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極大魔法しか使えない残念な冒険者  作者: 白山月


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港町ヤエイズル(改正)

今日も仕事が終わった。


ロイヤルヴァルトの部屋から出て、城内に転送されたところで、お姉ちゃんが待っていた。


「オークリン、夏休みは実家に帰るの?」 「どうしよう、ロイヤルヴァルトって夏休みあるのかな?」


警備の為に帯同してくれているサムソンが答えてくれる。 「通例、3週間ほど休みは取れますぞ。ただ、規則として警備に副官が帯同しなければいけませんが……」


実家にサムソンさんを連れて帰ったら、お父さんとお母さんが勘違いしそう……。


でも、今日声をかけてくれたのは、お姉ちゃんが帰るから一緒にどう、っていう話だった。


とりあえず明日、司令に休暇のシステムについて聞いてみることにした。 でも、サムソンさんが実家まで一緒って、大変よね……。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


翌日、ジェーコフ司令に聞いてみた。 でも、事前にサムソンから司令に説明してくれていたようで、話は早かった。


「オークリンさん、近衛魔法師団のクエルクス・アルティメイトは、今のところ呪い(しゅ)で唯一ヌルっとした感触があった人なので、当然観察が必要な対象です。 向こうの休みに合わせて、監視を継続してください。 サムソンはあなたの警備をするのが役目なので、私からの手紙と十分な謝礼を持たせます。 のんびり羽を伸ばしてください」


とのことだった。


私、サムソン、クエルクス姉ちゃんは3人で馬車に乗り、私の実家、大陸南部の港町「ヤエイズル」へと向かった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


私達がヤエイズルに出発した頃、プレストンに連絡が入った。


『カタリーナ王女の研究サポートを命ずる。国王の別荘に参上せよ』


なんか凄いの来たが、要はカタリーナ王女の夏休みの宿題、自由研究の手伝いだ。 場所は、国王一家が静養するヤエイズルの別荘。 マグロ漁で有名だ。 特に今年は豊漁で、新鮮で良いものが安く食べられるらしい。


プレストンは国王の馬車の隊列に乗り込んだ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ロイヤルヴァルトの部屋には、ジェーコフ司令とサンドラ副官だけが残されている。


「司令、みんないなくなっちゃいましたね。司令は夏休み、どうするんですか?」 「どうしようねぇ……」


ジェーコフは困っている。 本当は一人旅をしたいのだが……それは叶わない身……。


「大陸の南で海底火山が噴火してね。 その影響かどうかわからないけど、温泉も出たそうだよ。 おじさんとしては、温泉でのんびりリフレッシュしたいなぁ、なんて……」


喜んでもらえるだろうか?


「じゃ、そうしましょう」


あまりに事務的すぎて、彼女の反応(意図)を理解できなかった。


「宿と馬車の手配をしておきますね」


超事務的だ……気に入ってないんだろうな……。


サンドラは旅の支度を始めた。 とりあえず、宿の手配、馬車の手配、持ち物の準備。


行き先は、ヤエイズルね。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


こうして、ロイヤルヴァルト全員が、ヤエイズルに引き寄せられていく。

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