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一方その頃

鉱山開発は北部山脈の麓にある荒涼とした地域で行われる。

私達は食料、野営の道具、馬車、現地滞在している鉱山技師へのおみあげ、等々準備をして、片道1週間の工程を出発し、作業を進めることとなる。

国王期待のビッグプロジェクトだそうだ。


ロイヤルバルトは移動を続け、現地に到着した。

それにしても、岩だらけの荒涼とした岩だらけの土地だ。


普通に掘ってたらいつまでかかるか。。。想像するだけでゾットする。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

話と舞台は全く変わり、


王都近くのダンジョン化した神殿に冒険者グループが入っていく。

パーティ名ダット、メンバーの主力はレベル10程度の、ちょっと自信をつけてきた駆け出し冒険者たちだ。

その中に、荷物運搬に臨時雇いされている魔法剣士ノヴァがいた。


ノヴァには、悪い噂がたっている。

パーティーに参加すると、パーティ内の魔法使いが、 魔法を失敗するという、噂だ。

だから、パーティの募集を見て申し込んでも断られてばかり。。。


パーティに参加できず、クエストの達成も困難なので、レベルも上げられない。

装備以前に、ポーションの費用にも事欠くジリ貧状態になっていた。


酒場でバイトをしている時に、ダットのメンバーに声をかけられた。

ジリ貧状態のノヴァ、なんの疑問も持たずに、飛びついた。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

そして、ダンジョンに来ている。


ダットは魔法使い4人聖職者1人の完全に魔法に偏ったパーティだ。

もしかして、活躍したら、パーティ加入のチャンスかも!ノヴァは期待した。

ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ、、、、

しかし、実際はとんでもない量の荷物、これじゃパーティについていくのもままならない。

食料は減っていくが、代わりにダンジョン内で獲得した物が増えていき、荷物が減ることはなかった。


ダンジョン攻略は順調に進んでいる。

あるとき、休憩で大きな荷物を置くと、突然隠し扉が開いた。


「こんなところに、隠し扉があるなんて知らなかったぜ。」

ダットのリーダーが驚いている。

慎重に隠し部屋に入っていった。


部屋の中には巨大なドラゴンのクリスタルの像とその前にクリスタルの剣がある。

その件を見たリーダーは、ノヴァに声をかけた、その剣は値打ちのあるものかわかるか?

魔法使い ばかりのパーティーだ わかるわけがない。

だがノヴァは慎重に 剣を手に取った。

その瞬間 部屋中に転送魔法が 発動した。

しまった、罠か。。。。

周りの景色が一変する、 大理石 の 床や壁は消えてなくなる、 岩だらけの部屋になった。

完全に別の場所に 転送されたようだ。


そして目の前のクリスタルのドラゴンの目が輝いた。

目の前の像は、ドラゴン のクリスタルではなく本当のクリスタルドラゴンだった。

部屋中に耳を劈くような、ドラゴンの咆哮が轟く。

タットのメンバーは魔法で攻撃しようとした が、発動しなかった。

「 だからノヴァなんて 連れてくる やめようと言ったんだ。」

「 仕方ないだろう 酒場の賭けで負けたんだから、 罰ゲーム だったんだから。」

ノヴァは自分が求められて呼ばれたわけではなく、 罰ゲームとして扱われていたことにようやく気づいた。

どうあろうと逃げなくては、 クリスタルドラゴンを睨みながらゆっくり 後ろに下がっていく。


ドラゴンの胸が眩しく輝き 、ブレスを吐く準備をしている。

もうだめだ!


このクリスタルの剣はドラゴンの前にあった。

きっとすごい力があるに違いない!

ノヴァは自分の運命を拾った剣に託すしかなかった。


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