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極大魔法しか使えない残念な冒険者  作者: 白山月


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呪の聞き取り(改正)

ソニックファルコンを撃破し、私たちは王都に帰還した。 そのままお城に直行すると、国王と王妃が出迎えに来た。 カタリーナがソニックファルコンに襲われたことを知り、心配だったのだ。 彼らはカタリーナを強く抱擁している。


感動の再会もつかの間、私はジェーコフ司令、プレストンさんとともに、国王に呼び出された。 オリビエさんと、知らないおじさんもいた。


おじさんは、ジェーコフ司令にトゲのある物言いだ。 目つきから、すごくプレストンさんを嫌っていることもわかる。 その目つきは、私に対しても同じだ。 私、嫌われている? 感じ悪い……。


他の人との会話を聞いていると、このおじさんは近衛魔法師団のダルフ隊長だ。


今から第2王女カタリーナ様の件についての聞き取りだ。 まず、呪いについての質問が私に向けられた。


私が把握できていたことは、 ・呪いは脳内にあった ・解除したら命を落とすかもしれない程の、大きな呪いであったこと (普通は即死だけど、怖いから話を小さくした) ・解除と極大治癒魔法を間髪入れず素早く実行したので、何ら心配することはなかったこと ・実行するように指示したのはサドミスト様で、私は言われた通りにしただけで、全部サドミスト様のせいであること (そう言った瞬間、外では晴天なのに雷鳴が響いた) ・いつもの私なら、呪われた物や人を魔法を使わなくても見分けることができるが、今回はわからなかったこと ・解除した時に、ぬるっとした感触があったこと


それくらいだった。


ジェーコフとダルフの仲が悪く、いつも会議は進まない。だから通常、議事進行はオリビエの役割になる。


「ということは、非常に強力な呪いを、見事に隠蔽できる者の仕業ということですね。 カタリーナ様と接触した者は、 ・いつも身の回りの世話をしている侍従の者たち ・魔法の極大化を分析した近衛魔法師団 ・治療を行った中央教会の担当者 ・ロイヤルヴァルトに送迎した近衛騎士団の小隊 ・治療を行ったロイヤルヴァルト


これだけです。 呪いを使え、かつカタリーナ様に接触できたのは、近衛魔法師団と中央教会関係者に絞り込まれます」


「それでは、まず近衛魔法師団からカタリーナ様に接触した全員を調べて、その後中央教会の接触者を全員調査しましょう」


ジェーコフ司令の発言の、”まず、近衛魔法師団”という部分が気に触ったのか、ダルフ隊長は言い返す。 「ロイヤルヴァルトも全員調査した方がいいんじゃないですか? 何しろ特異者ですから。常識では分からない人たち揃いの、危ない組織ですからね」


うわっ! 嫌な感じだ。


「ダルフ殿、まだソニックファルコン襲撃の件もありますので、ご自重ください」 オリビエさんにたしなめられ、あからさまに横を向いてふてくされている。


話し合いは進み、近衛魔法師団の『呪いスキル保有者』全員の調査を行うことが決まった。 対象者のリストアップはダルフ隊長。 調査官はオリビエ団長、呪いの同一判定はオークリン。 (当初、調査官はジェーコフの予定だったが、ダルフの猛烈な反対により変更になった)


中央教会に関しては、国王の権限でも命令することができない。 密偵に調査させることになり、私の役目は、収集した品の鑑定と、連行されてきた人の鑑定だそうだ。


私で大丈夫だろうか? 全く自信がない。

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