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L I M I T  作者: 植井 途央
10/17

第010話 組織の中で Ⅱ



闇に包まれた空間―――



幾つかの光が小さく灯る空間、

その中に据え付けてあるスピーカーから、声が響く。


「最高指揮官、再度連絡があります。」

「次は何用か?」

機会の合成音のような声が、響く。

「は、統制番号02№61“日本”、371項“海枌市”の、“選ばれし者”近辺の者が、偶然にも情報交換ワームホールを発見した模様です。場所は管理河川番号11928、“栄川”河川敷。時刻は地球、日本時間の午後4時48分。」

「周囲に奴以外の誰かは?」

「確認できません。只今、ゾルスを緊急手配しているところです。」

「なら、良かろう」

機械の合成音のような声に、安堵の溜息のようなものも混じる。


しかし、その次の瞬間―――――

「申し訳ありません!!緊急事態です!!!発見者にゾルスが手を掛けようとしたところ、後ろから何者かに強く殴打された模様です。ゾルスからの応答が、途絶えました!」

スピーカーからはさっきとは一転、焦りと恐怖に満ちたような声が響いた。

「何だと!?周囲に人影は観測されなかったはずじゃないか!」

機会の合成音のような声にも、焦った音が混じる。

「不明です。何か物体を投入した可能性もあります!」

「捜査を急げ!」

「はい!」



Cブロックは、慌しくなるだろうな。と、Cブロックの“情報収集部長官”は走りながらそう思った。




挿入話な感じで出てきてるのでちょっとアレですが一応本編として書いてました

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