる力があるのに

どうして大人は手を繋ぎ

偽りの笑顔を作るの?


この世界は間違ってる、そう思っても口にはせず

今日という日々を見てみぬふりして過ごすんだ

世界が平和だっていう幻想に

いつ気付くかな

見える敵と今日も普通に殺しちゃうのかな

そして僕らはいつか武器を手に

殺し合うんだね。

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